-7-■1979ヤング向けからマニア向けに

 この年に放映された『機動戦士ガンダム』はそのハイブロウな作風からヤング層に高い人気を獲得。瞬く間にアニメ誌の表紙を飾るようになる。当時の『機動戦士ガンダム』のメインスポンサーはクローバーであり、その生産メーカーのひとつがタカラの東京工場であった。その関係から「ヤングポーズ」はクローバーのブランドとして展開している。「アムロ・レイ」「シャア・アズナブル」「ガルマ・ザビ」の三体が発売されており、放映終了後の発売にも関わらず、好調なセールスをあげたという。とはいってもテストセールス的なもので生産数はさして多くはなかったようだ。
 ただ、世間はガンダム・ブームが白熱しており、タカラではクローバーとは別にヤングアダルトを想定したさらなる新企画『スペースバッファロー(仮)』の開発がスタートしていたのだ。
(続く?)


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