マシンザーOO公式設定 ～プロローグ～

2058年、人類は滅んだ。
謎の粒子によって多くの人間が「クラプター」と呼ばれる怪人と化した。凶悪なクラプター達が世界を制圧し、地球は彼らが支配する星となった。戦いに敗れた「クラプター撃滅部隊マシンザー」の生き残りは、最後の望みをかけて過去へのタイムスリップを試みた。クラプターから世界を救うためには、過去の世界でその根源を消滅させるしかなかった。

マシンザーが纏うコンパッションスーツの動力源である無限エネルギーOOは、OoL粒子という粒子と人間の良心の共鳴することで発生する夢のエネルギーのはずだった。しかし、無限エネルギーOO実用化の過程で行われたある実験で、人の細胞に悪影響を及ぼしクラプターに変異させるIn粒子が発生した。タイムスリップの目的地は、問題の実験が行われた1999年だったが、トラブルにより2016年に到達してしまった。

2016年には、既に変異の初期段階にある軽度クラプターが現れ始め、その特徴である自己中心的で親切心が欠けた彼らが社会に影を落とし始めていた。運転に関しても自己中心的な特性が顕著になり、交通事故を引き起こすケースが増え始めていた。

無限エイネルギーOOは高度成長期の佐賀県大町町で行われていた、レイザー・ワイルド博士の研究の中で発見された。クラプターの影響はこの地域の周辺から顕著となり始め、2016年の佐賀県は、10万人あたりの事故人数が５年連続ワーストワンという状況に陥っていた。オオマシンザーは、レイザー博士の元同僚達とともに活動の拠点として、アルカディア研究所大町研究室を大町自動車学校内に設立した。そして、クラプターを鎮めて無限エネルギーOOの平和活用するための活動を始めた。In粒子が世界中に広がる前に全てのクラプターを浄化し交通事故をも根絶する。そのことが未来の人類滅亡を阻止することに繋がるのだ。

無限エネルギーOOとは本当に夢にエネルギーなのか？
それを開発した博士の真の狙いとは？
マシンザーの助手のガタゴロウの正体とは？
オオマシンザーの必殺技とは？
もう一人のマシンザーとは？

謎が謎を呼び、人類の存続を背負った果てしない戦いが今はじまった。