FXで儲かる仕組み

FXで儲かる仕組みとは?

ここでは、FXがなぜ儲かるのか、その仕組みについて基本から解説。利益を出すために初心者が大切にしたい心構えについてもまとめています。

FXとは?

FXという通称は「Foreign Exchange」に由来し、「外国為替証拠⾦取引」の ことを⾔います。つまり、他の国の通貨を買ったり売ったりしたときに発⽣ する差額によって利益を出すのがFXです。

FXでは、担保(証拠金)として少ない資⾦を預けて、他の国の通貨を"買い、あとで売る"または"売りから入って、あとから買い戻す"ことで利益を出すことができます。

どちらにしても、取引を行うために担保(証拠金)を預けて通貨をFX会社から借りて取引をすると考えればわかりやすいかもしれません。

”買って売る”場合で⾒てみましょう。

例えば、アメリカの通貨1ドルを100円のときに買い、1ドルが120円になった ときに売ると、20円得したことになりますよね。

取引する⾦額が1,000円な ら差額は200円に、10,000円なら2,000円に…という仕組みを利⽤して利益を 出すことが”買って売る”で設ける仕組みで、1万ドル(100万円分)を買った場合、1ドル120円になったところでそれを売り20万円の利益を得ますが、1万ドルを買うために100万円の資金そのものを必要とせず、その一部を証拠金として預けて取引を行います。

次に”売ってから買い戻す”やり⽅です。空売りや売りポジションから⼊る… と呼ばれます。

イメージとしては、1ドル120円のときに1万ドルを取引したい場合、一部の資金を担保(証拠金)に1万ドルを借りてから売り(円に換算すると120万円)、1ドルが100円になったら、売った1万ドルを買い戻します。1万ドル買い戻すのに必要なお⾦は100万円です。買い戻した後でFX会社に1万ドルを返済 しても、20万円は⼿元に残ります。(もちろん預けた証拠金も戻ります。)

その差額で儲けるのが”空売り・売りポ ジションから⼊る”というやり⽅です。

持ってもいないドルを売るという概念が少しわかりづらいかもしれませんが、証拠金として1万ドル分の資金の一部を預けてドルをFX会社から借り取引を行うと考えるとわかりやすいでしょう。

先にお金を担保(証拠金)として預け入れ、預けた資金の何倍もの通貨の取引ができるのがFX「外国為替証拠⾦取引」であり、これが「レバレッジ」をかけたFX取引の特徴の一つとなります。

レバレッジについて

レバレッジとは、テコ(lever)の作用に由来する呼び方で、「必要証拠金」の何倍の取引をしているかを示す倍率のことです。

レバレッジを効かせることにより、少ない資金で大きな取引を行えるのも、FXの大きな魅力になっています。

レバレッジをかけないと

例えば、1ドル=100円から1ドル=120円に変わった場合、単純なレート変動による利益は20円だけです。たとえどんなにレートが上がっても、少額の取引には少額の利益しか見込めません。

レバレッジを活用しよう

FXではレバレッジを利用することで必要証拠金に対し最大25倍の金額の取引を活用することが可能になります(個人の場合)。

10,000円しか持っていないのに、250,000円のモノを買うことが可能になるイメージです。

このようにFX取引は、少ない資金でもその何倍もの金額の取引ができるのが、大きな魅力となっています。

FXではなく外貨の両替で考えた場合、ドル円のレートが1ドル=100円のときに1万ドルの両替をするためには、100万円が必要です。

しかし、FX取引ではレバレッジを利用することで、取引金額の25分の1、つまり4万円の必要証拠金があれば1万ドル(100万円)の取引が可能になります。

レバレッジがあるから間口が広い

資産運用というと、不動産や株式などを持つ一部の人が、高額な資産を投じて運用し、さらに利益を増やすものというイメージがありました。

しかし、FXはスタートときの手持ちが少なくても大きな利益を見込むことができます。

そのため、誰でも始められる資産運用法として、それまで資産運用とは無縁だった一般の方にも広まっていったのです。

FXで儲かる仕組み「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」

ここではキャピタルゲイン、インカムゲインをキーワードに、FXで儲かる仕組みについてもう少し踏み込んで解説します。

キャピタルゲインは差額で儲けること

キャピタルゲインとは資産を売買することで得られる利益のことです。FX取引では、価格変動を利用して儲ける為替差益を指します。

実際のFX取引の例で考えると、1ドル=100円のときに1万ドルを買い、1ドル=110円になったときに売却した場合、10万円の利益が出ます。この10万円の利益がキャピタルゲインです。

これに対して、資産を保有することで得られる利益のことをインカムゲインと言います。

インカムゲインは保有して儲けること

運用して利益を出すキャピタルゲインに対して、インカムゲインは保有し続けることで、継続的な収入を期待できます。身近なインカムゲインの例は、預貯金を預けることで得られる利息や株式で言う配当金ではないでしょうか。

FX取引では、高金利の通貨を買い、低金利の通貨を売ったときに付与されるスワップポイント(金利差調整分)と言われるものがインカムゲインに相当します。また、スワップポイントを利用した取引のことをキャリートレードと言います。

通貨ペアごとに、売りでも買いでも場合によってはスワップポイントがマイナスになるので注意しましょう。

システムが勝手に取引をする自動売買

FX取引はさまざまな業者を通して参加します。そこで提供されているサービスに、自動売買があります。

自動的に外貨の売り買いのタイミングを判断してくれる機能が備わったソフトやプログラムが自動売買システムです。

しかし、そんな方法で本当に利益を出せるのだろうかと疑問を持っている人も多いでしょう。

自動売買は、初心者でも正しく運用すれば効率的に利益を生み出すことが可能です。そこで、初心者でも利益を得るための自動売買システムの特徴についてご紹介します。

自動売買システムの特徴

自動売買システムは、FX取引業者が提供するサービスなどで利用できます。人の手を介さず自動的に取引を行ってくれるのが特徴です。事前にいくつかの条件を設定しておけば、あとは勝手にシステムが判断し、取引を進めてくれます。忙しくてチャートをずっと見守っていられない人でも、取引のタイミングを逃さず、FXができるようになります。

自動売買システムのメリット

感情に左右されがちな人の判断を必要とせず、プログラムが24時間相場状況を監視して、注文を出してくれます。初心者のうちは、焦りや欲などから冷静な判断を失いやすいのですが、自動売買システムに任せておくことで、客観的な投資が可能です。

自動売買システムのデメリット

トレーダーの感情が入らない、時間を有効に使って投資ができるという他にも多くのメリットがある一方で、FXの自動売買にはデメリットもあります。

自動売買はシステム利用のコストが比較的高いことがデメリットの1つです。

また、適切な売買システムを利用するにあたり、自動取引のタイミングをあらかじめ設定する必要があります。それにはある程度のコツやFXの知識が必要です。

知識のないうちは、自動売買システムで利益を上げている人の設定を真似るといいでしょう。

そして、機械的に注文を行うため、予期していなかった急な相場の変動や柔軟な対応が難しいという点にも注意が必要です。定期的に自動売買システムの様子や相場をチェックしましょう。損が出そうなときは手動に切り替える場面もあります。

自動売買には、実際に取引を行っているトレーダーのトレードと同様の取引が行えるものもあります。

一般的に『フォロートレード』と言われるサービスです。このサービスを利用した場合、急な為替相場の変動の対応を、フォローしたトレーダーが行ってくれるので、「知らない間に大損していた」といったような事態が起こりにくいのが特徴です。

急な変動への対応が難しいが、自動売買を利用したい方は、フォロートレードを選ぶと良いでしょう。

まとめ

FXは短い期間で一気に儲けるイメージを持っている方もいるかもしれませんが、長期的な運用を心掛け、コツコツと利益を積み重ねていくことが重要です。

イチかバチかの運任せのギャンブルとは違い、必要な知識を身に付けて正しく運用すれば、結果を出すことができる資産運用法とも言えます。もちろん、相場はいつも安定しているわけではありませんから、短期的に損失が出ることもあるでしょう。しかし、気長に取り組む姿勢が大切です。

FXを何から始めればいいのかわからないという方は、まずはFXについて知識を付けましょう。そして、リスクも見据えたうえで、無理のない額から取引を始めてみてはいかがでしょうか。

自動売買システムのメリットを活かして、時間を有効に使いながらFXの勉強を進めるのがおすすめです。

FXには、必ず儲かるような裏技は存在しません。これさえ使えば絶対に儲かるというツールもありません。コツコツと努力を積み重ね、儲かるための知識や勘を培っていくことが儲けにつながるのです。


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