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北コース見どころ①|ノコギリ屋根の工場が残る景色

普段、フレッシュ佐武の帰り道にしか見ることがない内免町。改めてじっくりと散策をしてみました。

かつて千保川沿いには鋳物工場をはじめ紡績工場、捺染工場、冷蔵工場、、、多様な工場が密集し高岡の産業を牽引してきました。現在ではなかなかその様子を残す地域はありませんが、内免町には今でも工場や事業所が多く立地しています。

そんな内免町をgoogle mapを眺めていると大きな工場を見つけたので、向かってみると、
なんと、ノコギリ屋根の工場が。。。

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ノコギリ屋根と言えば、戸出にある戸出物産の工場と、能作淳平さんが設計した昭和ノート工場しか頭になく、まちなか周辺にノコギリ屋根の景色が残っていると思ってもいなかったので、興奮気味で撮影。

ノコギリ屋根の持ち主である日東製網株式会社は、漁網などに用いられている無結束網を製造する事業所です。1910年に広島県で創業し、1946年に高岡工場が開設されました。

内免で漁網を製造しているなんて知りませんでした。
それにしてもなぜ、戦後に高岡へ工場を設立しようとしたのか不思議です。
そして、工場の中も一体どのようになっているのか気になります。

高度経済成長期に製造業の工場はすべて郊外へ移転してしまったように思いましたが、意外と身近なところで産業が息づいていました。
まだまだ知らないことがたくさんありそうです。


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