スクスト2 EPΣ 第壱話感想

スマホゲー『スクールガールストライカーズ2』のメインストーリーの感想でございます。

新作「EpisodeΣ」が始まりましたね。
見て感想書いてる間に日付またいじゃったけど、8/28スタート。
第壱話は世界観と登場人物の説明回だったけど、好きな要素がいっぱいあったので今回も続きが楽しみです。
前作アルコアの陰鬱な雰囲気からガラッと変わったサイバーパンクな世界がいいね。テクノロジーが発展している上で「デザイン方面がやたら和風」というのがいい。
それと第壱話の印象だと、演出というかアクション方面というか。「画面のカッコよさ」「動きのカッコよさ」に力が入ってるような感じがする。
最初だから気合い入ってるのかな。
全話通してこの感じだといいな。

ざっくり書くとそんな感じです。
以下、上記の内容をめちゃくちゃ長く書きます。
言ってることはほぼ同じです。長いだけ。


◆EPΣの世界

さて、EPΣのΣチャンネル。(メモカ準拠なら「武縫チャンネル」?)
最初に書いたように、現代をベースにしつつ「テクノロジーが発展した和風テイストの世界」ってのがいいですね。好きな感じのやつだ。
空間に投影されるディスプレイや立体ホログラムなんかはもはやSF描写としてはお馴染みだけど、その中で通信端末が二つ折りのガラケーなのがいいセンスしてると思う。
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』では、宇宙船で星々を飛び回って冒険する主人公がSONYのカセットウォークマンを愛用していて、SFな世界観の中に放り込まれたレトロがオシャレでクールな存在感を発揮していたけど、それに似た良さがありますね。
……ガラケーをレトロと呼ぶには早い気もするけど、まぁニュアンス的にはそんな感じで。
読み終わってから昔使ってたガラケーを引っ張り出したのは俺だけではあるまい。

しかしSF和風世界……と思ってたら、渋谷のハチ公前をもじって「渋山 ハニ公前」ってのが出てきたのはちょっと笑った。
背景にちゃんとハニワいるし。
なんだよそれ……と書いていて思ったけど、そういや現実にもモヤイ像とかあったね。
ハニワがあってもおかしくないかもしれない。

あとΣ世界で言うと、ティエラ先生の歴史の授業で「原住民政権時代」とか言ってたのが気になる。
すでに終わっているらしいので、じゃあその後の政権は……というか、「原住民」呼ばわりしている彼女らはどこから来たんだろう。
国レベルの話なのか、星レベルの移住者なのか。
単に外国の歴史の話してただけかもしれないけど、伏線だとしたらこの世界の成り立ちも気になりますね。

同位現実AR空間とアマヒカリゲーム

んで、EPΣの話の軸になってくる「同位現実AR空間」と、そこで行われるアマヒカリゲーム
「授業中に抜け出して、異空間で怪物とバトル!」って、なんか中学生の妄想みたいなワクワク感がありますね。(褒めてます。)
「AR空間での時間は現実より遅いから授業を抜け出してもオッケー!」ってのも中学生の妄想みたいでいい感じだ。(褒めてます。本当に。)
何者かが仕掛けたゲームで、バグはいるけど命の危険はなさそう?
敵を撃破した時も効果音に迫力がないので、全部「ゲームとしての演出」っぽい。
……予告を見るにこの後現実世界にも敵が現れるようなので、その辺から気楽なゲームではなくシリアスな命懸けの戦いになっていくんでしょう。こういうの大抵そうじゃないすか。
さらには第壱話ラストの末葉の説明によれば、AR空間とは
「今アクセスできるのは《星を見る子らスターゲイザー》だけ」
「将来的には更なる人類進化の核となる」
ですって。
EPΣはゲームを企画したやつの正体と真意を探っていく話になっていくんだろうけど……「人類の進化」とか出てくるとあれだよなぁ。
黒幕捕まえたら「身体を捨てて意識だけの世界へ……」とか言い出すんじゃねぇかなぁって思っちゃうよね。
「お前らにはその世界の整備をさせていたのだ、ご苦労だったグハハ」みたいな。

◆ストライカーじゃなくてスターゲイザー

今回の女の子達の肩書きはストライカーではなくスターゲイザー。「星を見る子ら」と書いてスターゲイザーだ。
いつもだったら「星を見る子らストライカー」って言ってたとこだと思うんだけど、ちょっと珍しいですね。
まぁこのゲームはスクストだから、結局は「AR空間=境界」「スターゲイザー=ストライカー」でした、とか言われるかもだけど。
なんか「AR空間に入れるのは素質のあるスターゲイザーだけ」とか言われてるし。同じ学校に集まってるし。
……いや、伊緒だけ外にいるけど。予告でもなんか言ってたしなんかあるんでしょーね。

そのスターゲイザーの装備。この世界なりの規格があって面白いですね。
こういうの好きよ。
「転移」でAR空間に渡って、「纏衣!」で素体スーツに変身。
敵を倒した時のドロップアイテムで上位装備を手に入れたら「纏衣武縫!」でパワーアップ。
こういう共通規格の装備ってなんかいいよね。
あと「纏衣!」「纏衣武縫!」の掛け声が好きで、スクストにやっと変身コールが登場したってのが嬉しい。
「キラル・リベール」は召喚呪文だからちょっと違ったし。
スクストも変身モノなので、やっぱりこうでなくては。
パワーアップ時はワードが違うのもなんかいいじゃないすか。

◆今回の主要?メンバー

そのスターゲイザーとして活躍するのはこいつらだ!
……キャラごとに個別に。

◇チカ

俺こんなに長く画面に映るチカちゃん初めて見たかもしんない。
どうやらEPΣはチカの成長とともに語られるらしい。
主人公に大抜擢だ。
いや本当……こう言っちゃ悪いんだけど、38人いる中でキャラの立たせ方すっごい悩んでる感あったもんなチカちゃん……。落語キャラも持て余し気味だったし……年下キャラは他にもいるし……。
今回で頑張ってほしいですね。
現今世界とは別の世界ということで性格も少し違って、生徒会長・末葉に向かって「あ!私を生徒会に入れなかった女!」と言ってのける生意気な感じがいいですね。
現今世界のチカちゃんはいい子すぎたのかも。

そういえばずっと謎の声(AIアシスタント?)の「弐號ちゃん」とやらと喋ってるけど、あれなんなんすかね。

◇同位現実研究会

そのチカを囲むのは生徒会ショコラーデ・ミラではなく、混成メンバーからなる「同位現実研究会」という部活動仲間。(旧字体表記は面倒なので省略。)
……混成メンバーというか、そもそもこの世界にはフィフスフォースは存在しないのかな?
ハヅキ、真乃、小織、幸子、まな、チカでチーム組んでるのは新鮮でいいね。(まな・真乃・幸子は「いつものゲーム組」ではあるけど。)
リーダーハヅキと参謀真乃(胃が丈夫)はいつも通りだけど、マスクオフで華麗な蹴りを叩き込む幸子後方支援に特化した小織がいい感じ。
この世界の幸子は仮面をつける理由がないのか、後々やっぱり出てくるのかは気になるところだけど……元の世界より明るくなった気がするので、特に辛い目にはあってないのかもね。(いっそ本名で出てきてくれたらよかったんだけど……そういうわけにもいかない?)
そして小織。EPVで出てきたハッカーキャラが定着しつつありますね。
EPVは無駄ばっかりだったけど、小織を「三姉妹の末っ子」として扱わず、冷静で有能な一面を見せたのは数少ない良いところだと思う。
姉2人も多分同じ学校にいるんだろうけど、このまま特に絡まずに話が進むといいと思います。
あと菜森まな。いや、性格的には元の世界と変わらないんだけど、この学校には伊緒がいないんだよね。
それでもやっぱり縁があるのか気になるところ。
せっかく別の世界なんだから、「伊緒にこだわらないまな」っていう新しいものを見たいなと思ったり。

◇二穂と雪枝

個人的にあんまりよろしくなかった2人。
いや問題なのは二穂だけなんだけど。
せっかくアルコアで恐怖と向き合う少女を好演したのに、また大物気取りのお嬢様になっちゃったよ。
「うちの会社」とか言ってさぁ。ほたるの「中学生なのに……?」のツッコミで緩和されるかと思ったけど本人の言動がアレなのであんまり効果はなかった。
雪枝の方はすごいオペレーターだとか言われて「まだバイトだよ!」って返すあたりでバランスとれてるんだけど。
二穂は扱い気をつけないとさ……かなりサムい登場だぞ今回……。

◇生徒会

夕依・ほたるはいつもと変わらずチカと友人関係にあるし、あおい・栞もいつも通りなんだけど、「チカの生徒会入りを断った」っていうのは結構デカいよね。なんだかんだ面倒は見てくれているようだけど。
せっかくだしΣチカの着地点は「晴れて生徒会入り!」とかじゃなくて、全く別のところを目指してほしいなぁ。
……ところで、夕依ちゃんがAIアシスタントのおかげで迷子を克服してるのは結構すごい世界だと思う。キラル世界とかでもできてたんだろうか。

◆アクション!

同位現実研究会のバトルシーンとかそうだったけど、今回はカッコいい演出が多くていいね。
個々のモーションがいいし、カメラもグイグイ動かすし、メンバー紹介テロップもいい感じ。
特に幸子の「バレエ回避からのライダーキックで逆さに映った状態で名前テロップ」、あれよかったすね。
真乃が特に武器を持たずに光弾を放つのだけはちょっと物足りなかったけど。なんか構えてほしかったな。いつものスチームパンク銃が世界観に合わないなら普通のハンドガンでもいいからさ。

しかし一番良かったのは、AR空間に登場する生徒会の4人!
次々に出現して手前にズラッと並ぶあの感じ、めちゃくちゃ好きです。
EPΣはこういう演出面に力を入れていくのだろうか……。
だとしたら嬉しいですね。

◆最後に

まだ第壱話だから、世界観の説明と見栄えのするアクションシーンだけって感じだけど。
つかみとしては十分楽しめました。
このままアクションの質を維持しつつ話が進んでいったらいいなと思います。

しかし……新エピソード、アルコア後編ではなかったね……。
まぁ、あの話はあれで終わりでもいいんだけど……面白かったからさらに掘り下げる何かがあってもよかったなぁ。
そういえばアルコア最終話のエンディング曲の「82光年先のプリズム」、こないだ聴いたら曲が差し変わってました。
歌い方が微妙に違う(声が少し低めになった気がする)のと、演奏は明らかに変わってる。(ソロパートとか聴くとわかりやすい。)
いずれ配信とかされると思うけど、どっちのバージョンが出るのかなぁ。

さてEPΣ、特に書いてなかったけどまた月イチ更新なのかな。
今回も楽しみです。
……EPVの時は文句ばっかり言ってたから感想にタグなんかつけなかったけど、アルコアとかすごく良かったし他の人の感想も見たいから、今回からTwitter……もとい、Xに投稿する時にタグをつけてみようと思います。
公式で感想タグとか作ってくれればいいのに。
#EPΣ感想」で検索かけてカブりがなかったので、これでいってみます。
追記→カブりはなかったけどタグとしてちゃんと機能してないようで、実際に投稿して検索かけても自分のツイートすら引っかからない。
noteでも「Σ」がタグ登録できなかったし、おとなしくカタカナで「#EPシグマ感想」と書くしかないのか……。
字数減らしたいし「Σ」って字面がいいから使いたかったんだけどな……。
まぁしょーがね。

ではまた来月。