【VAXEE PA BLACK】Laz&Crowが使ってるなら間違いない。性能はノーマルPAよりもコントロール系。

こんちゃ、まっくです。

今回レビューするのは、今や「Logicool」「RAZER」「Zowie」などと並んでプロシーンでよく見るメーカー「VAXEE」から出ている「VAXEE PA BLACK」です。

以前、「VAXEE PA」を神マウスパッドだと評価しましたが、その兄弟商品である「VAXEE PA BLACK」はどうでしょうか。気になっている方も多いと思いますので参考になれば幸いです。


・VAXEEとは
元Zowie社員とCSプロプレイヤーの「noppo」氏・「Alex」氏の協力で、プロシーンで通用するゲーミングデバイスを開発しているメーカーです。
主に、CS:GOの様な5v5タクティカルシューターFPSをプレイしている層を意識したデバイスを販売しています。
他にはない形状のマウス、バランスの取れたマウスパッドなど、高品質かつ低価格でデバイスを提供しています。


最初に宣伝だけさせてください!

note記事のほかにYoutubeでデバイス関係の動画を出しています。
良ければチャンネル登録お願いします。

最近Twitchで顔出し配信もしております。

以上宣伝でした。


1.基本スペック

1-1.サイズと価格

「VAXEE PA BLACK」は黒1色のみで1サイズ展開です。
VAXEE PAの様にデザイン展開はありません。

470mm×390 mm ±10 mm×3.5mm ¥3,820(+送料)
(裁断の際に若干のずれが生じるため、縦横の長さは±10mm変わります)

画像クリックで商品リンクへ飛べます

販売サイトはVAXEE公式のみになります。
時々在庫切れになり、フリマサイトなどで高額で転売されていますが数週間ほどで再入荷しますので、転売品などは買わないようにしましょう。


1-2.滑走面・中間層・裏面

ロゴは印刷ではないので、ロゴの上は滑りずらいです。

・滑走面

滑走面は通常のPAと比べてかなり毛羽立ちを感じます。
恐らく昇華印刷の過程を省いている為、繊維が立っているからだと思われます。

・中間層

中間層はやや硬め。面での沈み込みはしないが点での沈み込みはそれなりにします。面ソールだと一定の滑りと止めで、点ソールだと力を入れての止め性能が上がります。

・裏面

ベースには高密度フラットバーが使用されており、滑り止めの性能は普通ぐらいです。
通常のマウス操作時などではズレませんが、意図的に動かそうとするとややズレるといった感じ。通常の使用では問題ないので特にダメというわではないです。

・スティッチ加工

スティッチ加工はありません。切りっぱなしです。
使用していると端の方がやや捲れます。

・梱包、巻き癖など

梱包はよくある四角い箱に丸められて入っています。
巻き癖はほとんどなく、出した瞬間に使用可能です。
ただ毎回言っていますが、PAシリーズは独特な臭いがあり、人によっては気分が悪くなる可能性があります。1~2日放置して臭いをとったほうがいいかもしれません。


1-3.防湿・耐水性能

防湿・耐水性能共にほぼありません。
湿気の多い日だと明らかに滑りが悪くなります。また、水を垂らすと瞬時に吸水し、濡らした箇所は滑りが悪くなります。


2.実際の使用感


PC音ゲーで有名な「Osu」とFPSの「ヴァロラント」「OW2」で合計3ヵ月ほど使用しました。
使用マウスは主に「GPROXSL」「DeathAdderV3Pro」「Zowie S2-C」「NP-01s」「HSK Plus」で、使用ソールは左のマウスから順に「Corepad CTRL「TalonGAME」「Corepad Pro」「ESPTiger Arc1」「DR-1」です。

・滑走スピード

有名どころのマウスパッドの比較では下記の様になりました。

VAXEE PA>Razer GigantusV2≧VAXEE PA BLACK>Qck>PARA BRAKE V2

手持ちのマウスパッドではGigantusV2とほぼ同じか、やや遅いぐらい。
GigantusV2と比べてややマウスパッドの厚みが分、沈み込みがあり若干滑走スピードが落ちるといった感じ。

特に点ソール&ジュラコン製のDR-1ではその差が顕著に感じました。

PAと比べると滑走スピードと止め性能が両方ともやや遅め。
表面の昇華印刷のあり無しでかなり表面の手触りも変わってきてますので、PAの亜種というよりは別物のマウスパッドの感覚ですね。

全体的な評価としては、コントロール寄りのバランスタイプマウスパッド

使用感として、PAの様な滑り出しの軽さ・止めやすさのバランスはそのままに、全てのスピードをわずかに落としたような感じです。


3.結論


特に筆者が思うPA BLACKが優れていると感じる箇所は下記です。

  • 軽い初速なのに止めやすい

  • 滑走速度のコントロールがやり易く、思い通りに止めれる


総合的評価としては、GigantusV2の止め性能を上げたコントロール寄りバランスタイプマウスパッドです。


人によって厚さの違いによる沈み込みの差は好みがあると思います。
ですが、コントロール系のマウスパッドを使用する人の目的として、ストッピングアシストを得やすいマウスパッドを探している人が多いと思いますので、個人的にはPA BLACKの方をお勧めしたいです。

特にVAXEEというメーカーの特性上、頭1個を狙うようなFPSタイトルを重視して開発していますので、PA BLACKはヴァロラントやCSGO、GigantusV2はOW2やAPEXの様なゲームに向いていると思います。

使用する際は基本的にはアームカバーを使用していましたが、毛羽立ちを感じる割にはアームカバーの引っ掛かりはそこまで感じませんでした。
素手よりもアームカバーの方が滑りがいいので、なるべくアームカバーを使用しての使用をお勧めします。


ちなみに、かなり使い込んだPAよりも新品のPA BLACKの方が滑走速度などが遅いので、PAを所持している人でも買う価値はあると思います。


筆者の中ではノーマルのPAに続き、Tier1に入るマウスパッドです。
湿気耐性に難のあるマウスパッドですが、冷房や除湿器などの耐湿気対策をして使用すれば弱点をカバーできるので、自分の場合はそこを対策して使用しています。(元々暑がりでほぼエアコンつけっぱなので…)

コントロール寄りのバランスタイプマウスパッドを探している方。GigantusV2よりも少しだけ止め性能を重視したい方にはおススメのマウスパッドです。


「VAXEE PA BLACK」レビューまとめ

〇PAよりもややコントロール寄りのマウスパッド
〇滑走速度が素直で滑りやすく止めやすい
〇初動の際に引っ掛かるような重たさは無し

✕耐湿性能が低い
✕本体は安いが送料込みになるとやや高め


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