先頭かき分け、水の道をつくる


どこにでもいそうで どこにもいない

生きているようで

死んでいるようで

不思議な現象によく出くわす

わたしが欲したモノは、探しても、ないことの方が多い。

地球がもっていたなら、分けてくれる。

過去に誰かの魂が欲してくれたもの。

もし、地球がもっていなければ、

しばらくすると、

欲した物に近いものが、心がまえなしに出現する。

時間は、時計の時刻とはちがう働き方をする。

まるで、わたしが欲したときに何かが生まれ出るようだ。

わたしが不思議な現象と呼ぶのは、

わたしが欲するまでは、平原なのに、

欲してしばらくすると、にょっと出てくる。

地平線から朝日あるいは月がのぼるかのごとく。

言葉

モノ

創造する力とはこういうことをいうのだ。

創造する力は心だ。魂だ。

心あるいは魂をもたない者たちは、創造する力をもたない。

心あるいは魂をもたない者たちは、創造者になれない。

真実をいうと、

魂なき者たちは、横から、もぎとって命の糧としている略奪者たちだ。

魂なき者たちの哀れさも秋をむかえ、冬じたくをしていることだろう。

わたしは、虹月音(ニジガツネ)の水底で

「ひとかき ふたかき みつかき」

と、まるで水かきでかきわけるように、

ちゃんと平泳ぎをする。

先頭をかきわけ、水の道をつくる。

ふりかえると、

遠く遠く小さな小さなみんなが泳いでいる。


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