乳がんかも?これからどうなるの? ⑪退院後の外来診察2回目
こんな話
病理の結果を知る
オンコタイプDXを希望する
放射線治療の話をきく
R4年 5月下旬
信頼する大好きな、心の支えである主治医先生に会いに行きました。
外来2回目。
この日は、病理の結果を聞きました。
手術中に取ったわたしの胸の組織がどんな種類のがんだったのかを詳しくお教えてもらったということです。
ステージゼロだったはずが、少しの浸潤があるので、ステージ1となりました。
数値のいくつかが、がんの顔つきが、ちょっと良くないものでした。
サブタイプはルミナールAのはずがルミナールB。
ホルモン治療と放射線治療は決定のようです。
化学療法をやるかどうかについての前に、
オンコタイプDXという検査の説明を聞きました。
これは、たくさんの患者さんの統計から、再発リスクや化学療法の上乗せ効果を調べることができるということができるというもの。わたしはその検査の対象者であること。検体は手術中に取ったものなので、体の負担は全くないこと。費用もさほどかからないということ。
つまりオンコタイプDXの結果を見て、化学療法、つまり抗がん剤を投与するかどうか決めましょうということのようです。
同意書をに署名して、検査をお願いしました。
費用については、時期によって違ったようです。ここは専門の方の解説をごらんください。以前はとても高価だったようです。
この日から、心の状態が大きく揺れるようになりました。
これまで、仕事のこと、手術のこと、痛みのことで必死だったのが、体にやっと余裕がでて、それと同時に余計なことを考えるようになりました。
スマホの音楽アプリで「ホテルカリフォルニア」をエンドレスで聞きました。あの切ないメロディ。英語は聞き取れないので和訳を読んで、歌詞の内容が悲しいのを知り、眠れない夜にはこればかり聴いていました。
この曲を聴くと、なぜか落ち着いたものです。昔々の懐かしい曲。特に好きだったわけもないのに、揺れるわたしには必要な曲でした。
そのころ、SNSを知り登録し、多くの同病の仲間を知りました。
何時間も何時間もむさぼるように同病者の発言を読みふけりました。
家族に弱音を吐かない主義のわたしは孤独に陥っていたのだと思います。
「ひとりじゃない」と気づき、世界が広がりました。