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反戦
夢を見るのはもうやめた。
望んでいるものが正解とは限らないからだ。
源泉の分からない情熱に絆されて、誰かを踏み台にして、それを手に入れたとして、振り返ってごらん。
夢を追いかけて君は戦車になって、大量の生命を蹂躙してしまっているじゃないか。
「僕は不思議な星の下に生まれたんだ。つまりね、欲しいと思ったものは何でも必ず手に入れてきた。でも、何かを手に入れるたびに別の何かを踏みつけてきた。わかるかい」
「少しね」
「誰も信じないけどこれは本当なんだ。三年ばかり前にそれに気づいた。そしてこう思った。もう何も欲しがるまいってね」
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