東松島みらいとし機構さんにインタビュー


はじめに

こんにちは。今回まちと人とのインターンシップに参加させていただいた笹野弘行です。今回私は、東松島みらいとし機構さんの二階堂一也さんへのインタビューを記事にまとめました。東松島みらいとし機構さんは、東日本大震災の復興を目的に設立され、復興に向けた取り組みなどを行った後、現在では東松島市の地域活性化に向けた取り組みを行っているNPO法人さんです。

インタビュー

Q.東松島みらいとし機構さんが設立された経緯を教えてください。
A.2011年に東日本大震災が発災してまもなく、東松島市が中心となり市民総出で復興まちづくり計画が作成されましたが、盛り込まれた内容について市だけでは実現しきれないないものがありました。その中で市と連携して復興を進めていく組織として設立されたのが背景となります。ただ、震災から10年以上経ち復興まちづくり計画が完了してきた中で、現在は市に還元できるような新たな取り組みも行なっています。現在力を入れている事業としては、地域新電力事業というものがあります。これは市内にあるソーラーパネル等で発電された電気をHOPEで調達し、地元の事業所や市民に安価な電力を安定供給することによって市内の雇用を生み、得た収益で地域活性化を図る仕組みとなっています。

Q.市に還元するような取り組みをする中で、市民に対しても名前を広げていきたいという思いはありますか。
A.あります。例えば希望の大麦プロジェクトやパークゴルフ場の運営は、我々の名前を知ってほしいという思いもあり、行なっている事業となります。希望の大麦プロジェクトとは、震災で津波の被害があり、お米の生産ができなくなってしまった地域において、大麦を育てることによってビールやニッカウイスキーの原料供給に取り組むプロジェクトとなっています。また、パークゴルフ場の運営は市民の健康増進のために作られましたが、市街からも多くの利用客が訪れ、かなり頻繁に訪れる方もいます。さらに、こちらのパークゴルフ場で全国大会が開催されることが決まり、全国大会開催によって市民に名前が知れ渡ってくれるのではないかと期待しています。

Q.今後力を入れて取り組んでいきたいことはありますか。
A.現在アサヒ飲料さんの新入社員研修を行っていて、それに対して力を入れていきたいと考えています。現在は新入社員研修のみですが、管理職研修なども行うことによって、東松島市に良い影響をもたらしてもらうことなども検討しています。また、アサヒ飲料さんだけでなく、他の企業の方に対してもパッケージ化してお話させていただこうと考えております。

終わりに

東松島みらいとし機構さんを取材させていただく中で、市役所の方ではできないことを、民間企業の強みを生かして行っていることがわかりました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?