書評「Sodium Bicarbonate」by Mark Sircus

「Sodium Bicarbonate」by Mark Sircus

Sodium Bicarbonate=重曹
重曹=重炭酸塩
副題:Nature's unique First Aid Remedy:天然の独特な応急処置薬

重曹とは?
天然で安全な抗菌抗カビ剤で5%以上の濃度の重曹水に浸せば1分以内に食品の表面についている菌を無力化できる
薄めて飲むことで感染症を防ぐ効果もある
重曹は体内で細菌やカビを増殖するのを防ぐ
また、重曹で歯を磨くと歯がキレイになり、歯周病の予防にもなる

重曹は体液をアルカリ性にする
体液が酸性に傾くほど炎症が悪化する
アレルギーも体液の酸性アルカリ性のバランスを整えることが非常に大事
酸性化するほどアレルギー症状を悪化させる

風邪やインフルエンザにも重曹は有効
ティースプーン半分をコップ1杯の水に溶かして一日二回から六回飲めば風邪やインフルエンザやのどの傷みが早く治る
体液のPhバランスは健康維持にとって極めて重要で大変な酸性になるほど細胞の老化が進んでついにはがんや心臓病、糖尿病、高血圧、腎臓病、胆石、骨粗しょう症関節炎、胸焼け、胃酸の逆流、アルツハイマー病などといった深刻な症状を引き起こすと言われる
重曹は体液をアルカリ性にすることで様々な疾患を予防改善する効果がある

重曹つまり重炭酸塩は膵臓の健康維持にとっても欠かせないもの

重炭酸が十分になければ、膵臓(すいぞう)は徐々に劣化していき、インスリンを分泌できなくなって、ついには糖尿病になってしまいます
重炭酸はミトコンドリアに直接働いて、細胞のブドウ糖代謝を高める。つまり重曹は糖尿病の予防や合併症予防にとても有効ということ

重曹は腎臓の健康維持にとっても有益
腎臓というのは血液のペーパーを監視して血液を弱アルカリ性に保つ働きをしている
そのため腎臓は1日に約250グラムもの重炭酸を作っている

重曹は胃酸が引き起こす問題にも有効
胃の入り口の括約筋:食道括約筋をしっかり閉じるためには、胃酸の分泌を減らすのではなくて増やすことが重要
胃酸によって括約筋がしっかり閉じるから

また胃酸が逆流するのは胃酸が多いせいではなくて胃酸が不適切な時間に分泌されることが問題ということ
重曹は胃酸を中和して胃の粘膜を守ってくれる
ただし食後に飲むと炭酸ガスになってゲップが出るため、食事の1時間前か食事の1時間半後に重曹を水に溶かして飲むと効果的

また胃潰瘍の原因になるピロリ菌も重曹で殺菌できる

重曹で癌が治った例がたくさん紹介されている
重曹ががんに有効である理由は2つある

1つは重曹が細胞に届く酸素を増やすこと
がん細胞は酸素はない環境を好む
低酸素の状態になるとがんの増殖が進んでしまう
反対に酸素がたくさんあると、がん細胞が生存しにくくなる
そして自然に死滅していく

細胞に届く酸素量は体液に含まれる酸素量ではなくて二酸化炭素によって決まるということ
体内の二酸化炭素の大半は重炭酸のかたちで体液に溶け込んでいて強い血管の拡張作用がある

重曹は体液の二酸化炭素を増やして血管を拡張させる機能がある
また重曹は体液をアルカリ性にすることで体液の溶存酸素量:酸素が溶け込める量、を増やす
溶存酸素量は体液のPhで変わる

理想はペーハー7.4の弱アルカリ性

Phが下がるほど酸性になりPhが1下がると溶存酸素量は10分の1になる
2下がると溶存酸素は100分の1になる
体液のPhは尿で確認できる
もし尿のPhが5.4ならば、細胞に届く酸素は正常レベルのたった1%しかないということ。
このような低酸素状態になると、細胞は酸素を使わないでブドウ糖を代謝することになる。
すると、乳酸が発生して細胞の周囲が酸性に傾く。そうして酸性になるとますまず細胞に酸素が来なくなる。
こうして元に適した環境になってしまう。
重曹は体液の二酸化炭素の量を増やすことで血管を拡張させてさらに体液をアルカリ性にすることによって溶存酸素量を増やす。
こういうことで細胞に届く酸素が増える

重曹がガンに有効な理由の2つめ

二つ目は重曹がカビを殺すこと
実際カビがガンの大きな原因になっているということ
重曹ははカビを殺菌することによってガンを撃退させるということが書かれている

掃除に使ったり調理に使ったりする身近な重曹がここまでいろいろな疾患に有効

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