日々之雑感　26

読んでね、と宣伝してるのでみんなわかっているとは思うが、せっせと毎日WEB記事を書いている。自分的に勝手にノルマを作り、土日を除く毎日1本必ずアップされるように、とちまちまとキーボードを叩く日々。

自己紹介などを読んでくれていたり、会って色々お話ししたことがある人は知っているが、元々がそういう仕事をしていたので、約10年ぶりくらいで毎日文章を書く生活をしている。恐ろしいもので、毎日普通に書くという習慣を一旦辞めると、なかなか文章自体を書かなくなる。あんなに普通に大量の文章を書いていたのに、本当に書かなくなる。それでブログも何度も挫折している。

しかもtwitterやLINEなんてやっていると「長文うぜー」になってくるし、自分も短文ばかりしか書かなくなるし、本当にびっくりするほどに文章ってものは書けなくなる。

元々が雑誌などの紙媒体で仕事をしていたし、WEBで書くのはあまりしたことがなかったのだが、とにかく最初はたったの2000文字が苦痛だった。必死に書いたつもりで文字数を見ると1000文字ちょっと。

えー、ちょっと待ってよ、何だ、これ！と自分で自分にびっくりした。長い文章も全く苦手ではなく、以前は編集者に「卒論かよ！」と突っ込まれたような20000字の原稿を出したりしていたのに、その10分の1が書けない。これは恐ろしいほど退化していると、びっくりというより、恐ろしくなった。酷い。10年近いブランクは大きい。

それでも、1カ月文章をほぼ毎日書く生活を続けていると、大分感覚は戻ってきたのでめでたしめでたしなのだが、趣味でも何でも文章を書き続けたい人は本当に書く習慣をやめちゃダメだよ。後からえらい苦労をするから。

そんなことを思いながら、カタカタとキーボードを叩く今日この頃。もう義務のようなレベルでカタカタと叩いている。楽しくないわけではないが、やはり自分の好き勝手には書けないし、文体も縛りがあるし、そこは当然遊びではないので受け入れて、カタカタとキーボードを叩いている。

しばらくは続けまっせ。




©madokajee