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勝手に映画の楽しみ方は自由だ!「ギャラクシー・クエスト」

新年度になりましたので、新コーナー「勝手に映画の楽しみ方は自由だ!」

シネマクティフ東京支部のメンバーなんて言っていますが、実はシネマクティフのポッドキャストに初めてメールを送ったのは、vol.20 からという「新参者」のラロッカが、それまで投稿していなかった「映画の楽しみ方は自由だ!」のメールテーマに勝手に答えるという不定期ブログです!

初回は、シネマクティフのポッドキャスト vol.12 「あまり映画を観ない人に勧めたい映画」に答えたいと思います!
(番組内で、マコチンが物議を醸している問題作でもありますので、是非、聞き直してみてください、笑)

https://itunes.apple.com/jp/podcast//id1034003459?mt=2

あまり、映画を観ない人に勧めたい映画は、
「ギャラクシー・クエスト」(1999年・アメリカ・ディーン・パリソッド監督)です!

この映画は、映画、ドラマなど「フィクションを観る」ことの魅力を描いた作品です。
だからこそ「映画とかドラマとか、ただの作り話だし、興味ないんだよね」っていう人に、オススメしたい。
どうして、人はフィクションに熱狂するのか、作り手はそれをどうやって受け止めているのか、その答えがここにあります。
そして、それでもフィクションを「ウソ・絵空事」だと決めつけてしまっている人の末路も描かれています、笑

などと小難しいこと言いましたが、とにかくこの映画本当に面白いんです!
「宇宙防衛軍を舞台にしたSFドラマを、実在する本物の宇宙防衛隊だと勘違いした宇宙人たちが、ドラマの役者たちに彼らの星の危機を救ってほしいと頼みにくる」というストーリー。
これを聞いて面白そうだと思った方、たまに設定は面白そうなのに観たらイマイチだったなんて映画もありますが、これは違います!
あなたのその想像の何倍も面白いこと請け合いです!

そして頭からおしりまでしっかりコメディに徹しているにも関わらず、後半は涙が止まらない。上映当時はこの感覚が忘れられなくて、何度もこの映画を観に劇場に通ってしまうほどでした。
人間にとって、笑いながら泣くって最高な贅沢だと思うのですが、まさにそれが味わえる映画です!


今回久しぶりにこの映画を観直してみたのですが、そのきっかけは、次回の4月のマンスリーシネマトーク東京のお題が「バイス」(4月5日(金)公開)だったことでした。
この映画は、アメリカの大統領がブッシュジュニアだった時、副大統領だったチェイニーを主人公にした物語。
「バイス」という言葉には、副大統領という意味に加え、悪徳とか邪悪という意味があるのですが、まさにそれを地でいった世界をメチャクチャにした男を描くという問題作であり、意欲作です。

そしてこの映画で、ブッシュジュニアを演じるのが、「サム・ロックウェル」
この人のことをググってみたところ、なんと、「ギャラクシー・クエスト」に出ていたのを発見したのでした。

「ギャラクシー・クエスト」上映当時は、出ている俳優を一人も知らずに観ていたので、言われても何の役だっけ?とまったく思い出せなかったのですが、改めて観てみると、

いました!
というか、メチャクチャ重要な役でした!!
いやむしろ、僕の中で、「トカゲ頭」に次ぐ、大好きなキャラでした!!!

僕の中で「彼」は完全に「ギャラクシー・クエスト」の「彼」だったので、サム・ロックウェルと全くつながらなかったのですが、いやいや、ザ・サム・ロックウェルでしたね!
是非「スリー・ビルボード」で彼のファンになった方も、「ギャラクシー・クエスト」を観て、「バイス」を観て、マンスリーシネマトーク東京に参加いただけたら嬉しいなって思います、笑。


ちなみに、もう二つ発見!
なんと、あの「名探偵モンク」が出てました!!
そして、三谷幸喜監督の「ギャラクシー街道」。悪名高いこの映画ですが、唯一僕が好き好きなシーンがあります。が、「ギャラクシー・クエスト」のあるシーンのもろオマージュでした、笑!

text by ラロッカ

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