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銀ちゃんといっしょ 65

ハナドロボウ

うちの道路沿いにある花壇です
手入れが楽チン!なので去年から夏は日々草を
植えています

サボテンを枯らすぐらい園芸は得意ではありません
でもここは路線バスの通る道路沿いで
目の前が大学と高校
老若男女の歩行者も比較的多いんです
おまけに商売をしているので
やはり小綺麗にこざっぱりとさせていないと
ダメですよね

建物の長さが30mほどあるので
水やりも掃除を兼ねてそれなりの時間がかかります

その時に通りすがる方々には挨拶をしています
お花がきっかけで長い立ち話にもなって
なかなか終わりません

長年やっていて思うのがどんなタイプの方でも
〝会話〟が好きですね
些細な話題でもどんどん拡がります
お口が苦手そうな方でも目が喋りたそうです
一人暮らしや老夫婦だけのご近所さんもいるので
会話に飢えているのかも知れないですね

さて
ハナドロボウですが…
写真のぽっかり空いた空間には
一株同じ日々草がありました

ある朝無くなっていたんです

ご覧になってわかるように
枯れかけていた訳でもないし
犬や鳥が持って行った形跡もありませんでした
嫌がらせで抜いて放ってあった訳でもない

持って帰ったのでしょうか

根こそぎ持って行っているので
また植えてもらえれば夏の終わりまで
大丈夫かも知れません

悲しいですね

お店で数百円で売られているものなのに
袋でも用意して掘って入れて帰った…
その工程や心情を考えると悲しいです

以前
何も考えずに植えて
凄い量のひまわりが咲いていた時
事務所の中にいて車が止まった気配がしたので
荷物かなと思い
出てみると
50代ぐらいの女性がハサミでひまわりの先を
正に切る瞬間でした
慌てて全開にされた助手席にハサミを放り込み
車に乗り込んで逃げて行きました

どちらのケースも
言ってくれればいくらでも差し上げたのに…
と思っています

万引き犯って
その物が欲しくて盗る人もいれば
その物が欲しいとかではなくて
スリルを求めている場合もあるそうですね
そういう〝病気〟もあると

うちのハナドロボウたちはどのタイプなんだろう

なぜやってしまうんだろう

欲しかったら声をかけてもらえたら
いくらでも持って帰ってもらうのに

そんな手段で自分のものにした花々
どんな気持ちで愛でるんでしょうか

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