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55/1000 カファブンナ(分煙)@東京都港区六本木 190829

この日は、森美術館で開催中の塩田千春展へ。友人のオーガニックリーチで、これは、行きたいと思いようやくって感じで来ました。

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お恥ずかしながら、塩田千春さん、初めて知りました。ベルリンで活動されてるんですね。

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展示、インスタレーション、空間、視覚に訴えかけてきます。

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↑見覚えあるなと、思っていたら

金沢21世紀美術館のコレクションに「記憶の部屋」という塩田さんの作品があって、これを前に見たんだ↓

https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=97&d=150


会期はまだあるので、もっとじっくり、また来たいと思いました。

さて、いつも美術館の後は余韻を楽しみたいので喫茶店に足が向かいます。今日はこちら、初めてです。

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カフェじゃなく、カファ?

調べてみると、カファはエチオピア語で「豆」、「ブンナ」はエチオピアの地名らしいです。コーヒー発祥の地を店名にしているんですね。

カウンターに座り、メニューを見て、ラテンブレンドを頼みました。

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マスターがカウンター越しに、隣に座っている常連さんと、会話を楽しんでいます。車、今のフェラーリはつまんない、ランボルギーニがいいとか、音楽、JAZZは好きじゃない、スタンダードな曲がほとんどない、アメリカのポピュラーミュージックをアレンジしたものばかりじゃないか、と。これ、マスターの言葉。

↓こんな感じ、これは帰り際に撮った写真

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あー確かに、この店でかかっている曲、JAZZじゃないなぁ。曲名は良く分からないんですが、ムーンリバー的な曲。古き良きアメリカの映画やミュージカルの曲なんだろうなぁ。

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深煎りで、味わいがある珈琲、美味しい。

常連さんも帰り、テーブルのお客さんも数人になったので、マスターに声をかけてみる。

ポピュラーミュージックなんですね。と。そうすると、泉が湧くように、語りかけてきました。

「今かかっている曲知ってますか。"Smoke Gets in Your Eyes" 」

煙が目にしみる、ですね。聞いたことがあります。

「ジェローム・カーンの1933年の曲。ジェローム・カーンはアメリカの代表的なミュージカルの作曲家で沢山のスタンダードナンバーを作ったんです。もうひとりは、ネッド・ワシントン。1940年にディズニー映画「Pinocchio(ピノキオ)」の主題歌「When You Wish Upon A Star(星に願いを)」で、アカデミー賞をとっている作曲家。他にも、いい曲ありますよ。

でも、JAZZに比べて、聴ける場所がない。こっちがオリジナルなのに。」

とても残念そうに話す。

確かに、そうかも。ミュージカルに行けば聴けるけど、そもそもミュージカルにも、年に数回しか行かない上に、お店でもあまり聞いたことがない。

ただ、こうして珈琲を飲みながら聴くと、とても心地がいい。

さらにマスター、この時代1920.30年代のポピュラーミュージックを1000曲今覚えていると言う。

「ただ聴くだけじゃダメ、その裏にあるものを知らないと、知識に厚みが出てこない。ボケ防止にもなるしね。」

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茶目っ気、いっぱいに話すマスターは、御歳82歳だと言う。35歳で始めたので創業47年だそうです。

1000店チャレンジやってる時に、1000曲覚えるチャレンジをしてるマスターに会えるなんて。

応援したくなりますね。また来よう。

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カファブンナ

東京都港区六本木7-17-20 明泉ビル 2F

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