24年度渋谷区の不登校支援が大きく前進!

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リアルな場での支援の一つ目は適応教室、「けやき教室」の移転に伴うハード・ソフト両面の進化です。4月から「原宿の丘」から文化総合センター大和田に移転しました。最寄り駅が渋谷駅ですので公共交通機関が利用しやすくなります。けやき教室はいわゆる学校教室型ではなく、カウンターやリラックスできるソファ、クールダウンルームなどがあり、子どもたちが安心して過ごせる居場所になるようなイメージです。さらに複合施設内の立地を生かして図書館、科学センターハチラボ、料理室などの使用もでき、学びや経験が広がるきっかけが散りばめられています。

もうひとつのリアルな場の支援は「チャレンジクラス」です。 チャレンジクラスとはフリースクールの教室版をイメージしてください。 場所は笹塚中学校。不登校、また不登校気味の生徒は通常の学級ではなく、各学年に設置された「チャレンジクラス」に登校します。各クラスには教職員がおり、学校内で学びを続けることができます。通常の登校時間に遅れてしまうことがあっても大丈夫。まずは学校が安心できる場所となること、学び続けられる場所です。 不登校支援はリアルな場所だけではありません。 不登校の児童・生徒に対し、オンライン上の仮想区間を利用して居場所や学びの場「バーチャル・ラーニング・プラットフォーム(VLP)が提供されてました。平日8時から18時の時間帯に常に心理士や職員を含む大人が3名います。学校に行けない子どもたちのなかには音や光りに敏感で外にでかけたり、学校の教室でみんなと過ごすことが難しいという子たちもいます。このバーチャルけやきをきっかけに学校に行けるようになったという子もいるそうです。

不登校支援の最後は保護者の支援として保護者の集いです。こちらは教育センターで定期開催される予定です。これまでお子さんが不登校の親御さんは自分を責めたり、しんどい思いをされてきたと思いますが、同じような悩みをもつ保護者と情報交換などができるようになり、保護者のケアにも繋がります。

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