見出し画像

公演に参加してみたら、思ってた「好き」と違ったお話


こちらの記事は、すーさん(@susan_4221)主催のアドベントカレンダー「あなたは謎が好きですか? Advent Calendar 2019」に寄稿したものです。






僕は、謎解きが好きです。






どうも、まっきーです。

あっという間にもう年の瀬ですが、皆さんの今年の個人的ビッグニュースは何でしょうか。

僕は、やっぱり「謎解き公演に初めて参加した」ことは外せません。

ああ、公演。待ちに待った公演。なんて楽しいんだろう、公演。ビバ公演!!

とまぁ、それまでずっとTwitterで一枚謎ばかりを摂取して生きていた僕は浮かれまくっていた訳ですが、それからいくつかの公演に参加する内に、ふとこう思います。


「あれ? 公演ってあんまり謎解きしてなくない?」


いえ、確かに謎は解いているのです。

小謎なんかはTwitterで見るのと同じような種類の謎がたくさん出ます。

ただ、自分が感じる「公演楽しい! ヒャッハー!」の「楽しい」が、ほとんど謎以外の部分に対するものであることに気づいたのです。

あるいは、公演において「楽しい」と感じているものは確かに「謎解き」なのだけれど、これまで解いてきた「謎解き」とはまた全然違ったジャンルのものだと位置づけている自分に気づいたのです。

なるほど、僕は「一枚謎を解くのが好き」だし、「謎解き公演に参加するのが好き」だけれど、この二つの「好き」は全く違う感覚だったのか。




ここで少し、僕の子供の頃の話をします。




僕には、小さい頃から好きなことがあります。

頭の体操」です。

なぞなぞの本は家にたくさんあったし、小学校で友達と出題しあったりもしていました。

IQサプリは毎週家族全員で観ていて、家族の誰よりも早く、誰よりも多く正解がわかり、自分のIQは120あるのだと信じきっていました。

毎週土曜日に新聞に載っていたパズルは必死になって解いていたし、よくパズル雑誌を買って貰ったりもしました。

与えられた問題を読み解き、連想し、考えを巡らせて答えを導き出すことが、たまらなく好きでした。




僕には、小さい頃から好きなことがあります。

読書」です。

学級文庫はあらかた読みつくし、図書室はお気に入りの場所でした。

特にミステリ、ファンタジー、SFなど、少し現実とは乖離した舞台を扱う小説は夢中になって読んでいました。

「本を読み始めると周りのことを遮断して、“世界”に入っちゃうよね」と苦笑混じりに言われることもよくありました。

登場人物に自分の心情を重ね、自分ならどう感じるだろう、自分ならどうするだろう、と妄想の世界を旅するのが、たまらなく好きでした。




話を戻しましょう。




僕が「一枚謎を解くのが好き」なのは、「頭の体操好き」に基づくものなのだと思います。

与えられた謎を、見方を変えたり、連想したり、経験を組み合わせたりして「解き明かす」ことが楽しいのです。


僕が「謎解き公演に参加するのが好き」なのは、「読書好き」に基づくものなのだと思います。

与えられた目標に対して、状況をイメージし、物語に入り込み、仲間と協力して問題を解決するというシナリオを「体験する」ことが楽しいのです。


これから先、謎解きは僕にどんな新発見を魅せてくれるのだろう。

これから先、謎解きは僕にどんな夢物語を体験させてくれるのだろう。

そう思うとワクワクが止まりません。






僕は、“謎解き”が好きです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?