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2020年51号 坂田莉咲/Travis Japan グラビア担当インタビュー

●[巻頭グラビア] 坂田莉咲

担当:編集S

<特別公開! 坂田莉咲 アザーカット>

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撮影/細居幸次郎

―坂田さんは変わった経歴をお持ちの方だそうですね。
今も現役で東京農業大学に通っている理系女子で、スポーツも得意。おうちではかなり本格的な家庭菜園をしていて、日本酒が大好きというかなりの酒豪らしいです(笑)。TikTokでもすごく人気がある子です。打ち合わせで実際にお会いしたら、もちろん綺麗な顔だちの子なんですけど、あまり派手な顔ではない。お人形さんのようなイマドキの可愛らしさとは少し違う、個性が魅力的なタイプだな、と思いました。女優さんっぽい方向性、というか……。そこで、今回は海で明るくというよりも、旅館でしっとりしたムードを撮らせてもらおうと思ったんです。ちょっと昔っぽくて、懐かしさを覚えるような雰囲気を目指しました。

―撮影中は、どのような感じでしたか?
水着の撮影は二回目ということだったんですが、前回の撮影でもっと体をキレイにしたいと思ったのか、すごくしっかりと体を作ってきてくれていて、「撮影のために、ジムで頑張りました!」と言っていました。すごく頑張り屋さんなんです。撮影中も、こちらの言うことを注意して聞いてくれたり、こちらのオーダーにしっかり答えてくれたり。すごくスムーズに撮影を行うことが出来ました。スタッフさんとも「雰囲気のある子だね」と話していたのですが、誌面もそういった、彼女がもつ独特の空気感、雰囲気を出せたらいいなと思いました。雨の日の撮影で暗かったのですが、光の暗さがかえって彼女の良さを引き立ててくれているんじゃないかとも思います。そうやって撮れた写真がすごく「昭和感」を感じるものだったので、構成もタイトルも、このグラビアはそっちの方向に振り切って作っていますね。最初から「昭和感」とか「小説感」とか、そういう方向性を狙っていたわけではないんですけど、上がった写真を見て、これでいこう!と思いました。最後のページに使用している写真の赤のイメージが強くていいね、という話にデザイナーさんとなり、デザインの全体イメージは赤でまとめました。

●[センター・巻末グラビア] Travis Japan

担当:編集S

―ヤンジャンは時々、男性のグラビアも載せますね。
昨年、映画「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」の主演ということで、平野紫耀(King & Prince)さんに、ヤングジャンプ史上初めて、男性にグラビアを飾っていただいたんです。その反響が非常に良かったこともあり、また男性グラビアを掲載するのもありなのではないかと思い、「今Travis Japanがすごく人気」という話も聞いていたので、ダメ元でグラビア会議に上げてみたんです。そうしたら「やってみよう!」という話になり、依頼をさせていただきました。映画などのプロモーションがない状態での男性出演は異例のことだったので、事務所さんへの依頼もダメ元でしたが(笑)。でも、ただ普通にグラビアを掲載するだけでは、読者にとっても唐突だし、何かヤンジャンだから出来るグラビアが出来ればと調べていくうちに、メンバーが漫画が大好きで、『GANTZ』や『テラフォーマーズ』などのヤンジャン作品も読んでくださっていたことがわかったんです。「それなら、『GANTZ』がちょうど新シリーズをやっているし、GANTZコラボは出来ないかな」とグラビア担当副編集長に提案いただいて、実際にスーツを作って、着せてしまおうとなり出来たのがこの号です。メンバーはそれぞれ、「まさか、自分がガンツスーツを着る日が来るとは!」とか、「撮影が本当に楽しみ!」みたいに言ってくれて、こちらとしても本当に嬉しかったです。ガンツスーツは作品に忠実にピッチリした作りにしたかったので、衣装合わせは丁寧にやりました。身体のラインがめちゃくちゃしっかり出てしまいますが、皆さんさすがの着こなしでした。

―メンバーの皆さんは、どのような印象でしたか?
家族のように仲のいいグループで、ずっとわちゃわちゃしていて。見ていて楽しかったですね。撮影の待ち時間もかなり長かったんですが文句ひとつ言わず、最後まで元気いっぱいでした。ガンツスーツって相当キツい作りですし、長く着ているのは辛かったはずなんですが、誰一人、泣き言も言わずにがんばってくださいました。最後は「ありがとうございました!」って言って帰って行くのを見て、「なんていい子たちなんだろう!」って感激しました。彼らも撮影を楽しんでくれたみたいで、撮影後にSNSやYouTubeで「めちゃくちゃ楽しい撮影だった!」と発信してくれましたし、ファンもそれに反応して雑誌を買ってくれて、「ヤンジャン、すごくよかった!」なんて感想を送ってくれたのが、うれしかったですね。グラビアをやっていて、あんなにたくさんのお礼の手紙をいただいたのは初めてです。「ガンツスーツを着たTravis Japan」は、他誌では絶対にできないと思うので、ヤンジャンでしか作れないものが見せられて良かったな、と思います。