スクスト2 EPアルコア 第7話感想

スクールガールストライガーズ2、EPアルコア第7話の感想でございます。

今回の冥導世界の新事実は
「冥導世界のオブリ製造には、ペンタヴァーン社とヒノミヤグループ=二穂の兄貴が関与している?」
ぐらいですか。
(少なくともロボを作ったとこまでは間違いない。)

まぁ新事実ではあるんだけど、まだ起承転結の「承」ぐらい?
興味を引く謎はあるし、ある程度の緊張感は保っているから別にいいんだけど、最近そんなに話が進んでない気がする。
冥導世界の調査は停滞気味だし、謎の少女ひびきは失った青春(まだ失ってない)を取り戻すのに夢中だし。
いや、あんまりガッと進んでも雰囲気が削がれちゃうかな……。

結局今回も二穂の兄・叶一には誰も会えずじまいなので、二穂が手紙を書いて「腹を割って話そう」作戦に出る。
……他に手がかりもなさそうなので、叶一が登場しないと(少なくとも連絡が取れるようにならないと)、話が大きく進むことはなさそう。
次回こそ叶一さん登場なるか?
あんまり「会えると思ったけどおかしいわね」ばっかり繰り返されるとさすがに……ねぇ……。

冥導世界の調査はイマイチだったけど、ひびきのエテルノライフは順調ですね。
今度は勇気を出してミュージカルをやるぞ。
っていうか夏休みとかもめちゃくちゃ満喫してたけど、何のためにエテルノにいるのか忘れてないだろうなこの子。
いやまぁ、任務描写が省略されただけだとは思うけど……。

以下、細かい感想。

◆二穂の兄貴が捕まらない

前回、「叶一に直接会いに行く」と言ってた楓が叶一の研究所に行った……ら、全然ダメだった。
一応本人はいたっぽいので「楓が来るはずがない。いたずらだ」の伝言を頂戴しました。
不仲なんだか、なんなんだか。

ちなみに「冥導・楓って今どうなってんだっけ?」と思ったので見返したけど、4話で「海外に留学している」と書かれてた。
……冥導ストライカーズが全く現れないこの状況、海外留学もホントかなぁとか思っちゃうね。
なんなら叶一さん本当のところ知ってんじゃないすか。

冥導世界になるべく干渉しないよう気にしてたらラチが開かないので(EPVで干渉しまくってたのが嘘のような慎重さだ)、二穂が手紙を書くことに。腹を割って話そう。
……最近同じメンバーで同じこと繰り返してる気がするのはこの辺かな。
進展なし→「じゃあ私が」→進展なし→「じゃあ私が」って。
ここ3話ぐらいバトルもなく大きな進展もない気がするんで、そろそろ先に進んでほしいところ。
(この一行も毎回書いてる気がする。)

◆冥導調査/ペンタヴァーンとロボと叶一

エテルノでの会話で出てくる情報いろいろ。
前回怪しげなロボを発見したはいいけど、通常任務のオブリ退治とか、夏休みとか、(真乃は)創立記念の準備とかで諸々の調査は進んでいなかった。
夏休みのプール期間、一応本編に食い込んでくるのか……。

そんな中でアコが単独で調査した結果、
・ペ社がオブリの元になるロボットを作っていた。
・ペのロボット産業にヒノミヤが出資していた。
・その出資に緋ノ宮叶一が関わっていた。
とのこと。
叶一さん胡散臭い情報ばっかり出てくるな。

あと、ペ社はこの世界ではバトルスーツは作ってないそうで。
バトルスーツの代わりに良かれと思って作ったロボが……みたいな感じだろうか。「アイアンマン2」のハマーですね。
あっネタバレしました。すいません。
でも大したネタバレじゃないです。映画の治安維持ロボットなんて暴走するに決まってんだから。面白いぞアイアンマン2。

……って書いてて思い出したけど、EPVの量産型テミスも似たような扱いじゃなかった?
いや、あれは「オブリ技術を利用してテミスが量産機を作った」んだったか。逆か。

話を戻して。
ペ社についてのくだりで、翠が「みんなの通常変身を作ったペ社なら味方になってくれんじゃない?」って言うけど。
「みんなの」ってのがいいですね。翠と小春は魔法戦士だからペの世話にはなってないのだ。
別技術で戦う追加戦士感があっていいです。

◆今回の日常パート

EPアルコア、毎回ノルマのように日常パート入れてるよね。
歌の練習を続けてたひびきがミュージカルに挑戦するんですってよ。
「下手でも取り組む姿勢が大事」みたいな話の中で椿芽が「私も少しは料理が上手くなった」と言った時、後ろで「……そうか?」みたいなツラしてる賢宮がよかったです。
いいぞ。その空気感だ。

◆二穂とひびきと謎の声

7話の締めは二穂とひびきの会話。
兄への手紙を書く二穂と、ミュージカルの脚本を書くひびき。
「最後はハッピーエンドがいい」のセリフから続く文章は……これ「物語を見ている何者か」の語りだと思っていいんだよね。
ひびきのモノローグじゃないとは思うけど。
「諦めなければきっと報われる」という文章で7話は終わり。

……かと思いきや、セリフログを開くと赤文字で隠しメッセージが仕込まれていました。

彼女・・は 諦めなくてもいい。

あなたが これを 観測しているかぎり。

隠しメッセージの「誰か」、5話のラストぶりの登場。
5話では「あなたが見ているかぎり何度でもやり直せる」
今回は「あなたが見ているかぎり諦めなくていい」
またしてもプレイヤーが観測し続けることを望むようなコメントですね。

これ、物語を見守る超越存在の語り……のように見せて、案外メタ的なメッセージかな。
「せっかく連載してんだからストーリーも読んでね」的な。
さもなくば
「視聴率が低いと打ち切りもあり得ますよ」
という……いやそれは考えすぎか……。
でもなんか気になるから、今回はtwitterに上げる時にスクストのタグつけよう。
運営さん、ちゃんと読んでます。

あとちょっと思ったけど、この「彼女」って本当にひびきのことかな。
わざわざ傍点打ってるのは、ひびきじゃない別の誰かを指しているからだったり?誰だ。二穂?
……まだ大丈夫そうだけど、一時期スクストが「サービス終了に向けて一個ずつ話を畳み始めた」んじゃないかと思ってたからさ俺……。
黒鳥物語やハヅキの妹の件みたいに、放置してた設定を一個ずつ整理し始めてる気がせんでもない。

EPアルコアで二穂を救って……あとなんか残ってるかな……。
……あれか?親愛編で自分がゲームの存在だと気づきかけた真乃?
真乃が真実を識ってしまうエンドですか?
いやそれはやんなくていいです。

◆おわり

冥導世界の調査が停滞すると同時に話も停滞してる印象だけど、次回も楽しみです。
……あとそろそろバトル挟んでもいいんじゃないすかね。
もうずっと変身してないでしょ。
スクストの魅力の一つに「特撮感」があるのでお願いしますよ。

おわり。