鉄道屋 2020/04/13
志村けんさんが、亡くなった時、とてもショックを受け、テレビでその事を伝えていても、信じられない気持ちがありました。どの世代の人もそうだと思います。今年は主演の映画の予定もあったそうで、その事を伝えていたTVを見た時に、初めて映画に出た「鉄道屋(ぽっぽや)」の映像が流れていました。
「鉄道屋(ぽっぽや)」は浅田次郎さんの短編小説で直木賞を取った作品。前から読みたいと思って単行本を買ってはいたのですが、読めずにいたので、この機会に読み、そして1999年に高倉健さん主演の映画も併せて観ました。
主役の佐藤乙松は、健さんしか出来ない役。娘と妻の死に目にも立ち会わず、鉄道屋ぽっぽやを貫く不器用な昔気質な男を演じています。泣けます。
志村けんさんは、小説にはない役で出演。なんでも、高倉健さんが志村けんさんにラブコールを送って実現したそうです。坑夫を熱演する姿は普段のコメディアンと別の顔の迫力でした。泣けます。
↑その時のエピソードを志村けん自ら語っています。
今年決まっていたのが「キネマの神様」の主役。撮る前から日本アカデミー賞主演男優賞間違いなしと言われるぐらい、期待されていただけに、その姿が観れないのがとても残念です。
ご冥福を心よりお祈りいたします。
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