シストレとは?初心者がおさえておきたい基礎知識
このページでは、シストレの基礎について解説します。
シストレとは何か
シストレ(システムトレード)とは、あらかじめ設定したトレードルールで機械的にトレードを実行する投資手法です。
FX以外にもいろいろな投資方法に応用されています。そんなシストレの特徴を見ていきましょう。
システムトレードはルールに従って機械的・継続的に行う取引
システムトレードとは、裁量を排し一定のルールで機械的・継続的にトレードを行うことを言います。
一般的には、値動きの推移をグラフ化したチャート分析やチャートにインディケーターを追加したテクニカル分析に基づいてルールを設定します。
また、「一旦設定したルールは変えない」というのも、シストレの特徴です。
取引をシステム化して自動で注文
シストレは、為替レートが前日の安値を切り下げたら買い、いくら上がったら売るというルールを設定したら、それをシステム化して自動で注文します。
売買条件は、いつ買う・売るのかという仕掛け、手じまいの条件としていつ決済するのかなどです。システムとして自動化することで、あなたに代わってトレードを実行してくれます。
シストレが選ばれる理由とは
シストレのメリットを見ていきましょう。
24時間パソコンにはりつく必要がない
FX市場は土日を除く平日、24時間稼働しています。ですが、24時間パソコンに張り付いているわけにもいきません。そこでシステムトレードが活躍してくれるのです。
指定した条件に合わせて自動でトレードを行ってくれるので、仕事やプライベートで忙しいあなたでもチャンスを逃さずに取引してくれます。
心理的弱さを克服できる
トレードにおける最大の障害は、テクニックでも情報でもなく、実はメンタルです。
人は利益を得た喜びよりも、損をすることへの恐怖感のほうがはるかに強い生き物。そのため、利益がのってきていても早く安心したいがために、早々に利益を確定してしまいます。儲けのチャンスを逃してしまというわけです。
逆に、損失を出していると、このまま損をしたくない、元の値に戻って欲しいという感情が損切りを遅らせ、結果として損失を拡大させてしまいます。損失の拡大を防ぐために強制的に決済する制度の「ロスカット」が起こるリスクも上がります。
その心理的弱点を無くすのが、機械的に取引してくれるシステムトレードです。決めたルールに基づいて利益確定も損切りもしてくれるため、感情に流されずに済みます。
「意志との戦い」に勝つことができる
システムトレードは、FXの必勝法ではありません。しかし、統計学的に優位性があるパターンをルール化してシステム化したもの。そのルールが守られることで、勝てる確率が上がります。
外国為替市場でトレードを行っているのは、人です。経済は感情で動くとも言われるほど、意思が介入しています。そこで、システム化されたトレードルールは、意思に流されない強さを発揮するのです。
信頼できるシストレを使って意思との闘いに勝ちましょう。
<注目>個人投資家のなかで利益を上げている人の割合
個人投資家のなかで利益を上げている人は1割ほどと言われています。割合が少ないのは、心理的要因が1つ。もう1つは、その心理的要因からくる資金管理の失敗です。
それは適正な利確や損切などの設定がなされていないため、損失を回避したいという心理、負けを取り返したいという心理から、無謀な取引を行い、さらなる損失を生むという悪循環を生んでしまいます。
そして、利益を得られずに去っていくトレーダーが多いため、1割ほどしか利益を上げられていないと言われているのです。
シストレを利用する際の注意点
シストレに任せれば、その悪循環を断ち切れるのでしょうか。注意したいポイントをまとめました。
システムに従い続けられるかどうか
取引を自動化することにより、心理的要因を排除することができる一方、どうしても感情や欲求が邪魔をして、システムを使い続けられないケースがあります。つまり、使い続けられるかどうかがカギということ。
どんな優秀なトレーダーでも100%の勝率はありえません。つまり必ず負けトレードは存在するのです。
勝ち組トレーダーになるということは、負けの回数を少なくすることではありません。いかに上手に負けるかなのです。そのためには1つの負けに一喜一憂せず、システムに任せられるかがポイントとなります。
信頼できるシステムかどうか
信頼できるシストレを探しましょう。信頼できるシストレとは、単に勝率が良いということではありません。負けは必ずある、それが大前提です。それでもそのシステムを信頼し使い続けられるかどうか、ということです。
不信感を持ってしまうと、感情的になってしまうため、シストレでFX取引をする意味が無くなってしまいます。
シストレには「開発型」と「選択型」の2種類がある
システムトレードには自分でルールをプログラミングする「開発型」と、すでに開発されている複数のシステムのなかから選ぶ「選択型」の2種類があります。
開発型のシストレとは
システムに組み込むプログラム(ストラテジー)は自分でつくることが可能です。そうすれば自分の思うとおりの売買ルールが設定できます。
自作開発する場合、メタクオーツ社が提供するMT4などのチャートツール上で作動するシステムをつくるのが一般的です。プログラミングスキルをお持ちの方は、チャレンジしてみてもいいかもしれません。
ただプログラミングができたとしても、自分の設定した売買ルールが必ずしも有効とは限らない点に注意が必要です。
選択型のシストレとは
選択型のシステムトレードは、用意されたストラテジーのなかから、スタイルに合ったものを選択して運用するもの。ストラテジーとは、自動売買のためのプログラムを提供するトレーダーもしくはすでに提供されているプログラムのことを言います。
最低限1つのストラテジーを選択すれば、すぐにでもシステムトレードが開始できます。用意されているストラテジーは売買ルールの根拠やその運用成績も公開されていますから、あとは自分の相棒を選ぶだけで良いのです。
初心者には選択型がオススメ
トレードには短期的な相場変動に左右されないこと、そして設定した売買ルールを継続して運用し続けることの2つの意志力が必要です。それをすぐに満たしてくれるのが、選択型のシステムトレードです。
さらにもう1つ必要なのは相場(チャート)を読む力。これにはある程度の学習とトレード経験が必要です。しかしシステムトレードならすぐに解決できます。熟練のトレーダーのような売買をすぐに実現してくれるのがシステムトレードなのです。
選択型のシストレ・macasoとは
世界中の優れたトレーダーをフォロー(選択)して、自動売買を行うシステムトレードのことを、フォロートレードと言います。macasoではフォロートレードが可能です。
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macasoに登録されているマカソムリエは、世界中の現役トレーダー約3万人のなかから厳選された60人以上の優秀な現役トレーダーやロボットです。(※2019年12月現在)
マカソムリエは厳格な審査基準による審査のもと、合格したものだけが登録されています。
また、マカソムリエの運用成績はランキング表示でいつでも確認できます。あなたは、そのなかから自分のスタイルに合う、信頼できるマカソムリエを選ぶだけで良いのです。
ストラテジー(マカソムリエ)にはどんなタイプがある?
マカソムリエはおおまかに、チャートのテクニカル分析に基づいた売買プログラムを実施する「プログラム取引型」と、経済指標発表時や市場急変時にも臨機応変に対応できるトレーダーによる「裁量取引型」の2タイプに分けられます。
各ソムリエによって、勝率重視でコツコツ利益を積み重ねるタイプ、積極的に大きな利益を狙うタイプ、さらに上をいく超積極タイプ、もしくは攻守のバランスを重視するタイプなどがあり、いずれをフォローするかはあなたの取引スタイル次第です。
macasoであなたの信頼に足るソムリエをぜひ、見つけてください。
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