本人訴訟で未払い残業代を請求する(51)-答弁書を詳解する3【申立ての理由に対する認否】
今回は、「答弁書」の「申立ての理由に対する認否」について述べたいと思います。これは、申立書の「申立ての理由」に対して、相手方が認否を明らかにするところです。
まず、私の労働審判手続申立書の「申立ての理由」をふり返ってみます(第16回note参照)。そこでは、
■「当事者」に関する主張
■「所定労働時間、及び基礎賃金」に関する主張、
■「残業の実績」に関する主張、
■「未払い残業代の請求」に関する主張、
■「付加金の請求」に関する主張、
という、大まかには5つの主張