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カラーデザイナーのお仕事

ごあいさつ

久しぶりのnote更新となってしまいました
MAcciです。
昨年は大変お世話になりました!
おかげさまでとても刺激的で楽しい1年でした。
NFTクリエイターとしての活動を始めて良かったです。
取り組んだこと、学んだこと、まとめてきたことも
それから私の個人的な考えやお仕事のことも
今年はnoteなどで発信していきたいと思っています!
今年もよろしくお願いします!

カラーデザイナーのお仕事

私のお仕事について。
カラーデザイナーというお仕事をさせていただいていて
そのこだわりやお仕事中の気づきが私のNFT活動の根本にあります。

“リアルの私はカラーデザイナーをしています。 とっても楽しいお仕事なのですが、 製品になって巣立っていくのはいつも同じ系統の色たち、、 いわゆる、売れる色、目立つ色、無難な色、、 こっちの色も本当は素敵な組み合わせなのに、、 と思いながら片付けることもしばしば。 そんな気持ちがあり 「それぞれの色に輝いてほしい!!」 という思いから行き着いたのが 「色からキャラクターを作る」 という手法です。”

MAcciがNFTでやりたいこと より引用

多岐にわたるアウトプットのあるお仕事なので
少しずつ複数回に分けて
コーヒーブレイクのようにご覧いただけたらな〜と思います。

調色というお仕事

カラーデザイナーのお仕事の1つで、
「作りたい色を作る」お仕事です。
最終的な作られ方に合わせて
・インク
・塗料
・印刷
など様々な方法で望む色を作ります。

塗料の場合

塗料を例にしてみます。
絵の具を混ぜる要領で色を混ぜます。
しかしながら
「赤」だけで20種類
「黒」だけで20種類などとても細かく分かれているものから選びます。

20種類の「赤」

何が違うんだ?と思われると思います。
具体的には
・色味(黄色っぽい赤や青っぽい赤、など)
・濃さ(あまり濃くするとひび割れてしまうもの、など)
・耐久性(屋外用途では使用できない赤、など)
・コスト(鮮やかで透明感の強いものはお高い傾向、など)
などが異なります。

「ない色」もたくさんある

赤だけでそんなに種類があるなら、色を調整しなくても
既存品があるのではないか?と思いますが
条件に当てはまる色を絞ると、意外と限られてしまい
あまり出荷されない色を品番として持ち続けるのは良くないのです。
例えば「緑」はとっても少ないです。

「調整が困難な色」は手厚いラインナップですが、
それ以外は結構少ないので
調色をして色を作る必要があります。

色を混ぜる

色を混ぜていきます。
混ぜるのはスプーンで混ぜたり、電動で混ぜたり様々です。
問題は、何と何を混ぜるか、です。

例えば
「グレー」を作るとき、何色を混ぜますか?

答えは「白」と「黒」です。

では
「ブルーイッシュなグレー」を作るときは、何色を混ぜますか?

答えは「白」と「青みの黒」です。
白+黒+青は「減法混色」の理論上、
同じグレーであっても「濁りのあるグレー」になりやすいので避けます。

減法混色(CMYK)
C=シアン、M=マゼンタ、Y=イエロー
印刷、ペンキ、絵の具などに使われる。
色を足すほど濁っていく(絵の具の筆を洗う水が汚れていくイメージ)。

そのようにして「ない色」をどんどん作って
理想の色へと近づけていきます。

調色

私たちが求めている「ベストな色」に「ビタ」で合うものは
基本的にないので、このようにして
用途にあった条件の中で「ベストな色」を作ります。
その「ベストな色」を使って色々するのですが
それはまたの機会に、、

NFTとカラーデザインのお仕事

NFTでクリエイター活動を行う場合、
基本的にデジタルでアートを作成します。
デジタルアートボード上の「パレット」をピッと押すと
欲しい色が一瞬で出てきますし
どの色を使ってもコストがかかりません。
なんて自由で楽しいんだ!!!と思いながら、
噛み締めながら創作を行なっています。


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