音楽放談#3 ニューオーダーの神曲 セレモニー 3バージョンについて

ニューオーダーの説明はしません。ウィキペディアを読んでください。

彼らのデビュー曲、セレモニーについて。

この曲は、前身バンドのjoy divisionが解散した後、新バンドの出発としてリリースされた曲。

亡くなったイアン・カーティスへのはなむけとして歌われた、っていうことになってるらしいが、その辺のストーリーは割愛します。

そしてなぜか、デビュー曲なのに1stアルバムには収録されませんでした。なのでベスト盤で聴くしかありません。

この曲は3バージョンあります。

(1)joy division時代にイアン・カーティスが歌ったバージョン

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joy division/stillというレアトラックス集に、イアンカーティスが歌ったライブバージョンが収録されています。joy division時代には正式にリリースされていないため、この曲はnew orderの曲として世間的には認知されていると思います。でも、イアン・カーティスが歌ったオリジナルバージョンが残っているなんて感動!

がしかし!1コーラス目は歌が埋もれて聴こえない!機材トラブルがあったのか何なのか?今となっては知る由もありません。

2コーラス目(サビ)からはイアンの歌がばっちり聴こえます。独特の暗〜い歌唱でぐぐっと引き込まれます。

曲としての原型はこの時点でほとんど完成していたことがわかります。

(2)new orderのデビューシングル(1981年1月リリース)

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ベスト盤のシングルスに入っているバージョン。後述の再録バージョンより音が荒くて聞きづらい。

オリジナルとしての歴史的価値はあるのだろうが、個人的にはあまりこちらのバージョンは好きではない。

(3)new orderの再録バージョン(1981年9月リリース)

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ベスト盤、internationalに入っているバージョン。

ジリアン・ギルバート加入後に録り直したバージョンです。

録音状態が良く、全楽器がきれいに聴こえて、一番聴きやすい、言い換えれば最も曲の良さが引き出されているバージョン。

私はこれが一番好き。このバージョンを最初に聴いたから、これがセレモニーだと思ってるのもあるけど。

なので、個人的な意見ですが、ベスト盤「シングルス」を聴いて満足して欲しくないなあっていう。もしシングルスのバージョンしか聴いたことないんだったら、ぜひこちらも聴いてほしい!!レンタルショップにあるから!!(多分)


セレモニー、すごくいい曲ですよね。最初のベースのイントロから切なすぎて泣けてきます。私はニューオーダーの中でこの曲が一番好きです。



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