156/1000 La Brioche(禁煙)@福岡市中央区荒戸 191209
福岡で目覚めた朝、大濠公園に行きたいなぁと、思い近くまで来ました。その前に腹ごしらえをと入ったお店がこちら。大濠公園から直ぐのところにあります。
街のパン屋さんって感じ。いい佇まい。
中に入ると、沢山並ぶパンの隅にイートイン用の席がひとつだけありました。ここで食べれますか、と聞くと、
「いいですよ。」
と、店主の方が。さあ、何にしようか。サンドイッチも美味しそうだし、こっちのパンも食べてみたい。目移りします。
そんな時は、お店の人に聞いちゃいます。おすすめどれですかー全てオススメだと思いますが、と。
「そうですねぇ、このパンチェロッタなんてどうですか。焼き立てですよ。」
パンチェロッタって?
生ハムとモッツァレラ。これは間違いないやつです。これ決定。
パンツェロッティとも言うんですね。
「あと、うちの店名にもなっている、ブリオッシュはどう。」
ブリオッシュ?あーお店の名前、La Brioche ブリオッシュって読むのね。是非そうしましょう。
水のかわりに牛乳を入れて作る菓子パンなんですね。今回はリンゴ入りのブリオッシュにしました。
それと珈琲を頼みました。
ふたつ並ぶとなかなかボリュームあります。まずはパンチェロッタから頂きます。
焼き立てなので、まだあったかい。中にはとろりモッツァレラとハムが入っています。一口頬張ります。パンの生地がもちもちで外がカリッと。チーズとハムの塩加減が抜群で美味しい。これワインと合いそう。今度は是非そうしよう。
次はブリオッシュ
何、このふわふわ感。生地はしっかりしてるんですが、口に入れると、ふわっとして、すーっとなくなる感じ。実際には無くならないんだけど、イメージはそう。リンゴの甘酸っぱさもあいます。それほど甘くなく美味しい。
とっても美味しいと話しながら、店主にいろいろ聞いてみた。小麦は全てイタリアから取り寄せてるそうです。日本の小麦じゃこの味は絶対出せないって言い切ります。
酵母もこだわっているみたい。
さらに話が盛り上がって、
「この家具、全てこの店の為にイタリアの職人に作ってもらってます。このタイルもアズーロ。」
このなんとも言えない青
あっ、サッカーイタリア代表のことをアズーリっていいますよね、と言うと。
「アズーリはアズーロの複数形なんですね。」
話を聴くと30数年前に、パン作りを学ぶ為、数年イタリアで修行したそうです。それから日本に戻りパン屋さんを開き、この店は17年前にこの場所で始めたそうです。だから、小麦や店作りにこだわりがあるのですね。
お金を払う時にカウンターに置いてあるものに気づきました。
これは何ですか、と聴くと、待ってましたと言わんばかりに説明してくれました。
「先週イタリアから届いたばかりのサルバーニョのエクストラバージンオイルです。ノンフィルターで絞っているので、オリーブ本来のフルーティさや苦味も一緒に味わえるのでオススメです。」
そう言えば、家のオリーブオイルもう少なかったのでお土産にしよう。
話している間も、ひっきりなしにお客さんが入ってきます。イタリアをこよなく愛す店主は街のみんなからも愛されていますね。
ここでひとつ疑問が。イタリア愛が溢れてるのに何で店名がフランス語なの?それもフランスの菓子パンの名前になってるのは?
今度聴いてみよう。
調べてみると、イタリアではクロワッサンもブリオッシュって言うみたい。パンの歴史も奥深そうです。
福岡市中央区荒戸2-1-19
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