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たくさんのことが無理になって、車で2時間。
O倉に会いに行ったのが月曜の夜だった。


雪もまばらな深夜、必要な時間だったなーと思った。
去年の夏みたいにマクドでドライブスルーして、あてもなくドライブ。
またこっちに着いたのは明け方4時頃だった。


本当は朝イチ銭湯に行こうと思ってたけど眠すぎて諦めた(笑)
久しぶりによく眠れました。
大人になると言い訳しなくなるけど、ほんとは誰かに聞いてほしいことっていっぱいあるよね。
誤解のないように理由を話したくて、でも長くなるから言わない。
そんな風にして殺してきた感情の墓場がもう埋めるところもなくなってきた。
いよいよ助けて〜となったときは、やはりくだらないことで爆笑するに限る。



雪に声がなくてよかった
沈黙に泡立つように二月のからだ

ー 大森静佳


みんな自分のことばっかで嫌になるよな。
…えむもそうなのかもしれないけどさ。

人はいつか死ぬ。
えむもみんなも。
だからこんなこと考えなくたってほんとはいいんだよな。


ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
淀みに浮かぶうたかたは、
かつ消えかつ結びて、
久しくとどまりたるためしなし。
世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。

ー 鴨長明「方丈記」


休みの度に矯正歯科に通ってる。
そのたびに思うんだよね。
これが終わる頃ってえむはいったい何歳なんだろうって。
それまで生きてる保証もないのに。
後悔してるわけでもなく、でも期待もない。
そんなもんなのかな。
いろんな人の体験記ブログ読んだり、症例みたりしてる。なんだか落ち着かない。
最終的にはやってよかった、となりますように。


もっと同じことの繰り返し、みたいな仕事がよかったってたまに思う。飽き性なくせに。
まとめなきゃいけない資料があって、誰にも指示されてないけど勝手に作りたいと思ってる資料で、2日あったのに全然手つけれてなくて絶望してる。
えむはいつからこんな人間になったのか。
納期は守ろう。まじで。
ましてや自分が自分に課してる納期なのに。


この前、記憶力の話になったとき、えむは記憶力が良いと言われてから色々考えてたんだけど、記憶と恐怖や不安を感じる回路は同じなので、実は痛みすらも覚えていることになるんだよな。過去にあった悲しいことも映像記憶として何回でも再生できます。
そのたびにちゃんと悲しくなります。
だけど写真にすら残らない記憶や思い出こそが人生だと思うから、やっぱり記憶力があっていいのかな。
緊張感のない状態のときほど実は記憶力は悪くなっていく。
本当に好きだった時間は思い出せない。



いい天気だったね、今日。

風は冷たいけど、もうすぐ春だね。

いつかまた会いたいとか絶対言わないように気をつけて生きてるけど、酔ったときにうっかり願ってしまったりするよ。
やっと正直に話せるけど、ちゃんと弱いよ。
ひとりでも生きていけると思うけど、って当たり前みたいに上の句につけやがったけど全然そんなことない。たぶん。
でもまるでそうみたいに生きていくと思う。これからも。


とっととお風呂はいって寝ます。

うまくいけば資料すすめてから寝ようと思います。

がんばれ、えむ。
おまえにはえむがついてる。
自信もっていけ。

誰かになんか言われても、あの頃みたいに黙れって言っていいよ。思ってていいよ。
どんな子でいればいいの?って泣きながら親に聞いてたえむのこと一生忘れない。
いつかは全部終わる。大丈夫になる。
だから大丈夫だ。


よし。


" では、失敬。"


夜のBGM♪ Rain / 大江千里

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