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心からの言葉を交わし合えることの尊さ

予想以上に、深く、静かな、それでいてずっしりと響く言葉を交わしあえる時間を持てた。外はすごい強風が吹いてて、世情も混乱してるなか、この場は、心が揺さぶられながらも穏やかで優しい気持ちに満ちていた。

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マドレボニータの認定インストラクターとスタッフで、家族の多様性、性のグラデーションを語りました。

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スピーカーの丸山さんはトランスジェンダー(FtX)当事者。

女性として生活していたときに、マドレボニータのワーキングマザーサロンに参加してくれたこともあった。妊娠出産を機に、止めてきた感情を取り戻し、現在は男性として生きている。そのパーソナルストーリーをきかせてもらった。

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幼少期から違和感を感じながら大人になり、妊娠出産を機に本当の自分を取り戻したこと。6歳の息子さんは、2歳くらいから「ホントは男でしょ」「いま本物だね」と言うのだそうです。親が自分自身でいることの大切さを子が教えてくれた、すごいなぁ。

数年前まで希死念慮があったという丸山さんのライフストーリーをきいて、話を聞かせてくれてありがとう、なにより生きててくれてありがとうという気持ち。皆でのシェアリングのときには熱い涙もあちこちでみられた。

丸山さんが語られた言葉

親が自分自身でいないと子育てってうまくいかないなぁ

これはマジョリティマイノリティ関係なく真理だ

そういう変容が起きる時期にある人々に私達マドレボニータは向き合ってるんだよねという気づきもあった。

たくさんの真摯な言葉が交わされた夜でした。

「無知を恐れていたけれど、LGBTQについて理解するということよりも、性の多様性、ちがいを前提としたコミュニケーションをしてくことが大事なんだということが腹落ちした」
傷つかないよう「安心」できるよう配慮配慮で表面的なやり取りになる「安心」よりも、傷つけあってもやり直せること、ここにいていいと受け入れあえること、それが「安全」なんじゃないか

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この会は、都内だけでなく、北海道、東海、関西、アメリカと、各地域からのインストラクターとスタッフの参加がありました。

「その地域にいるセクマイの親御さんや子どもも想定されると思うと、後からまた嬉しい気持ち」と丸山さんが教えてくれた。

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単なる職員研修といった取り組みを超えて、一人一人が自分の命の源に深くつながり、真摯な、心からの思いと言葉を分かち合えた時間だった。

皆さん、温かいですね。
離れているのに体温を感じました。

この取り組みは、これからも、マドレレインボーアクションとして、続けていきたい。ひとりひとりの違い、その違いこそが尊いこと。それを前提にしたコミュニケーションを希求するのがマドレボニータに集まる人たちの信念であることを、確認しあって行きたい。


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