私(ENTP)はF型に近い?

こんにちは、窓井です。

MBTIについての記事などを読んでいると、ENTPはT型の中でもF型に近く、感情面への寄り添いや空気を読むことが可能などという内容をよく見かけるため、一個人のENTPとして己の分析を兼ねて書き残していこうと思います。
例に漏れずあくまで個人のお話ですので、言うまでもなく全ENTPに共通するお話ではありません。


感情への共感と共鳴?

F型は感情メインと一口に言っても、もちろんその差はあるだろうと思うので、自分が出会ってきたF型(あるいは推定F型)とのお話を前提にいたします。
まず私は「心が無い」など、そういった類のことを言われた事は記憶上ほぼありません。みんな言わないだけかもしれないけど。
比較的空気は読めるタイプだと自負していますし、相談事や愚痴などにはある程度乗れます。

F型が求めると言われている同意や共感なども、必要最低限は出来ていると思います。出来ない場合も、そこまで相手がムッとするような伝え方はしていないと思われます。多分。
ですが愚痴などを聞いていて、共感や慰めを口にしながら「いつまで続くんだコレ」「そんな事ばっか言ってても仕方ないのにな」と思うことはかなりあります。その愚痴が続けば続くほどその思考は顕著です。
相手が辛い思いをした、悲しい思いをした、などのエピソードを聞いている際は、「きっとこういう言葉を言った方が良いんだろうな」と予想して言葉を掛けます。
普段の生活においての会話も「こういう事を返した方が良いだろうな」「こう言ったら喜ぶだろうな」などと考えていることが殆どです。

もちろん感情は強いタイプなので、相手が仲の良い友人であればあるほど感情に共鳴する事はままありますが、泣いている友人を見て自分も泣きたくなるだとか、そういう事はありません。
更に、友人でもない相手となれば、何か話を聞いて感情がつられるなんてことは一切ありません。

そういったことから、私は【ロジック思考で感情を理解・予想するタイプ】だと思っています。
F型の方々のように、心からの共感などを持っているわけではなく、根本は理論づくと言いますか。
「こういう事が起きたからこの人は悲しんでいる」「こういう事が起きるとこの人は悲しむ」
「こういう事を言ったからこの人は怒っている」「こういう事を言うとこの人は怒る」
「こういう事を言われたからこの人は喜んでいる」「こういう事を言うとこの人は喜ぶ」
のような感じで、脳内ではその感情に行き着くロジックを組んでいます。
傍から見るとF型に近い言動を取っている場面も多々あると思いますが、話を聞いているとF型の感情面の思考はこうではないようです。
もちろん「相手が喜ぶことをする、伝える」「相手が悲しむことはしない、言わない」という考えはT型より強いでしょうが、似て非なるなぁと感じます。


とにかく謝って!とにかく共感して!はNG

この大見出しは少々誇張気味ですが、たまに耳にする私の身近にいるF型のご意見。
「喧嘩などをした時、まずは相手を怒らせたことや傷つけた事実に謝る(謝ってほしい)」
「相談や愚痴の時は、相手を慰めたり感情に共感すること先決!(共感してほしい)」
これ、難しいです。特に前者は9割無理です。
怒らせた事や傷つけた事実に謝罪、とは?そもそも怒った理由や傷ついた理由を理解しないままの謝罪に意味はないと思いますし、その理由も自分が理解出来ない物であれば認められません。
逆も然りで、自分も「とりあえず謝る」で謝罪されるのは大嫌いです。理由を説明し、相手が理解し、謝罪するべきだと感じた時に初めて謝ってほしいです。
話し合いする前に謝罪されたら、「謝ったのにまだ怒ってる…」的な空気にされることが多いので、本当に苦手です。謝罪して終わり、なんて喧嘩になんの意味があるんでしょう。
なので私は納得できるまで謝りませんし、納得するまで謝ってほしくもありません。この姿勢は話し合いが得意じゃない人や、謝ることを先行するタイプの方から見ると「謝れない人」と感じるようですね。
自分が悪かったと理解出来れば謝りますよ、私も人間ですもの。そのために説明してくれよ、と思います。理解したいのに…最後まで話し合い出来ることは少ない…
結局、喧嘩や口論になった際は、自分の意見も相手の意見も述べて話を進めていきたいので、相手に「詰められている」と感じさせてしまうようです。

後者に関しては、前述した通りある程度ロジックで感情面を推測するので、可能ではありますが、どれくらい寄り添えるかは気分によるところも大きいです。基本的には「全く思っていない内容には共感できない」です。
寄り添いメインではないので、「わかる~」は多少なりともわかる時にしか言えない。「とりあえず共感」は出来ないです。
どれくらい傾聴出来るかは、その人への好感度や、自分の気分、いろんな要素で決まります。
内容が面白い~と思った時や、相手との関係を構築することを優先する場合は、どうでもいい相手でも親身になって(いるフリで)聞けることも結構あります。恋愛相談とか、面白いですよね。
でも共通するのは、相談も愚痴も結構アドバイスベースになりがちなので、嫌な人は嫌でしょうね。飽きたら脳死でウンウン聞いてることも多いのでなんとも言えないですけど、アドバイスベースで話を聞いているうちはちゃんと聞いてると思ってくれていいと思います。

結論、相談や愚痴に対しての「とにかく共感して!」は、確率変動しますが、基本難しいです。
私が相談や愚痴に対して共感ばかり口にしている時は、本当にずっと共感出来るくらい似た思考の相手であるか、全然話をちゃんと聞いてないかです。


自分の感情の処理

例えば嫉妬した時、例えば寂しいと感じた時、例えば不意にイラッと来た時、例えばやる気に満ちた時…
いろんな場面で自分の感情が動いた時も、私は理由をちゃんと把握したいと思います。
特に負の感情を感じた際は、しっかり自分で理解したいです。
「多分これが原因でこう思ったから嫌だったんだろうな…多分」と確信出来ない場合は、友達に相談することも辞さないです。
「こういう事があって、私はこういう風に不快になったんだけど、多分こういう理由だと思う。どう思う?」
自分の感情についてのロジックを人に相談するってなんだよ、と思いますけど、結構目から鱗だったりするんですよ。
自分の感情の経緯は自分でもよくわからない事があるので、それをわからないままにはしたくないんですよね。納得できない不快感って嫌です。
理解出来れば自分への理解も深まるし、今後に活かせますしね。
なので、「理由はよくわからないけど、なんとなく嫌」ということは殆どありません。あったらわかるまで考えるし相談するので。
最後までわからないままだったなぁ、ということはないです。

これに慣れておけば人に対して伝える時も明確です。
「その言動で私はこう感じるからやめてほしい」明確だ。
なので、本当に心許した相手には自分の中で結構しんどいなと思うことはお伝えします。「それやめてほしい」と。
この先も仲良くいるためにはその方がお互い良いと思うので。


色々書きましたが、私は自分を喜怒哀楽が激しめなタイプだと思いますし、共感を欲する気持ちもあります。
大事な人へは出来る限り感情面で寄り添いたいと思います。
なので、T型の中ではF型に近いと言われていることについては、概ね納得しています。

納得しています、が。F型の対応を求めるべきではないと思います。
大体期待に応えられないから。
寄り添ってくれたらラッキーくらいのつもりでいてほしいです。
よろしくお願いします。何卒。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?