見出し画像

映画にまつわる本 トランプ時代のアメリカに関する本

トランプが大統領に就任して以来、その状況を憂いた映画が多く作成されています。
作品の主題そのものがトランプ批判でなくても、劇中でトランプを明らかに批判していると思われるセリフが出てくる作品もたくさんあります。

11月に公開予定の「華氏119」はダイレクトな批判を展開しているでしょうし(マイケルムーア監督だから観なくてもわかりますね 笑)
ジョージクルーニー監督の「サバービコン」も痛烈なトランプ批判映画でした。
ブラックパンサーでは「賢者は橋を架け、愚者は壁を作る」というセリフが出て来ますし、トランプ批判ではありませんがドントブリーズの舞台はラストベルトのデトロイトでその錆びれた感じがよく表現されてましたね。主人公の若者たちが職がないために泥棒に入ろうとするのはラストベルトの現状を踏まえたことだと言われています。

ニュースを見ているだけでも、トランプの政策や彼の思想なんかは分かりますが、彼を支持する人々がどのように考えているのか?、どのような人生を送って来たのか?、メキシコ移民は本当に悪いのか?を知ることはなかなか出来ません。
それらを知る副読本として

「ヒルビリーエレジー」
「トランプのアメリカに住む」
「ルポ トランプ王国」
「ルポ 不法移民」

を挙げたいです。
「ヒルビリーエレジー」はラストベルトで生まれ育った著者が、実際にどのような人生を送って来たのか?そしてその地域に生まれ、生きて行くことがどのようなものなのかを描いています。
「トランプのアメリカに住む」では、著者がハーバードに赴任した約1年間で感じたことを述べています。
「ルポ トランプ王国」では、大統領選挙前後に、ラストベルトを中心に行ったインタビューを中心に、トランプ支持派の人々はどのような人物なのか、実際にどのように考えて投票したのか?が示されています。
最後に「ルポ 不法移民」では、大学院生として西海岸に留学していた著者が、実際に不法移民と一緒に日雇い仕事を行うことを通じて、不法移民たちがどのように生き、どのように考えているのかを克明に示してます。

これらの著書はとても読みやすいですし、単なる差別主義者への批判だけでなく、彼らがそのような考えに陥ってしまった理由を知ることができます。
おすすめです!

by matsu

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?