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「歌集 まだまだです」カン・ハンナ

日本で暮らす韓国人の女性タレントさんのよる、短歌の歌集。
まず、母国語ではない言葉を流暢に操り、そして、短歌と言う、日本人でもなかなか悩む言葉を使った文学的な世界を、とても自分らしく、生き生きと表現していて、ただただ驚く。
かなりの勉強家で頭の良い人なんだなーと言うには、あまりにも自分の語彙力がなくて、恥ずかしいです。
日韓の間で揺れ動く思いを、とても率直に丁寧に五七五七七に当てはめる様は、読んでいて清々しい気持ちにさえなった。
母国の母への想い、女性ならではの想いは、各国共通ですね。
この本を読んで、自分でも、もっと色んな短歌の事について、ちゃんと知りたいな、って思った。
折に触れて読み返したい一冊です。

私が一番、好きだと思ったのは、これ。
「誰よりも優しく賢く産んだのに寂しくさせる子」母がまた言う
短い文字数の中から、とても強い気持ちが伝わってきました。

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