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長らくご無沙汰しておりました。
今日はご紹介したい人がおり、久々の投稿です。

実は私、11月よりFBグループを作りました。その名も「まなみとのりこのきもので息抜き」

着付けや管理、コーディネイトの曖昧なルールなど、細かいことにとらわれず、もっと気楽にゆるっと着物を楽しんでもらうために、元呉服屋勤務の「まなみとのりこ」が着物のあれやこれやを月1でライブ配信しています。

そのパートナーである、柳生野里子さん。まだ知り合って、間もないもののとっても魅力的な女性。現在、名古屋でご自身が主宰するSalon de NORで「着付け教室」と「魔法の夢ノート講座®」を開講しています。

先日そんな野里子さんにお話を伺う機会あり、記録も兼ねてこちらに残しておきます。

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ゆっくり、じっくりの人

『はじめまして』

野里子さんと初めて対面した時、それまでの緊張が解ける声のトーンと、ほんわかした空気感に驚きました。「人は見かけによらない」というのはこのことか、と思わせるほどのギャップ。

当時、SNS上でしか接点のなかった私は、彼女の艶のある黒髪と、意思の強さを感じる真っ直ぐな眼差しから、勝手に張りのある声やエネルギッシュなイメージを抱いて、彼女と対面するその日を迎えたのです。

彼女とのおしゃべりは、そのギャップを埋めていく作業でした。私は徐々に彼女の奥深さに引き込まれていきました。急に心の距離を近づけて来ない安心感、それでいて、気が付くと、野里子さんの空気感やペースに引き込まれている、そんな感覚がありました。

話を聞けば聞くほど、野里子さんが「ゆっくり、じっくりの人」ということが分かってきました。

聞くと、過去に建築会社と勤務経験があったとか。
建築会社では打ち合わせから契約、工事の現場監督、引き渡しまでを全て1人で担当していたそうです。私自身も自宅を新築した時に経験しましたが、その作業と期間たるや相当なもの。建築会社で経験を積み重ねるうちに、ゆっくりじっくりお客様と向き合い、信頼関係を築いていくことが得意になったのだと感じました。

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▲写真は機織り体験をされた時のもの。人もそうですが、モノともじっくり向き合うのがお好きな野里子さん。お手持ちの着物ともじっくり向き合うことで、作り手の方へ想いを馳せることもあるそうです。


呉服業界での経験を活かし、着付け講師の道へ

その後、元々大好きだった着物で生業を立てたいと、建築会社の後に転職した呉服店での経験をもとに、ご自身でサロンを開業。現在、野里子さんが主宰するSalon de NOR では、「着付け教室」と「魔法の夢ノート講座」が開講されています。

着付け教室にいらっしゃるお客様の中には、「何度着付けを習っても忘れてしまう」という声もあるようで、着物を通してお客様自身がどんな夢を叶えたいのか、その先にある自分自身の想いと向き合ってもらうことで「人生最後の着付け教室」にしてもらうべく奮闘中だそうです。

お客様の着物の悩みを細分化し、必要なら一緒に着物でお出かけをすることで、実践を通じて所作なども教えてくれるので、とても頼もしい着付け教室なんだろうと思いました。

また魔法の夢ノート講座では、お客様本来の魅力で豊かな人生を送るサポートをされています。

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夢とこれから

そんな野里子さんの夢は、Salon de NOR オリジナルの桐ダンスをプロデュースすること。

『着物を着たいと思う人が、着ることに対して抵抗を感じる1つの問題として、管理の問題があると思う』とおっしゃる野里子さん。現在の一般的な着物の管理方法は、「畳み」で、たとう紙と呼ばれる和紙に包み、重ねて保管するというもの。着物には細々とした小物も多くあるため、ちょっとした手間がかかります。『着たいのに一歩が出ないのは、着たいという想いよりも、めんどくさいが勝ってしまうから』だと言います。

建築会社で得た知識を活かしながら、着物をラクに楽しんでもらうための環境・家具造りにも力を入れていきたいとおっしゃる野里子さん。野里子さんのこれからがますます楽しみです!

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▲着付け教室のあとに「自分1人で着物が切れた!」と喜ばれるお客様のとびきりの笑顔が大好き。そんな野里子さんの笑顔もとびきりです♡

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お話を伺う中で、当初の「人は見かけによらない」という私の想いは「外見は、内面と同調する」に徐々に変化をしていきました。当初のイメージ通り、野里子さんは強い意思とご自身が大切にしたい想いのもとに自分スタイルを確立されている女性。

ほんわかした空気感もまた彼女の名前(野里子)のとおり、長く人の暮らしに寄り添ってきた里山に咲く野花のようで、お客様の心にそっと寄り添い、小さな1歩を応援してくれるにちがいないと確信いたしました。

着物でお困りごとがある方、ご興味ある方は是非に。




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