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Lemon


こんばんは。えむです。元気です。

梅雨を楽しみたくて、新しい傘を買ったのに全然雨が降らなくてちょっとだけがっかりしている。
カフェオレをつくってばかりいる。

そんな6月。



アヒルちゃんが言う。
" 君はどうしたいの?毎晩膝ばっかり見つめてないで、大人達に言ってやりなよ。"

生意気な。

だけどアヒルちゃんに背中をおされて上司に長文ラインを送るのだ。あぁ言ってやるとも。

職場では過渡期を迎えている。
主にえむを中心としたハリケーンが起きてることは心苦しく思う。賽を投げるのはいつもえむだ。
この抑えきれない自我が、恥ずかしい。
大人になったのに小学生の頃から私の中のモンスターは大人しくなれないのだ。


海鳴りが聞こえる場所でくらしてみたい。
音と匂いとねばり。
人も家も動物たちも、
みんな海の気配をまとっている。
自分にふれてくるものが、こわくなくなってくる気がする。

ー 東直子「十階」

夜勤を終えた昨日の朝、朝日が乾きはじめたコンタクトに痛くて皮膚科に行くのがだるかった。
夜勤のデータをまとめつづけてた今日、休みなのに仕事してるのがヤになって、それなのに放棄できない強固な理性にも嫌気がさして、海まで泣きながら逃げるの巻。

つらくなると水辺に逃げるのは不思議な癖だ。

えむが文句ばっか言うから、上司が異動するんだろうか。仕事できない上司が悪いと思うけど。
いつもいつもえむは見捨てないように気をつけてた。
なんでここで言い訳してるのか分からないけど、でも上司を精一杯サポートしてたつもりだ。
だけどえむが何しようと隠しきれないほど仕事できなかったということだな。
そう思わないとやってられない。
でも救いきれなかったのは正直悔しい。良くしたかったのだ。えむはえむの部下を守りたかった。そしたら上司は守れなかった。
受け止めてやってく。
それしかできないから。


人生は何でできている?
二十四節気八十回とおおよそ一千個の満月と
三万回のおやすみなさい
そうして僅かな真実で

ー 長田弘「ハッシャバイ」


ギュスターヴ・カイユボット

『イェール川の雨』(1875年)


YUKIの新譜、とてもよかったです。
通勤の時間に聞いてるとこんなに必死になりながら仕事なんてしなくていいよな〜とか思えてくる。
自分の魂が子どもに戻れる感じがする。
もっと自由に生きて、まわりのみんなを愛していいんだって取り戻す。
今のえむには必要な時間。

もっと優しいきびしさで自分に接していたい。
今のえむはとんでもないモンスターで、だめです。
誰よりも働いて、背中で示そうと思ってる。だけど残業したり、ごはんも食べずに働いてるところまで見せてしまっているので良くないです。
これは本当に良くないところ。
自分の部下には誰より休憩とれ、早く帰れと言ってるのに。
明日から誰よりも休憩とっていく。
これは自分との約束。


夜は好きだ。
小学生の頃から悩んだ夜は暗闇に相談する日々だった。
こんな人は少ないのかな。それとも多いのかな。

いつか。

いつか自分の中に巣食うモンスターを飼い慣らしてくれる人が現れるような気がしていた。そしたらきっと長生きできるような気がした。
だけど大人になって分かる。
モンスターと友達になるのは自分にしかできない作業なんだ。
犬と暮らしているとき、彼女の瞳にいつもモンスターは息を呑んでいた。なりを潜めて暮らしていた。
彼女亡き今、えむはひとりでなんとかしなくちゃ。
ひとりでも立派に歩いてみせるってまだ温かい亡骸に約束したので。


寝ころんであなたと話す夢をみた
夏で畳で夕暮れだった

ー 藤宮若菜


自分にしかできないことなんてないよ、ない。

だけどそれはどこへ行ったっていいよっていうお守りだったりもする。
たくさん失敗したい。
まだまだ恥をかいていたい。

踊るように生きていくぞ。


がんばりすぎないで、えむ。
どうせなんとかするでしょ。
誰かを責めすぎないで。
その銃口は自分に向いています。



今はちょっとぼろぼろだけど、いろんなことを良くしていこうと思います。ちょっとずつ。
前に進んでいきたいです。


次にブログ書くときは、きっと前向きに仕事してる自分でいます。

あ、あとホクロ取った。


おやすみ。



おやすみBGM♪青い珊瑚礁 / ハニ (松田聖子カバー)

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