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今日が人生で一番バカな日

私はずっと自分を恥じてきた。
失敗はできるだけ、なかったことにしたい。

自分がいかにバカであるかということは、主に子供を通して知った。
子供達が小さい頃、必死で自分勝手な育児をしていた姿は私の恥で
できるだけ見たくないのに、末っ子は容赦なかった。
昔のホームビデオが大好きで、何度も繰り返し観る。
そこに映っているのは、自分勝手な母親。

・末っ子の可愛い仕草を撮影しようとしている猫撫で声と、それをしつこく邪魔してくる息子に放つ「やめて」の冷たい声との落差。

・息子の可愛い言い間違いをビデオに収めようと誘導するものの、独特の思考回路を持ち、ツーカーとはいかない(STR △)息子はなかなかキラーワードを発してくれない。"なんで言わないんだ”と自己中に呆れながらあれこれ問い続ける母を見兼ねて、空気の読める4歳の姉が弟の耳元で囁く。やっと息子はそれを言う。
「おっとっとっと〜♪」
(2歳の息子は、アドベンチャーワールドを「べんじょなるど」おっとっとを「おっとっとっと」と言っていた)

あぁ、嫌だ。見たくない。
「ありのままの自分を許す」
だなんて、私にはできない。
隠そう。隠さなければ。

そんな思考がいつまでも取れずにいた。

”ありのままの自分”を許せば、朝から晩までずーーっとソファでゴロゴロするんじゃないかと思っていた。ドラマを観ながらお菓子を延々食べ続け、全てを人のせいにして、周りの迷惑を顧みずに愚痴を垂れ流し、マウントを取って、「これが私だから仕方ないでしょ」と開き直るのではないか、と。
(自分に対するありのまま感がひどい😭)


今朝、ふと「今日が人生で一番バカな日」という言葉が降りてきた。
そうだ。
過去の私は今の私よりバカで当たり前で、
それは私が少しは前進している証なのだ。
過去の私に満点が付けられたら、私はちっとも成長していないということだ。

【ありのままは、今のままとは違う】

(占星術家まーくんが、師の言葉として書いていた)
自分を許す、とは、今のままで良い、ということではない。

私の言葉で言うなら”許す”よりも”認める”の方がしっくりくる。
今の私がバカであること、私のありのままを認め、受け入れ、前を向く。
一歩踏み出す。

だって、今日が人生で一番バカな日なんだもん。
バカでごめんなさい。
愛をありがとう。

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