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ラジオ零れ話:氷食する…

『漂着する!まだないとラジオ』をお聴きくださっている皆様、いつもありがとうございます。うなりです。

きびしい残暑が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

ひょんなことから僕がアイスばかり食べているというのがばれてしまい、今回はこんな話題になりました。

年間を通して、たしかにアイスばかり食べています。きびしい暑さのせいもあって、今年の夏は特に…。「冷たいものばかりたべてはいけない」と育てられたような気もしますが、思えば小さい頃から氷を食べるのが好きでした。

世には「氷食症」なる病名もあるそうで、Wikipediaによれば日に製氷皿一皿分を強迫的に食べてしまう…とありますから、流石にそこまでではないものの、ついつい氷を口にしてしまうのは、ほとんど悪癖かもしれません。

言い訳がましいようですが、しかし、氷には不思議なロマンがありませんか…。

どんな漁港にもかならずあるものだと思いますが、僕が住んでいる九鬼町にもやはり、おおきな製氷機がそびえたっています。ときどき、ゴォーッ、ガラガラガラ…という轟音が聴こえてくるとき、新しく氷がつくられたのがわかります。氷のつまったタンクに飛び込んでみたいなあと不謹慎な妄想をすることもありますし、水揚げされた魚たちが、たっぷり氷のつまった海水に漬けられている光景にも奇妙な魅力があるのをご存知でしょうか。

思えば、SF小説や映画に登場する、いわゆる「コールド・スリープ」にも昔から憧れていたような…。人間を「冬眠」させて、未来や外宇宙へ送ったりする、アレです。幼い頃に『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』で見た、カーボン凍結されるハン・ソロの姿にゾッとした体験が始まりかもしれません。

話が漂流しはじめてしまいましたが、ラジオ収録のあと、氷食文化史が気になって、田口哲也『氷の文化史』という本を読み始めました。古今東西の氷食文化について丁寧に紹介してくださっている本で、たいへん面白いので、またいつかお話しできたらと思っています。

アイス製造業界には「今年の果物」みたいなトレンド設定があるんでしょうか。今夏は「和梨」と「ピンクグレープフルーツ」がよく見られたように思います。先ごろ発表された赤城乳業さんの「大人なガリガリ君 ピンクグレープフルーツ」も氷菓の傑作だと思います。ぜひお試しください。

コンビニアイスばかりではなく、尾鷲の冷たいデザートも日頃から楽しませていただいています。おすすめは、この記事の写真にもさせていただいたカフェ・スケールの「フルーツパフェ」。ほどよい甘さのアイスクリームとフルーツの絶妙なバランスにはまっています。もうひとつ、尾鷲駅前の「純喫茶 磯」の「かき氷」と「トースト」を頼んで、交互にたべるのが、なかなか良い…と思っているのですが、これは好き好きかもしれません。お試しあれ。

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