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マシンザーOO公式設定 ~用語解説~

マシンザーの世界を語るために不可欠な用語について解説しよう!!

①クラプターとは

クラプター(corrupter)とは、2058年に人類を滅ぼすことになるゾンビのような状態になった人間たちだ。無限エネルギーOOの研究過程で発生した副産物のIN粒子(詳しくは「②OoL粒子とIN粒子」を参照)によって細胞がクラプター発生の原因である。
変異の状態は大きく3つのステージがあり、それぞれのステージに応じた装備(コンパッションスーツ)でマシンザー達は戦う。以下、クラプターの3つのステージを解説しよう。

■ステージ1:軽度クラプター
IN粒子の影響が軽度なクラプター。粒子によって人のネガティブな感情が強化され、思いやりに欠けたり運転が乱暴になったりする。放置しておくと、周囲にネガティブな感情を広げてしまう。
影響が軽微なことから普通の人間と区別がつかず、マシンザー達しか発見できない。

■ステージ2:中度クラプター
IN粒子とネガティブな感情によって、脳機能や肉体が強化された状態のクラプターだ。強化された知能を活かした謀略を好み社会の中枢を侵食する厄介な奴らだ。やがて世界を誤った方向へ誘導する。
知能や身体機能が大きく強化されている以外は普通の人間とは区別がつきにくい。
2020年代では、まだ発生していないはずだ。

■ステージ3:重度クラプター
IN粒子によるの強化が限界を超えたため、肉体も知能も崩壊したゾンビのような状態のクラプターだ。その中には崩壊の過程でモンスターのような状態に変異した個体もいる。
想像を絶する苦痛の中にいるためIN粒子の影響が更に強まり、肉体の治癒速度が異常に速い。そのため崩壊と回復を永遠に繰り返し続け、倒すことも困難である。
この状態のクラプターが大量に発生したことで、人類は彼らに敗れることとなった。


②OoL粒子とIN粒子

次は、マシンザーOOのエネルギー源であり、クラプター発生の要因でもある謎の粒子について解説しよう。

■OoL粒子
OoL(Origin of Life)粒子とは、生命の意思の媒体となる粒子で、人の優しさや楽しさといったポジティブな感情と共鳴して膨大なエネルギーを発生させる。
このエネルギーは、生命が幸せにくれしている限りは永久に発生するため、「無限エネルギーOO」と呼ばれ、夢のエネルギーと考えられていた。
無限エネルギーOOは2045年に実用化され、マシンザーの強化スーツ(コンパッションスーツ)も、このエネルギーが動力源となっている。

■IN粒子
IN(InfiniteNegative)粒子とは、無限エネルギーOOの実験過程で生成されてしまった想定外の副産物である。人のネガティブな感情(恐れ、焦り、嫉妬など)に反応して人の細胞に影響を与えるマイナスエネルギーを発生させる。このエネルギーが人間の脳機能・身体機能・自我を強化し、人間はクラプターと変異してしまう。
マシンザーOOの2020年代における使命は、このIN粒子によって変異した人たちを元のやさしい人間に浄化することなのだ。


③マシンザーOOの装備

無限エネルギーOOを動力とするマシンザーOOの装備は、基本的に相手を倒すのではなく、防御と戦闘の意思を消し去ることに主眼が置かれている。
以下、そんなマシンザーOOの装備や技について解説しよう!!

■コンパッションスーツ
マシンザーOOが身に纏っているコンパッションスーツは、無限エネルギーOOから生成された金属「レイザニウム」と繊維「ワイルドファイバー」が主要な素材となっている。レイザニウムの純金属は、生成に用いる無限エネルギーOOを発生させた人間の特性によって様々な色に変色する。オオマシンザーとナベシマシンザーの色が異なるのは、そのためである。
オオマシンザーの赤は、OoL粒子が純粋な「たのしさ」や「喜び」に反応した際に発生する無限エネルギーOOから生成されたレイザニウムだ。一方のナベシマシンザーの白は「優しさ」や「思いやり」に反応した際に発生する無限エネルギーOOから生成されたレイザニウムである。

コンパッションスーツ

このコンパッションスーツは、使用者のメンタルに反応し、対クラプター戦をサポートする。スーツ使用者の感覚は研ぎ澄まされ、In粒子やマイナスエネルギーを感知することができる。ワイルドファイバーは使用者の筋力を強化し物理的な衝撃を吸収する。使用者が集中力を高めることで大量の無限エネルギーOOを生成することができ、そのエネルギーでスーツを強化したり、エネルギーを放出する機能も備えている。

■コンパッションスーツの強化形態
コンパッションスーツはマシンザーが集中力を極限まで高めた時、無限エネルギーOOによってコンパッションスーツは2段階の強化を行うことができる。

コンパッションスーツ進化

軽度クラプターには、第一形態で十分対応することが可能である。しかし、中度クラプターは個体によっては強力な攻撃をしたり、巧妙にステルス化できる者も存在する。そういったクラプターに対しては第一形態では十分に対応できない場合もあり、戦闘力・防御力・クラプター感知能力を高めるためにアーマー化(第二形態への変身)する。重度のクラプターが相手の場合、極めて強力な戦闘力が必要となることに加え、クラプターの回復を阻止しながらダメージを与える特別な攻撃が必要となるため、ハイパー化(第二形態から第三形態への変身)する。
コンパッションスーツの強化は、強化するほどエネルギー消費が激しくなるとともに使用者への負担も大きくなる。そのため、マシンザーは状況に応じて必要最低限の強化のみを行ってクラプターに対応する。

2016年にタイムスリップした際、コンパッションスーツの一部機能が原因不明の不具合を起こしたため、マシンザーOOはコンパッションスーツの強化が行えなくなってしまっていた。幸い、この時代では中度・重度のクラプターが未発生と考えられることもあり、2020年代のマシンザーOOはたのしさや優しさなどの感情より発生する無限エネルギーOOでクラプターを浄化する非暴力のヒーローとなっている。

■コンパッションバースト
軽度クラプターや一部の中度クラプターは、高濃度の無限エネルギーOOによってマイナスエネルギーの影響を浄化することができる。この高濃度の無限エネルギーOOを発生するマシンザーOOの必殺技がコンパッションバーストである。
コンパッションスーツ使用者が集中力を極限まで高めたうえで「純粋な優しさ」を発揮することができたときこの技が発動する。

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■コンパッションギャラクティカ
膨大な量のOol粒子を発生させることで、IN粒子で歪んでしまったあらゆる物質を、時空を超えて本来あるべき場所に帰すマシンザーOOの究極の必殺技。この技の発動に必要には想像を絶するエネルギー量が必要なため、第3形態のマシンザースーツでなければ発動できないうえ、一人のマシンザーだけで技を発動した場合エネルギーのコントロールができないため、基本的には2名以上のマシンザーが協調して実行する。

■IN粒子クリーナー
2058年に完成した大気中のIN粒子を除去することができる一見スマホに見えるコンパクトだが強力な装置である。
このクリーナーは、人間の純粋な善の心に反応して僅かな除去物質を発生させ、この物質を一定量蓄積することでクリーナーを発動させてIN粒子を除去できる。装置の発動のためには、極めて高純度で大量の無限エネルギーOOが必要となる。
マシンザースーツに組み込まれ利用され始めたものの、クリーナー発動のペースが、クラプターの大増殖によるIN粒子増大のペースに追いつかず、世界を救うことができなかった。
2020年代のマシンザーの主なミッションは、クラプターを浄化することだけでなく、善行を重ねて浄化物質を貯めてIN粒子そのものを撲滅していくことである。


④キャラクター

マシンザーOOはオオマシンザーとナベシマシンザーの2020年代の活躍を描く物語だ。この物語には、オオマシンザーとナベシマシンザーをサポートしてくれる心強い味方もいる。以下、マシンザーOOと彼らを支える仲間を紹介しよう!!

■オオマシンザー
2050年代のアルカディア研究所大町研究室の研究員の一人で、クラプター撃滅部隊マシンザーのチームリーダーの一人として活動していた。2058年に行ったタイムスリップで1999年を目指したが、2016年10月5日のOO町車校界の会場にたどり着いてしまった。どうも無限エネルギーOOがこのイベントに引かれたらしい。以後、大町自動車学校内にアルカディア研究所大町研究室を設置し、クラプターとIN粒子撲滅に取組む。
オオマシンザーが「楽しさ」にこだわる原体験は、彼がマシンザーに志願する直前にある。人のエゴがクラプター化を引き起こすことを知っていた彼は子供を厳格に育てすぎた。行き過ぎた厳格さから心を閉ざした彼の子は、オオマシンザーへの反発が引き金で強力なクラプターとなってしまった。その喪失感と後悔と反省から、反動のようにたのしさにこだわり始め、緩いパーソナリティを演じている。しかし、残念ながら彼のギャグは殆どが寒い。

オオマシンザー1

■ナベシマシンザー
2050年代のアルカディア研究所鍋島研究室の研究員の一人で、クラプター撃滅部隊マシンザーのチームリーダーの一人として活動していた。オオマシンザーの後輩にあたる。
オオマシンザーとともにタイムスリップを行ったが行方不明となり一時記憶も失っていたが、2020年時点ではオオマシンザーと合流できている。
ナベシマシンザーが「優しさ」にこだわる原体験は、彼がマシンザーに志願する直前にある。世界を救う任務を最優先しクラプター対策研究に没頭したばかりに、恋人に無関心となったナベシマシンザー。恋人はその寂しさから強力なクラプターと化してしまった。この事件がきっかけでナベシマシンザーは優しさ・慈愛の大切さに気が付かされた。

ナベシマシンザー


■有明ガタゴロウ
有明海でワラスボ釣りをしていたレイザー・ワイルド博士と出会い、自称博士の助手となった謎の生物。佐賀県の非公認キャラクターとして人気を博している。
博士の死後も研究所メンバーをサポートし、未来の世界ではマシンザー隊設立にもかかわった。2058年代にオオマシンザーと共にタイムスリップしたが、その後の動向は謎に包まれている。
タイムスリップが成功したのであれば、2016年には未来から来た有明ガタゴロウと2016年の有明ガタゴロウが存在しているはずだ。しかし、2016年に有明ガタゴロウは1匹しか存在していない。この有明ガタゴロウは2016年の有明ガタゴロウらしいが、なぜか2050年代の記憶を持っているらしい。謎の多い有明ガタゴロウは、果たして何者なのか!?

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■インフィニータ
マシンザーOOをサポートする万能メカ。OoL粒子やIN粒子を解析することでコンパッションスーツの機能を補完することが主要な機能である。加えて、マシンザーOOがクラプター対応に集中できるよう生活のサポートを行うこともできるとても気の利いたヤツだ。
様々な状況におけるサポートがミッションのメカのため、周囲に気を使える「やさしか回路」を搭載し、常に気遣いを学習し続けている。但し、この「やさしさ回路」は調整が難しく不完全なシステムのため、「やさしさモード」で稼働しているインフィニータは度々混乱してしまう。

インフィニータ

■ケッタクイーン
2020年代に突如現れた、重度クラプター。本来、重度のクラプターは知性や肉体が崩壊しているのだか、そういった症状が起きない特別な耐性をもつ人間がクラプター化し、マシンザーOOを凌駕する力を持っている。どうも未来のマシンザーOOを知っているらしく、特にナベシマシンザーと何らかの因縁があるらしい。

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■ナギリン
クラプターの事件の影に見え隠れする全てが謎の存在。タイムリープができる唯一の存在というSF設定があるらしい。

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⑤年表

マシンザーOOの物語は、タイムスリップやタイプリープなど時間軸が変化するため、時系列がとてもややこしくなっている。用語の説明のそのせいでちょっとわかりにくい。そこで、出来事の時系列を年表にしてわかりやすく整理してみたぞ。

年表


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