中国塗料(4617)についてのメモ

四季報ONLINEより。

【特色】塗料3位。船舶用は国内シェア6割、世界2位。海外に製販16社。中国中心のアジアが最大市場【連結事業】船舶用塗料83、工業用塗料14、コンテナ用塗料2、他0【海外】60 <21・3>

船舶用塗料が国内世界シェア6割、世界2位、ということは造船会社への発注がグローバルに増えれば風が吹けば桶屋ではないが、この会社にも恩恵があるわけ。

有料登録していないので見出しと記事の出だししか見られないのだが、日本海事新聞の今月の記事からいくつかピックアップする。

サムスン重工業は、新造船受注を伸ばしている。足元では、コンテナ船6隻を追加。これにより、年初来受注実績は60隻・78億ドルに達した。今年の受注高目標91億ドルの86%をカバー
韓国造船大手の大宇造船海洋は14日、LNG(液化天然ガス)船4隻を成約したことで、年初来受注高が年間目標を突破したと発表した。今年の目標額は77億ドル。足元の累計受注高は80億ドル超水準
同会チーフ海運アナリストのピーター・サンド氏は、年初時点の発注残が「250万TEUにすぎなかった」とした上で、今年の発注急増について「新たな船舶投資を積極化する船主の姿勢を鮮明に示している」と指摘した

これらは皆今月の記事である。造船受注が増えれば、船舶塗料世界2位の同社の受注が増えるのは自明である。後は原料高をうまく吸収できるかどうか、ないし、同社の塗料製品の値上げができるかどうかが問題。現在の株価は原料高で減益ということを示しているようにも見えるが、果たしてどうだろうか。今の株価はチャンスかもしれない。

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