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選ばれたのは、安部若菜でした。


「もしかして俺、安部若菜のことも好きかもしれん」

この事実に気付いたことは、私にとって人生が色鮮やかに豊かに幸せになる始まりの合図でもあり、生きることが辛く今すぐにでも死にたくなる終わりの合図でもあった。


NMB48 安部若菜

まずは私の推しメン、安部若菜さんについて。
2018年1月21日に行われた第3回AKB48グループドラフト会議にて、5巡目指名でNMB48 TeamNに加入。(現在はTeam BⅡ所属)
初選抜は「恋なんかNo thank you!」で、以後のシングル、アルバムともに選抜され続けている。
2022年11月18日に「アイドル失格」で小説家デビューし、2023年3月27日に「愛される予感」で自身初の写真集が発売された。
Amazon等にて是非お買い求めください(宣伝大事)
ちなみにアイドル失格はドラマ化&コンプティークという雑誌でマンガ化もされました。
ものすごく簡単に説明しただけなのにこれだけでもすごいことが伝わりませんか?


安部若菜に出会う前

私は初期から安部さんのことを推してるわけではなく、安部さんの前の推しは、同じNMB48の和田海佑(わだみゆ)ちゃん。2020年9月12日お披露目された7期生の子。
和田さんに関してはお披露目の時に気になって、コロナ禍ということもありそこからずるずる日が経って、初めて会ったのは2021年11月14日の公演。この時すでにお披露目から1年は経過していた。

何故そんなに時間が経ったかというと、その頃は48グループのアイドルを推すモチベがほぼなかったから。
でも、48が好きだし48に推しが欲しかった。
だからお披露目で気になった和田さんを推そうと思いつつ、真剣にヲタクするモチベはない、この気持ちのせいでどっちつかずの日々を送っていた。
初めて会った公演から数ヶ月経ちこのへんで1回試しに復帰しようと思い「恋と愛のその間には」というシングルで和田さんの券を20枚程買った。

結論から言うと沼でした。

2日連続オンラインお話し会に参加して、1日目に私がお昼ご飯にウナギを食べたという話をしたら、2日目に和田さんから『聞いて!昨日ウナギ食べたって言ってたやん?お弁当にウナギあった!5種類くらいあったけどすぐウナギ選んだ。一緒や嬉しいと思って!』と言われた。

死んだ。

和田さんにすっかり沼ってしまった私は、4月に和田海佑生誕祭と5月に公演を2回入った。
あんなにずるずるした日々を送っていたのに、2週間に1回くらいのペースで和田さんに会いに行った。
どんどん和田さんが好きになりもっと和田さんのことを知りたかった私は、NMB48と言えばのコンテンツ「YNN」を課金。
YouTubeもたくさん見て、とにかく和田さんを視界に入れる日々に変わった。
もうここまでくるとお試しではなく本気になってた。
本気で和田海佑でNMB復帰するんだ。

そんな生活を少し過ごした頃に自分の中でとある変化があった。


君の名は

和田さんで満たされる日々の中、もう何度も見た動画を再生。
可愛いなぁとぼそぼそ呟きながら見ていたら、時々和田さんのいない方向に目がいく。
和田さんが左側にいるのに右側を見てしまうような。
そういや昨日もそんな時あったなと思い出しながら、またすぐに和田さんに焦点を合わせ動画を見る。
暫くするとまた和田さんがいない所を見ている。
自分の中で、なんで?何を見てるんや?と気になってくる。
そこで自分が何を見ているのか意識してみることにした。

『この子だ……。たぶんこの子のこと見ちゃってる。』

私は無意識のうちに他のメンバーを見ていた。
そのことにようやく気付く。
だが失礼な話、その子の名前が本気で分からない。
正体を知りたい私はその子に集中して動画を見てみる。
そしたら聞こえてくる名前

『わかぽん』


わかぽん?安部若菜?

名前を認識した私はすぐGoogleで「NMB わかぽん」と検索し、そこで安部若菜という人物を知ることになる。
元々NMB48のことは好きで推しメンも数人いたが、私は推しメン以外の情報が本当に入らず、特にドラフト3期生に関しては"意識的に見ない"ようにしていた。

これを話すと長くなるのでものすごく簡単に説明すると、応援していたドラフト3期候補生がドラフト会議で選ばれたにも関わらず辞退し、悲しくてそこからドラフト3期生を見るのが辛くて、ドラフト3期生のことになると過剰に拒絶していた。嫌いではなく自己防衛のために。

だからむしろ後に入ってきた6期生のほうが分かる。
それに歴代の元推しと安部さんはそこまで共演してなかったし……。公演で共演してても推しメン以外記憶に残らないし……。(っていう言い訳させてください)
名前を聞いても検索しても誰なのかピンとこない。だけど私は気付いたらこの子のことばかり見ている事実。
気になる……。


2022年5月29日

安部若菜という謎の人物が知りたくてしょうがない私は、ありとあらゆるSNS、動画サイトで安部若菜を検索した。
そんな中私はとある写真で衝撃を受けた。
それがこれ。

安部若菜 Instagram
2022年4月6日投稿

え、顔良すぎん?え?
軽くパニックに陥った。

さっきまで全然知らなかったのに、調べてる間に何を見ても可愛いでいっぱいになった。
安部さんを知り気になり調べた2022年5月29日は私にとって大切な記念日。(GO!肉!で覚えてね)

知らなかったからこそ1つ1つの情報がとても新鮮でするする頭に入る。
安部さんの1面を知るたびに良いなとなり、それに何よりめちゃめちゃ顔が良くて気になる。
調べてる内に私はとあることを鍵垢でツイートした。


そう私は気付いてしまった。
始まりの合図でもあり終わりの合図でもあるこのことに。


「告白の空砲」公演 千秋楽

安部さんに会える機会はすぐにやってきた。
6月3日に告白の空砲公演千秋楽があると知り申し込んだ。
Mobile枠は外れたが有難いことになんとか一般で拾われた。
ちなみに当時の私は告白の空砲公演がなんのことかはよく分かっていない。ヲタクの投票で決まったんやっけ?それくらいの知識。そんな奴が千秋楽入ってるなんて外れた人からしたらだいぶムカつくだろうな。

一般で当たった私は推定最後列の番号だった。
まあ、しょうがない。千秋楽が当たっただけ良かった。
だけどこのタイミングでとあることが起こった。
今まで1番から番号順に前列に座っていたのが、ランダム制に変わることになった。
てことは少しでも前に行けるかも!嬉しい!希望が見えた。
当日張り出された座席表を見たら、以前なら最後列の番号がまさかまさかの最前列にあった。
リアルに震えた。
安部さんに会えること、千秋楽に入れることだけでも十分幸せだったのに、最前に座れることになるなんて思ってもいなかった。

その当時はまだまだコロナ禍だったので、最前と言っても2列目。
それでもめちゃめちゃ近い。
ガチガチに緊張しながら幕が開くのを待っていたのを今でも覚えている。
隣の方が同じ安部若菜推しでグッズを身に着けていた。
「この方は安部さんの良さにもう気付いてたんだ。羨ましい。」とセンチメンタルになったのも覚えている。

暗転と共にOvertureが流れより一層緊張が増す。
待ってほしい。もうちょっとだけ時間が欲しい。
そんな願いは届かず音楽は流れ続ける。
手足の震えと汗が止まらない。
そんな中とうとう幕が開き、私は初めて安部若菜を"意識的に見た"。


パフォーマンスとレス

私は上手端の方に座っていた。
ちょうど安部さんのポジションから丸見えで、安部若菜と書かれたボードを持ってた私に1曲目の鈴懸なんちゃらから指差しをくれた。
とてつもなくテンションが上がった。
でも私にはそれよりも気になったことがあった。

事前情報で安部さんはダンスが苦手と頭に入れていたが、目の前で踊っている安部さんはめちゃめちゃかっこよくて、こんなにも良いパフォーマンスする子がいたんだ!とビックリした。
だから、どこがダンス苦手なんだ?と不思議でしょうがなかった。
それくらい私に刺さったパフォーマンスは、終演後「見ててこんなにも胸が躍る子初めてかも」って思う程。
それくらい私には安部さんのパフォーマンスが輝いて見えた。

レスの話に戻るが、私がこの日1番沸いたレスはユニットのキャンディー。
キャンディーは最後メンバーが上手側に寄ってきて決めポーズ(?)をする。
なんと、私のちょうど目の前に安部さんがやってきた。
しかも安部さんはしゃがみ担当。
だから0ズレでしゃがまれ目線が合いウインクされた。
1回それぞれの推しで想像してください。0ズレ+しゃがみ+ウインクですよ?ニヤけ止まりませんよね?私も書きながら思い出してニヤけてます。
実際これで完全に落ちた。
このことを5ヶ月後のお話し会で話したら『覚えてる!めっちゃ目反らされた(笑)』と言われ、恥ずかしさと申し訳無さで無事死亡。

その後もレスが飛んできて、お顔とパフォーマンスの良さにも魅了され、私は満足度100で帰宅した。


社会人の壁

公演の余韻に浸っていた私にとある試練が訪れる。
それは夏コンのお知らせ。
これの何が試練かって、ライブが紅組と白組に別れるということ。
その当時の推しは和田海佑とすっかりヤラれた安部若菜の2人。
最悪なことにその2人が別々の組になってしまった……。
しかも開催は木金土。土曜は行けても、関西に住んでないため平日は仕事終わりじゃ間に合わない。
それに安部さんハマりたてで安部さんモチベが高かった私は、夏コン前日の水曜にあるCOLORZというライブにも行こうとしてた。
だから全部行くと水木金の平日3日間休まなければいけない。
そんなの社会人が許されるわけがない。
選択を迫られた私はなかなか決めきれず、とりあえず申し込みを放置した。


和田海佑vs安部若菜

夏コンの選択を迫られている私は、どうするかを考えつつ相変わらず2人のSNSや動画を見て楽しんでいた。
どっちも可愛い。どっちも好き。
実を言うと夏コンの選択を迫られる前から、単推し思考気味だった私は、安部さんが気になった日から葛藤の日々を送っていた。
その様子を少しだけどうぞ笑

これ以外にもたくさん呟いててめちゃめちゃ葛藤してた……。
葛藤はしているが、ツイートから分かるように気持ちは安部さんに傾いていた。会ったばかりだしね。
そもそも2人目が現れている時点で答えは出ていた。
あと、こういう比べるツイートはメンバーが見たら嫌な気持ちになるので、ちゃんと鍵垢で呟いてます。

ちなみにこのツイートは安部さん推して1周年記念にオンラインお話し会があったので、印刷して本人に見せた。
特に2枚目のツイートが面白いって笑ってた。

そんなこんなでただでさえも葛藤していた私は、夏コンでさらに追い打ちをかけられ、もう完全に「1人に絞る」という考えしか頭になかった。

そして、2022年6月12日に、529日間続いてた和田海佑の推し登録を安部若菜に変更した。
そのタイミングで申し込み最終日を迎えた夏コンを申し込んだ。もちろん安部さんが出る公演だけを。
そう、私は安部若菜で舞うことを完全に心に決めたのだ。


異常者誕生

完全に安部若菜に乗り換えた私は、もう安部若菜のことしか考えられなくなっていた。
まだ何も知らない、まだ全然会ったこともないのに、とにかく安部若菜が好きでしょうがなかった。
早く会いたい。早く話したい。苦しくてしょうがなかった。
安部さんに会うためにまた何も知らないFRONTIERの千秋楽を投げ、無事に当選した。(FRONTIERがなんのことかは流れ的に端折ります)
けど、話す機会がない。
公演やライブ、個人の仕事で会えることは会えてる。
でも、根が接触厨の私はとにかく話したくてしょうがなかった。
待てど暮らせどシングルが出ない。
ナンバトルで選抜は決まっているはずなのに遅い。
お話し会に飢えてる日々を待ち続けようやくシングルのお知らせがやってきた。

念願のお話し会の申し込みが始まり、私はわくわくしながら毎週毎週申し込みサイトをポチポチしていた。
安部さんと話したいけどお話し会が用意されないことに苦しんでいた私は、安部さんと初めて話すシングルにも関わらずとんでもない枚数を買っていた。

その数、600枚


……
………

アホやろ。

ここでお聞きします。私が和田さんと初めて話すシングルは何枚だったか覚えていますか?

答えは20枚程です。
同じ初めましてのシングルなのに30倍の枚数を買っている。
600枚以上買ってる人はいるし1000枚以上買ってる人もいる。
自分より買ってる人はザラにいるしそんなことを言いたいわけではなく、話したことがないから対応が分からない、相性が合うかも分からない相手の券を600枚買ってることが異常で、自分のことながら心底気持ちが悪いし、安部さんで舞うことへの覚悟を早々に決めすぎている。


ヲタクからガチ恋へ

念願のお話し会を迎え、小説のことや、その他色々なことで安部若菜推しとしてとても満たされる日々の中、苦しくなることも増えていった。
言葉じゃ説明できず、もどかしく辛く、安部さんに対して矛盾した気持ちを抱きほぼ毎日泣いていた。

そう、私はいつの間にか安部若菜ガチ恋になっていた。

その事実に気付いてからはもう後戻りはできず、ガチ恋として生きていく他なかった。
元々アイドルは余裕で恋愛対象なので、以前はとある元AKBメンにガチ恋していた。
またあの時と同じようになるのか……。
でも、その考えは甘かったようで、あの時よりも安部さんへの気持ちは、比べものにならないくらい大きく重くしんどくのしかかってきた。


変化

安部さんに対するガチ恋感情は今も変わらず、なんなら増している。
ただ、ガチ恋はガチ恋でも、以前のガチ恋から1つだけ変わったことがある。
それは、面倒くささが減った。
実際に安部さんがどう感じているかは分からないけど、自分の中ではそう感じる。
そもそも安部さんを推してから性格が明るくなった。友達からもそう言われる。
何がそうさしているか?と聞かれると困るが、安部さんのおかげであることは明白。
安部さんにも『安部さん推してから明るくなったって言われる!』って伝えたことがある。それに対しては安部さんは『私もまどかに出会ってから明るくなったって言われる』って笑いながら分かりやすい嘘で返してきた。
そういう所が本当にどうしようもなく好きだ。

ありがとう

冒頭で私は安部さんを好きになったことは"終わりの合図"と書いた。
それはその通りでそこに嘘はないし大袈裟な感情もない。
本当に終わりではあるけれど、それ以上に安部さんのおかげで生きていられる。
安部若菜は何より大事で世界で1番好きな人。
小学生みたいなことしか言えないけど、本当に推してて楽しくて、活躍すると嬉しくて、会えると幸せになる。
そんな気持ちにさせてくれるのは、他の誰でもない安部若菜ただ1人。
安部さんだからお金を出して時間を作って応援している。
相手が安部さんだから意味があって、安部さんでしか満たされない。
私をここまで自分のものにできる安部若菜はおもしれー女(謎の上から目線)

そんな安部さんに伝えたいことはいつも感謝の気持ち。
『たまに最終回的なこと言うよな笑』
安部さんは笑っていたけど、私の元ガチ恋は、活動辞退のお知らせからろくに期間がないまま辞めていってしまったし、最後の握手会で自分も号泣してまともに感謝の気持ちを伝えられなかったので、その時の経験から、もう二度と今まで幸せにしてくれた子に感謝の気持ちを伝えられないまま終わってしまうのが嫌なんです……。

だから、定期的に重くなってしまうことに申し訳無さも感じているが、ありがとうの気持ちと大好きの気持ちが伝わってるといいな。


3年目の私と今後の安部若菜への想い

このブログを更新した本日2024年5月29日は、安部若菜のことが気になった日から2周年。
2年、数字だけ見るとまだまだだけど、本当に2年しか経ってないのか?って思うほど充実した2年間でした。
安部さんにとってこの2年間私との時間はどうだったのか、私のことどう思ってるのか、私がどんな人に見えてるのか、気になることばかりだけど臆病なので聞けたことがない。そもそも本音が聞けるわけでもないし。聞いて落ち込む可能性もあるし。
ただ、3年目は1つだけでも聞くことを目標にはしている。
それにもっともっと会いたいし、もっともっと話したいし、もっともっと活躍してる安部さんが見たい。

何より安部さんにはとんでもなく売れてほしい。
ガチ恋だったらファン増えたら嫌じゃないの?独占したくならないの?と聞かれるが、正直その気持ちがないわけではない。
けど、私のそんなゴミみたいな感情で、大好きな安部若菜の人生を邪魔したくない。

私は安部若菜という人、アイドルの可能性を心の底から信じているし、まだまだ大きな人になれて、いずれ小国を築き上げるようなそんなでっけぇ存在になってほしい。
難波の街は安部さんには小さすぎる……。
日本も小さい。島国に閉じこもってていい存在じゃない。
海を渡って空を飛んで大きく羽ばたいてほしい。
そんな風に願う推しメンは初めてです。
そのためにも元気に健康に生きててほしい。


どんどん大きくなる大好きな人を見逃さないよう、私はこれからも安部若菜ガチ恋として、安部若菜で生きて、安部若菜で死んで、安部若菜で舞いたい。




ここまで読んでくださった方ありがとうございます。
文章おかしかったりしたらごめんなさい。

最後にもう一回宣伝
アイドル失格と愛される予感買ってください!

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