スクスト2 EPアルコア 第11話感想

スマホゲー「スクールガールストライカーズ2」メインストーリーの感想です。

Twitterで噂のEPアルコア第11話にやっと追いつきました。
ウワーーーーッ!!
すごいなEPアルコア!!
色々進展しますね。すごいですね。
感想書いてるだけで「これはこう繋がるのでは!?」とか色々考えてしまう。
ネタバレ防止のためにTwitterに感想を書かないようにしていたけど、今回は特に全部ネタバレ。
本編読んでない人は先に読んできなさい。もったないぞ!

◆冥導世界とは

もるがなの話や叶一の手紙からすると、冥導世界は通常変身の元である「トルテの世界」から分岐しているみたいですね。
 ・妖魔ようまの侵攻があり、
 ・美山副長官がペンタヴァーン社と対策を講じて、
 ・バトルスーツ開発に着手した。
……というところまでは一緒で、その先で
 →スーツが完成したのが、アルタイル・トルテの世界
 →スーツ開発が難航し、オブリ技術に手を出したのが冥導世界
……と分かれたんでしょう。多分。
初期設定をちょくちょく持ち出してくるのは古参プレイヤーにEP1を思い出させるサービスではなくて、本当に話の根幹に関わるからだったのか……。
もるがながプレイヤーにわざわざ「妖魔の読み方はヨウマだと思う」とか言ってくるのも、そのことの強調?

◆冥導二穂やその他の子

「冥導二穂は死亡した」という調査結果が出たんで俺も信じ込んでたけど、死んではいなかったね。
世界を守るために自ら志願し、意識を捨ててまでオブリ属性の改造人間になっていたのだ。
依咲里も華賀利も楓も……おそらくは他のストライカーもそう。
……現今世界と紙一重のストライカーズがこの扱い、結構しんどいなぁ。
今も「生まれながらの改造人間」なわけだけど、それ以上ですね。
まさかの敵属性。オブリストライカーズ爆誕。
ただ二穂も死んではいないけど、意識もなく兵器になってるのは……それ助かってると言うか……?
そして叶一は全部承知の上で世界のためにやっていたことが判明。
やってることはアレだけど正常な人だと思って……いいんだろうな、さすがに。
他にもっとやばそうな研究者出てくるし。

一方のエテルノ。
冥導変身は元の世界ではオブリ要素を含むけど、あくまでメモカ参照元
仮想の体で運用する分には問題ないとして、エテルノではこのまま使用することに。
……と言いつつ、モシュネとティエラ先生が気になること言ってましたね。
「例の機能」とかなんとか。
なんだろう。オブリに乗っ取られた時に強制解除でもするのかしら。

◆冥導世界の2つの研究

その名は《Mizar》と《Alcor》。
どちらもクアルタの研究員、芙治川正法が関わっているもの。
整理すると……。

《Mizar》は第10話で資料が登場。
オブリ細胞を使った遺伝子操作による人間兵器の研究。冥導変身のこと。
無人機と連動できる。
オブリ細胞は芙治川が連れてきた人の形をしたオブリのものを使った。

《Alcor》については第9話で資料が登場。
「遺伝子組み換え生物の兵器応用」らしい。
「融合実験済み」とされたリストにはサトカ、雪枝、伊佐美、華賀利、マリ、ターニャ、二穂、紗々の名前が。
もるがなによれば「《Mizar》との違いはよくわからない」。

……俺ずっと混同してたけど、ストライカーの名前が上がってたリストは《Alcor》の方なのね。なんだかわからないけど、遺伝子組み換えした生物(オブリとは言ってない)と融合する実験が行われた方。
じゃあ、襲ってきた冥導二穂や冥導紗々は《Alcor》の姿?
でも無人機と連携を取る動きなんかは《Mizar》の説明に合致するしなぁ。もっと言えば12月協力戦で冥導幸子が侵入してくるイベントのタイトルは「ミザールの使者」だし。
この辺、よくわかんないすね。
今後の種明かしに期待。

さて、その《Mizar》で使われたオブリ細胞というのが……。

◆鎮目ひびきとは

鎮目ひびきの本名は芙治川ひびき。
芙治川正法の養女であり、妖魔オブリだ!
ストーリーを読み終えた隊長を追い、暗転した画面に割り込み、「隊長の世界」を背景に画面をブチ割って迫る!
スキップボタンもないから逃げられないぞ!

こえーーーよ、この演出。
EP1ラストでストライカーとプレイヤーの世界を繋いだ演出を、
プレイヤーの世界までオブリが追ってくるという逆のシチュエーションで持ってくるの、とても好きです。いいぞ。
EPアルコア最大の見せ場ここでしょ。

この時、ひびきに正体を尋ねる隊長のセリフ(ボタン)。
「君は誰?」じゃなくて「誰だ?」っていう強い口調なのがいいですね。緊迫感あって。ここカッコよくて好きです。
さらにはひびきのオブリ宣言から流れる曲、ミッション中にオブリに遭遇した時のメロディに似たものが混じってないすかね。ちゃんと聞き取れたわけじゃないけど。こういうの好きよ。

しかし正体がオブリだった割には、ここまでのひびきは(五次元感知能力は別として)本当に何も知らない「ただの人間」のようだった。
なぜ今このタイミングで妖魔オブリとしてのひびきが現れたんだろう。
前回サトカが言ったような「とんでもない演技力の持ち主」だった可能性も……まぁ……なくはないけど……ないでしょ……。
ちなみにエテルノの交友関係的には、みんなと心を通わせて劇団エテルノが成功した後に裏切るのでとてもいいですね。
エテルノを攻めようと思ったらストライカーズの心を揺さぶるのが一番効くのだ。
あと隊長プレイヤーも割と油断してましたね。
夏のイベントとかも参加してたから、いくら謎があるっつってもそこまで行かんやろと思っていた。せいぜい「本人に自覚がない」とか。
光のない目でガッツリこっち見てましたね。こっわ。

その妖魔ひびき、「私がこの体を通じて話すのは初めて」って言ってる上に、「見つけてもらった」とか「私の孤独は」とか「閉ざされた私の観測範囲」とか言うので……これをそのまま受け取るなら、人間と妖魔で人格が別々で、しかも妖魔の人格は表に出られなかったっぽい。ナンデ?
本人の言葉通り、誰からも見えないはずなのに隊長が見つけてしまったのが鍵の一つなのかな。
やっちまったな隊長プレイヤー。隠しメッセージで喜んでる場合じゃなかったですね。

それと、「元々人間だったものがオブリ化した……というのが近い」ってのも気になる。
人生のどのタイミングでオブリ化したんだろう。
もっとも「というのが近い」とあるから、単純に人間がオブリになったのとはまた違うみたいだけど。
それに「偶然オブリになってしまった」のか、「人工的にオブリにされたのか」で話が変わってきますね。

人間ひびきは「鎮目ひびき」と名乗って冥導変身のことは何も知らなかったけど、
妖魔ひびきは「芙治川ひびき」という名前の自覚があったあたり……
芙治川に引き取られて以降の記憶はオブリ人格側が持ってるっぽい?
芙治川か……短絡的な発想だけど、また「実験でオブリに〜」とかそういう話になっていくんだろうか?

……そういえば、このオブリ人格が現れた場所がまた「星空の境界」じゃないすか。
ひびきが最初に襲われたのもここ。
2回目に襲われたのもここ。
そしてオブリである正体をバラすのもここ。
冥導幸子がエテルノに現れた時にモシュネが「近くの境界経由でここに?」って言ったけど、たぶんこの「星空の境界」が冥導世界とエテルノの近道になってるんだろうなぁ。
っていうかそれこそ冥導幸子。ひびきがここで襲われた時に目撃された影は幸子だったじゃないか。
絶対ここ通って来てるんだろうなぁ。

◆謎の声の正体

時々会話ログに現れる赤い文字の正体は、外との接触手段を失った妖魔ひびきだった。
これまでの登場は第1話冒頭、第5話ラスト、第7話ラスト……だけかな。見落としがあるかもしれないけど。(イベントには出てきてないよね?)
第1話はOPのナレーションの後、ひびき登場直前。
第5話はひびきが何者かに襲われた時。
第7話は演劇の脚本を書くひびきの言葉の後。
その内容はざっくり言えば「暗闇の中にも光はある」「彼女・・は諦めなくていい」「あなた(プレイヤー)が見ている限り」といった感じ。
……シチュエーションと言葉だけ拾うと、(人間としての)ひびきを案じて、希望を見出そうとしているように聞こえるけど……これが妖魔ひびきの言葉?
何がしたいんだろう。

◆残っている謎

EPアルコアがあと何話かわからないけど、今回だいぶ進んだので。
ここまでで出ている謎で未解決のものって何があるかな。
登場話数順にざっと羅列。

●崩壊した世界に立つひびき。(予告)
●エテルノの警報のエラーはなんだったのか。(第2話)
→オブリであるひびきに反応した? 警報が鳴ったのは「2月某日」、ひびきが来たのは「調査チーム帰還当日」で、表記がずらしてあるけど同じ日と見ることもできる。どちらも第2話の出来事。
●星空の境界で襲われるひびき。襲撃者は幸子?(第2話ラスト、第3話)
→10話後に冥導幸子登場。確定とみて良さそう。
●冥導世界は現今世界からそう遠くないにも関わらず、これまで発見されなかった。隠されていた可能性がある。冥導世界付近で通信障害も。(第4話・モシュネ)
※ちなみにエテルノも座標にノイズを混ぜて感知しにくくしてある。
●再び星空の境界で襲われるひびき。襲撃者は誰か。(第5話ラスト)
→映る足元は冥導変身のシルエットのような。冥導ストライカーか?
●襲われたはずのひびきが、その後何事もなく部屋で目覚めたのはなぜか。(第6話)
●ティエラと話した後、肩を落として去っていく紗々。何の話を?(第7話・イミナと翠)
●謎の研究員の伏せ字ばかりの会話(第8話)
→少なくとも場所はペンタヴァーンのはず。
●「死の記憶を継承する虫」の話から、研究所の記憶がフラッシュバックするひびき。目から光が消える。(第8話・ひびき)
●謎の研究所。眠っている?二穂と紗々。バトルスーツの数名。何者かの「彼女たちが分かち合ってくれる」「君もまた希望の星なんだ」の声。(第8話)
→こちらも、ペンタヴァーンの研究所のはず。
●かわいらしいハンカチを持っている隊長。(第9話・サトカ)
→ひびきの持っていたハンカチ?なぜ隊長が持っているのか?
●《Alcor》に関する資料。遺伝子組み換え生物の兵器利用。被験者名簿。(第9話)
●冥導変身は何のための装備?(第10話・アコ)
●《Mizar》に関する資料。オブリ細胞の利用。(第10話)
●モシュネとティエラが仕込んだ「例の機能」(第11話・モシュネとティエラ)
●《Alcor》が《Mizar》とどう違うのかわからない。(第11話・もるがな)
●「冥導世界は既知の世界と同じ分岐元を持つと考えていい」「あなたの目から違う角度で観測すれば解明していくだろう」「冥導世界とはどのような世界か。答え合わせが楽しみ」(第11話・もるがな)
→「トルテの世界」からの分岐か?
●ひびきについて。人間と妖魔で人格が違うのでは?なぜ今妖魔に?(第11話)

うん。そりゃまぁいっぱいあるよな!!
あとは、まだ今回の終着点にいるであろう黒幕の存在がわからない。
EPキラルやEPVみたいに、完全によその世界の話だったら「この世界の混乱はこれで解消した!良かったな!」で終われるだろうけど……冥導世界そのものが隠されていたり、その中でオブリ技術を使った兵器が作られたり、人の形をしたオブリが生まれたり、そいつらがエテルノにまで侵入してきてるのが「冥導世界はそういう危ない場所でした」であっさり終わるとも思えない。
外側からこの流れを作った誰かがいるんじゃないすかね。
まだ明かされてない情報もあるだろうし、この時点で解けるわけないだろうけど。

あと細かいやつだと、第7話の「ティエラと話した後に肩を落として去っていく紗々」が普通に気になる。

しかし、EPアルコアってあと何話あるんだろう。
過去のメインストーリーは
EP1:24話
EP2:24話
EP3:16話
EPキラル:12話
EPキラルI/O:10話
EPV:21話 内容の割に話数多いな
EPV+:10話
……ってなってるので。
おおよそ20話で終わると思ったら、今回の11話で「前編の終わり」あたりと思っていいのかな?
内容的には「怒涛の後半戦突入!」って言われても納得できちゃうし。

◆次回が楽しみ

今回のラストで隊長に正体バレして、思いっきり煽ってきたひびき。
次回12話の冒頭でまた普通の顔して出てきたらもう怖くてしょうがないですね。
あのラストからどう続くのか。アルコア読んでて今が一番楽しみかもしんない。
……毎月「協力戦後に更新」のペースで行くと思ったけど、微妙にバラつきあるよね。
さすがに1月中の更新はないだろうけど、2月のいつごろかしらね。
今回はこの辺でおしまい。
めちゃくちゃ長くなってしまった。






◆余談:予想

余談です。
読み返すうちにあれもこれも結びつけたくなってきたので、今ある材料だけで予想してみます。
もるがなもね。「あなたの視点で観測すれば」とか言ってたしね。
まぁ本編で新しい情報が出たら一気にくつがえるし、そもそも俺が設定を間違えて覚えてる可能性もかなりあるのでテキトーに読んでください。(確認できるものはなるべく確認したけど。)

■今回の黒幕は?
入洲にクアルタ、折江幹子、色々開発するペンタヴァーンに「トルテの世界」と、EP1に出てきた要素がだいぶ掘り返されているけど。
あと触れてない要素って何があったかなと思うと……ラスボスのモルガナの存在?
EP1最終回で隊長の特攻を受けて隊長もろとも転生したけど、隊長プレイヤーはこうして元のエテルノに戻ってきているので……モルガナもどこかで元通りになってる可能性もなくはない。
今回の黒幕は転生したモルガナで、EP1のリベンジをしかけている、とか?

……モルガナは集合体だから「個人」ではないんだけど、少なくともあのモルガナも転生した先では誰かになるんだよね。それって折江かな。千嵐かな。
折江だったらもう冥導世界にいるよね。また怪しげな研究に手を出して。
自分のいる世界を感知しにくくする……とか、そんな規模のデカいことを「内側の住人」ができるんだろうか。
外側から大きな存在がいじらなきゃできなさそうだ。
転生したモルガナが、また「本体」と合流でもしないとできないか?

■冥導変身は何のために?
上記の「黒幕」ありきで考えちゃうけど。
隠されていた冥導世界。オブリロボと連携してストライカーを狙う冥導ストライカー。一部は「星空の境界」を入り口にしてエテルノに侵入。
……というのを合わせると、アコが言っていた「冥導変身は何のために作られたのか?」の答えは「エテルノを攻めるため」のような気がしてくる。
ストライカーだけでなく、ペンタヴァーンのロボットも連携して動けるので、兵隊の数は十分いるはず。(それも結構強くて、すでに苦戦しているし。)
冥導世界はこれらの準備が整うまで隠しておいたんじゃないかな。

■鎮目(芙治川)ひびきとは?
今回の黒幕の目的が「エテルノ侵攻」だとしたら、ひびきはただ単にそのための道具なんじゃないすかね。
現今世界のストライカーズは「モルガナの実験のためにフィフス粒子を仕込まれた者達」なわけだけど、ひびきもそのオブリ版というか。
10話もかけてエテルノに入り込みストライカーと心を通わせ、正体が明るみに出たら「どうしますか?私を否定しますか?」と迫ってくる存在感だけど、別にラスボスでもなんでもなく「そうやってエテルノを混乱させる」駒の一つだったと。

今回の11話でオブリの正体を明かしたのは、冥導世界もだいぶ調べられてしまったし、兵器の準備も済んだし、エテルノへの侵入路も見つけたし、なにより劇団エテルノ成功直後でひびきへの信頼度が上がってる時にバラすのが最もストライカーに影響を与えるから……と、条件が揃ったから、とか?

でも最終的にはひびき自身も切り捨てられて、やっぱりエテルノのみんなに救われるんじゃないかなー。よくあるやつだけど。
……こういう「外側」のこと言うのもアレなんだけど、スクスト的にここまで持ち上げた新キャラをあっさり悪者にするとも思えないのよね。
メンバー入りしてないまでも、本編以外の夏イベントでもガッツリ参加してたし。
冥導ストーリーが終わった後のレギュラー入りを見越しているか、このえちゃんみたいに消えてしまうかっていうところだけど……もし残そうと思っているなら、あれだ。なんだかんだいい部分だけが残る魔人ブウみたいな感じですね。

……まぁ個人的にはミネルがすでに持て余されて変なキャラになってるように見えるので、生き残ってもレギュラー入りしないで冥導世界に帰った方がいいとは思う。

予想は以上です。
こんだけ書いて一個でも当たってたら嬉しいけど、どうかなぁ。
この予想で謎が全部解けてるかっつったら、手がついてないのいっぱいあるし。
ハズレでもいいので答え合わせが楽しみです。