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私の芝居日記 2号 「レ・ミゼラブル」

神に召されて
人生は苦難の連続。仕事、子育て、お金、老後、病気と悩みは尽きない。心の平安が訪れるのは神に召せられた時ではないかと思います。
レ・ミゼラブルの主人公ジャンバルジャンは若い頃、妹のためにパンを盗み投獄されます。長い投獄を終え仮釈放されるが前科を持つ者に世間は冷たく酷い。意を決し、仮釈放通知書を破り捨て、別の人物になりすまし、新たな人生を歩む。一時は成功を収めるも、身元を見破られ、世間から身を隠す生活を生涯続けることになります。死期を迎え、やっと誰からも追われることのない本当の心の平安を得るという物語。愛する娘に看取られ永眠するシーンではいつも泣いてしまいます。悲しいというより、祝福の涙とでもいうのでしょうか。「来世では安らかに」と願うわけです。こんな風に理解するのは私だけかもしれませんが。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 私の芝居日記2号
「レ・ミゼラブル」(東宝)
プロデューサー:サー・キャメロン・マッキントッシュ
演出:ローレンス・コナー/ジェームズ・パウエル
出演:佐藤隆紀(ジャン・バルジャン)、川口竜也(ジャベール)、知念里奈(フォンテーヌ)、屋比久知奈(エポニーヌ)、内藤大希(マリウス)、熊谷彩春(コゼット)小野田龍之介(アンジョラス)、駒田一(テナルディエ)、谷口ゆうな(マダム・テナルディエ)他
日時:2021年7月15日13:00〜16:00
場所:帝国劇場(東京日比谷)

週末、ミュージカル「レ・ミゼラブル」を観てきました。1,800人以上入る帝国劇場は二階席の奥までびっしり。終演後は客席総立ちのスタンディングオベーション。
このミュージカルは今まで10回以上観てきましたが今回は初めての2階席。オーケストラBOXがよく見えました。2階席だったからか、音の迫力は今までで一番。また、広い舞台が奥まで一望できました。1階席とはだいぶ印象が違います。
出演者全員で歌う「民衆の歌」と「オン・マイ・オウン」は今回も素晴らしい。一方、ソロはちょっと物足りなさがありました。昔聴いた福井晶一(ジャンバルジャン役)の「彼を帰して」が余りにも素晴らしく、記憶に残っているからでしょう。この曲いいですよ。ぜひ、皆さんも聴いてみてください。
余談ですがオーケストラBOXがよく見えたので新しい発見がありました。指揮者の対面に一人の女性が最後まで立ているんです。楽譜をめくっていると思われますが、楽しそうに体を揺すっているのが印象的でした。楽譜係だと思うんですが、皆さんご存知ですか。知っていたら教えてください。
では、また次回お会いしましょう。さようなら。

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