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「言いたいことわかるよ」って言われた

先月、大阪と京都に行ってきた。シアトル時代にお世話になった人の結婚パーティーに出席するのと、高校時代の友人たちに会うのが目的。

それで、今回も「移動の時間」があった。
私は移動時間と乗り換え時間が好き。考え事に浸ったりちょっとしたタスクをこなすのには絶好の時間だと思ってる。

新幹線に乗っている間、私は最近心に響いた言葉を思い出していた。

もやもやした想いを、あまり上手く言葉に落とし込めないまま友人に説明していたときに言われた「そうだよね。言いたいことわかるよ」という言葉。もどかしかった気持ちと承認欲求を一気に包み込まれた気がして、その言葉が心に響いた。

ステマっていわれるそれは、咄嗟に出る「わかるわかる〜」ではなく、文字通りの「言いたいことわかるよ」だった。その人は、私の言うことがわからないときは、「それって例えばこういうこと?」「それって結局どうなるの?」もしくは「じゃあさ、これ知ってる?」と、話を機敏に返してくれる。話しやすい。

仮に私の話が斜め上の方向に走ってしまい面倒になるとそれを打診するような言葉で諭す。あ、ちょっと話しすぎてしまった、と思う。

仲の良い人だからこそ、その「言いたいことわかるよ」は嬉しかった。

東京駅に着いて下車する頃にはなんだか気分が晴れやかで、「私も、心に響く言葉を自然に声に出せるようになろう」と思っていた。

その前にまずちゃんと聞き手になれって話だ。

共感してくれる人がいる今の環境に感謝。刺激をくれる人たちに感謝。

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