シストレの失敗から教訓を学ぼう
シストレは正しく使えば魅力的
裁量トレードとは異なり、一定のルールに基づいて機械的に取引を行うシストレは、適切なやり方を学び正しく利用すれば、安定的に利益を得ることが可能です。シストレはFX投資において非常に魅力的な取引手法のひとつなのです。
そもそもシストレとは
シストレとは「システムトレード」の略称。シストレは、事前に設定した一定のルールに沿い、機械的に売買を行うため、自分の感情と切り離してトレードができる利点があります。
投資家の多くは、自分の判断で取引を行う「裁量トレード」を行っています。しかし裁量トレードは判断がその時々の感情に左右される傾向があり、慣れていないと勝率も不安定だと言われています。
一方シストレは、設定さえ行えばあとはシステムが機械的にトレードを行ってくれるため、自分の感情に左右されることなく取引を行うことが可能です。そのため、裁量トレードと比較して安定的に勝利できると言われているのです。
シストレでの失敗もある?
シストレは、ストラテジーを正しく利用することができれば、長時間相場を注視することなく安定的に勝つことができます。
しかし、一度設定したルールがどんな相場においても通用するとは限らず、状況の変化に合わせて対応しなければ、大きく負ける場合もあるので注意が必要です。シストレを行うのであれば、完全にシストレ任せにしないことが大切になってきます。
シストレで失敗してしまう原因と対策
ここでは、シストレで失敗してしまう原因と、それぞれの原因に対する具体的な対策について解説します。
半手動で取引を行ってしまった
シストレは、一度設定を行えばあとは全て一定のルールに従って売買するトレード手法です。
しかし、シストレでエントリーした取引に対して、自らの裁量で決済してしまう「半自動取引」をしてしまう場合があります。これ以上トレンドが上がらないのではないか、これ以上含み損がふえたらどうしようという不安から、ルールを自ら破ってしまうのです。
完全にストラテジー任せにすることができず手動で決済することにより、勝率を下げてしまうのです。
失敗をさけるには:変に手を加えない
半自動で取引を行って負ける失敗をさけるためには、変に手を加えずにストラテジーに任せて取引を行うことが大切です。
そのため、ストラテジー選びが重要になってきます。自分の感情よりも信頼できるストラテジーかどうかを分析し、手を加えたり手を出したりせずに、任せられるものを探しましょう。
つい手を加えたくなるときは、これまでの実績などを見て自分の判断とストラテジーの判断のどちらが理にかなっているかをチェックしてみるのもいいかもしれません。
適当にストラテジーを選んでしまった
シストレで安定的に勝利するには、どのストラテジーを選ぶかが重要になります。しかしストラテジーにはさまざまな種類があるため、初心者はどのストラテジーを選べば良いのか分からず、適当に選んでしまうことも。
その結果取引に勝利することができればいいのですが、負けてしまうとすぐに別のストラテジーに変えてしまうのも問題です。シストレに取り組む場合には、事前にストラテジーを吟味し、一度選択したら、検証期間を十分に確保することが大切です。
失敗をさけるには:ストラテジー選びは意味を持って
失敗を避けるためには、一つひとつのストラテジーの評判や特徴を十分にリサーチし、自分が取り組む相場に合う最適なものを選択することが重要です。
選択する際のポイントは、ストラテジーの損益グラフを確認すること。一定期間における損益グラフが右肩上がりになっているものを選ぶと良いでしょう。逆に右肩下がりになっているグラフやジグザグになっているグラフであれば、利益が安定してないためあまりおすすめすることはできません。
常に勝利し続けるストラテジーなどは、どこにも存在しません。ストラテジーを安易に選択するのではなく時間をかけて吟味して選択し、いったん運用開始した後は定期的に管理して、リスク状況を把握しましょう。
バックテスト結果だけを見た
シストレの失敗をしてしまう原因として、ストラテジーのバックテストの結果だけを見てしまうことがあげられます。確かにバックテストの確認は大切であり、選択の際に結果を検証することは不可欠です。しかし、バックテストの一時的な結果だけを見て選択することはあまりおすすめできません。
たとえ半年や1年間勝率が高かったとしても、安定したトレードができる根拠とはなり得ません。
失敗を避けるには:バックテストは長期を見る
シストレの失敗を避けるためには、ストラテジーの長期的なバックテスト結果を確認することが重要になります。その際は数年間の確認では足らず、最低でも5年から10年間のバックテストを確認すると良いでしょう。
10年間の相場の動きとバックテスト結果を見れば、そのストラテジーが利用に値するか判断できます。長期的なバックテスト結果から損益グラフが右肩上がりであることが読み取れるのであれば、そのストラテジーは非常に信頼度の高いものだと評価できるでしょう。
相場は日ごとや月ごとだけでなく、年ごとにも変化します。そのため、5年から10年、可能であればそれ以上の期間のバックテスト結果を確認することが大切なのです。
シストレで失敗しないようにするにはどうすればいいか
シストレで失敗しないように取引するためには、それぞれの原因に応じた対策を立てる必要があります。
複数のストラテジーの中から相場に合わせた最適なストラテジーの選択を行い、実際の取引の際には、定期的に取引の損益状況を管理。さらに、きちんと吟味してストラテジーを採用したのであれば、安易に変更しないことが重要です。
シストレには一定の知識も必要です。必要な知識を学習しながら取引を継続することが、失敗しないポイントだと言えるでしょう。
シストレは魅力的な投資方法
シストレは裁量トレードと異なり一日中チャートに張り付く必要がなく、プログラムが自動的に取引してくれます。一度設定するとあとは片手間でも安定的に利益を確保することも可能なシストレは、普段忙しくなかなかまとまった時間を取れない方にとっても魅力的な投資方法だと言えます。
素人でも大丈夫という考えのままだと危険
確かに魅力的な投資方法であるシストレですが、投資の知識が全くない素人でも安易に勝てるほどハードルが低いものではありません。
安定的に勝ち続けるためには、FXに関する最低限の基本知識や一定のノウハウを身につける必要はあるでしょう。
FX会社が用意しているデモトレードを利用して、ストラテジーの選び方や取引の仕方など、FXの知識を蓄えながら取り組んでみるのがおすすめです。いきなりリアルトレードをするのではなく練習から始めてみましょう。
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