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毛糸と遊ぼう!

ちょっと間が空いてしまいましたが、こんにちは。素材準備に明け暮れていました。

編みたいものと道具が揃ったら、次は毛糸選びです。楽しいけど、膨大な毛糸たちから一体どれを選んだらいいのか…と悩んだときに、一つの指標となれば幸いです。

本やパターンを購入して、糸が指定してあれば、それで編むのが一番早いです。早いですが少しトラップもあるので、それはまた後で書きますね。
お手頃価格のものからぎゃっ!と悲鳴を上げてしまうような毛糸まで様々あるので、色選び以外にも素材選びも楽しいです。
毛糸だから毛でできてるんでしょ?と思いがちですが、毛糸には色々な種類があります。毛、綿、麻。毛といえども羊毛だったりアルパカだったり。軽さや編んだときの肌さわり、暖かさや吸湿度、そして洗濯機可か手洗いのみか。色々な情報がラベルに表示してあるので、しっかり見ましょう。

たまとかせ

まずは形を確認です。そう!毛糸は玉で売っているもの、コーンに巻いてあるもの、かせで売っている細長いの、大体3種類の形で販売されています。
毛糸玉で売っているのは、そのまま編み始めちゃって大丈夫です。玉の中心に糸端があるので、空いてる穴に指を入れて毛糸の塊を取り出し、そこから糸端を見つけて編み始めましょう。そうすると最後まで玉の形をキープしたままあめますよ。
コーンに刺さっているものもそのまま編めます。ただ、玉売りよりも少し編みにくいので、ホルダーがあると編みやすいです。ホルダーはキッチンペーパースタンドで代用もできますよ。自作もできるのでググってみてください。
問題はかせで売っているもの。こいつはお値段高いものも多いのですが、長いのでたくさん編めます。ただ、一度玉状に巻き直してから編まないととんでもなく絡まるので、玉状に変える必要があります。「かせくり器」と「玉巻器」があると便利なのですが、なくても玉巻できるので頑張ってください。私はよく足にかせをかけて玉にしています。オンラインショップで買うと玉巻サービスしてくれるお店もあるので、よく分からない場合はお願いするのもいいでしょう。

針サイズ

前回紹介したように、かぎ針・棒針と一口に言っても、さまざまな大きさ(号)がありますよね。自分が編みたい作品がどの針を使用推奨しているのかを見て、それに近しいサイズの糸を選びましょう。国産メーカーの毛糸だと、日本の針サイズの号数で書いてあることが多いです。…そう!日本メーカーが売っている針のサイズと、海外メーカーが作っている針のサイズって、同じ号数でも太さ(針の直径)が異なるんですよ。なので、自分の使う針が何ミリの針なのかを知っておく必要があります。号数の横にミリ表記もあるので、針と糸のミリで合わせて買うようにしましょう。

ゲージ

これもまたラベルに書いてある大事な情報です。
普通に編むとこれくらいの大きさになりますよ、という指標です。人によってこのゲージは結構大きさが上下するので、毛糸を買ったらまずはゲージを取りましょう。特にセーターやベストなど、衣類はゲージが見本と異なると編みあがりサイズが全く変わってくるので、せっかく編み終わったのに小さくて着れない!とか悲しいことになります。糸に書いてあるゲージ表記はあくまでも参考ですが、目安となる大事な指標です。

でもどうしてもこの糸で編みたい!というのであれば、ゲージが合うように針のサイズを上下させるのもアリです。1、2号の上下なら許容範囲なのではないでしょうか(個人の感想です)。ふっとい糸使う作品に、細い糸で太い針使うと流石にイメージが変わってしまうと思うので、ゲージを編んで違和感がないかを確かめるのも大切です。

長くなりましたが、あくまでも糸に書いてあるゲージは目安。自分の手でスワッチを編んで、しっかりゲージを確認しましょう。伸縮性のある毛糸でマフラー編むんだ、という場合はゲージ取らないことも多いですけどね…。

余談ですが、よく「手がきつい」「目が緩い」なんて表現をしますが、それはその人の編み方の個性だと思っています。私はきついです。きついとどうなるのかというと、同じサイズの中でも目の詰まりがおおくなる、ということです。私は大抵見本より1号大きい針を使って、ちょうどいいゲージになることが多いです。編み方に慣れて、自分の編み方がきつめなのかゆるめなのかの傾向を知っておくのも大切なことですね。

糸の太さと長さ

これもほとんどの毛糸のラベルに書いてあります。本には書いてなくとも、使用毛糸の方には書いてあるはずなので、太さ感が同じ感じだと指定糸でなくても見本に近しいものがあめると思います。
こちらも日本表記と海外で流通している表記があるので、よかったら以下のブログ記事を参考にしてみてくださいね。リンク先は私がいつもお世話になっているブログ様です。ありがたやー。

洗濯について

出来上がった作品をゴンゴン洗濯機に入れちゃえるのか?クリーニングに出すべきなのか、手洗い推奨なのか。そう言った情報もラベルにきちんと表記してあります。しっかり読んで、長く着たいものですね。

ちなみにウールなんかはうっかり洗濯機に放り込んでしまうとフェルト化して縮んで悲鳴をあげるハメになります。私は数度靴下を逝かせてしまいました…。フェルト化してしまうともう糸の状態には戻せないので、本当に気をつけてください。オレノシカバネヲコエテユケ。

ロット

毛糸は大抵のものが染められて色がついています。機械やハンドダイで色をつけて売っています。で、この染めなのですが、同じ種類の毛糸でも、染められた時期が異なることによって若干色味が変わることがあります。…いやこれ若干じゃねぇ!ってくらい、色味が異なる場合も多々あります。なので、一つの作品にたくさんの毛糸を使用する場合は、ロットが同じ(=染めた時期が同じ)毛糸を用意する必要があります。ケチって少ししか買わなくて、あとで足りなくなって毛糸屋さんを再訪したらもう同じロットの毛糸売ってない、ってことも多々あるので、毛糸は余裕をもって買いましょう…。オレノ(以下略)。

日本の毛糸では結構ロット書いてあるものが多い気がします。逆に海外の毛糸はそんなにないかも?お国柄ってやつですかね。あくまで個人の体感ですが。

楽しいラベル集め

ということで、毛糸の種類と選び方を簡単にご紹介しました。長くなっちゃったけど。ラベルには大切な情報がぎゅっと詰まっているので、購入する前にしっかり読んでくださいね。

そしてそのラベルなのですが、いわばその糸の「顔」ともなるロゴが本当に素敵なデザインのものが多くて。私が直近で編み物再開したきっかけになったのも、可愛いラベルを見たからでした。なのでここからは私のラベルコレクションを紹介しつつ、毛糸のご紹介ができればと思っています。

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スペイン産の毛糸。めっちゃ軽くていい毛糸でした。
50g / 125m
10mmx10mm 18目x26段

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ストール編んだときにキットで入っていた毛糸。素朴な感じの毛糸でした。よき。
50g 328yard

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国産メーカー「ダルマ」の毛糸。ふわっふわでかるぅい。

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こちらも同じく「ダルマ」の毛糸。サマーニットを編みました。軽くて着心地よきな糸でしたよ。

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これもショールキットを買ったときについてきた毛糸。甘くないかっこいいロゴもいいですよねー。これはステッカーをPCに貼りたい。
384m
26-30目 / 4インチ四方

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私が編み物再開するきっかけになった毛糸のラベルがこれです!もー、なんなのこの可愛さ。スカートと足元の着こなしが不定期にちょこちょこ変わってそれもまた良し。このメーカーのラベルは全部可愛い。

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…個人的に悲鳴をあげるブランドの、まだ手が届いたやつ。モヘアなので失敗ができず、心臓ばくばくいわせながら購入した記憶が。

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ショップも運営されている「amirisu」さんのところの毛糸。めっちゃくちゃ編みやすくて、大好きな糸です。靴下最初に編むときはこれがいいと思うよ。特に模様編みするときはすごく綺麗に模様出てくれるので本当におすすめ。

まとめ

というわけで、ラベルかわいいよラベルはぁはぁと言いながらトレースしていたら投稿が遅れたわけでした…。そろそろzine本体に取り掛からないとやばいので、素材作りもこのくらいにしなければ、と頑張ってラベル模写しました。模写自体は楽しい。

多分一番長い記事になってしまいましたが、これにて毛糸の選び方は終わりです。このシリーズもそろそろ終盤。プロでもない資格もない個人の趣味範囲の私のお話ですが、これから毛糸と戯れたい!という方の何かのきっかけになっていれば幸いです。ここまで読んでいただいてありがとうございました。ではまた次回に。

ポチる前にそのお金であったかい飲み物買いましょう。