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VAZの買い手はある大騒動の経験者でした【共同ピーアール・谷社長】|Vol.378-381

以前時事ネタとして解説させていただいたニュースについて、なんとご本人がお話ししに来てくださいました!共同ピーアール社社長である谷社長が、VAZを個人で買収した経緯とは…?
さらに、共同ピーアール社代表に就任される前に経験された「プロキシーファイト」当事者としてのかなり貴重なお話をぶっちゃけていただきました!!

▶動画の一気見はこちらから◀

ゲスト■谷 鉄也 共同ピーアール株式会社 代表取締役社長
1970年生まれ、2001年に株式会社新東通信入社、2013年から同社代表取締役社長。2015年、共同ピーアール株式会社取締役。2015年、同社代表取締役社長(現任)。2020年10月、株式会社VAZの全株式を譲受、取締役会長に就任。

聞き手■冨岡 大悟 M&A BANK株式会社 代表取締役/公認会計士 
KPMG/あずさ監査法人のIPO部、フロンティア・マネジメント株式会社でのM&Aアドバイザー業務を経て、オーストラリアに駐在。日系企業の海外進出支援、事業開発業務等に携わる。帰国後にTOMIOKA C.P.A OFFICEを開設。IdeaLink株式会社のCFOの他、上場準備会社を中心に3社の社外役員も務める。

聞き手■福住 優 M&A BANK株式会社 事業戦略営業部
中央大学入学後経理研究所にて2カ月で簿記検定2級を取得。その後、2019年春からインターンにて、ベンチャー企業から大企業まで幅広く営業を行う法人営業に従事。インターン参画後、学業の傍ら、1か月で約70名の経営者にセールス活動を行った。その営業活動にて島袋と出会い、ブティック型投資銀行でのインターンを経て、現在に至る。座右の銘は、「攻め」。


【ご本人登場!】VAZを個人で買収した共同ピーアール社谷社長が降臨!〈No.378〉



ご本人登場・VAZを個人で買収した谷社長


谷社長プロフィール
共同ピーアール社で2015年から社長を務める
広報会社・新東通信から出向
企業のPRをニュースに仕込む広報コンサルティング


VAZに個人出資した経緯

2016年:新東通信で営業協力を開始
ローカルインフルエンサーを集めたいと思っていた際に、ちょうど知人に森社長を紹介された

2018年:個人での出資を実施
最後の資金調達時に出資を依頼された
人材ビジネスへの参入計画も評価して、出資を決意 

旬を迎え、勢いにのっていたVAZ社
大手プロダクション・TV局・広告会社など、そうそうたる企業からの出資を受けていた
新しい領域に強いことも魅力的だった

2020年:谷社長が個人で買収
トラブルが続き、赤字状態なので、いち株主として心配していた
そのままでは潰れそうな状況で森社長から支援を求められ、決断


他の株主の協力も得ながら、関係回復に取り組む
買収というよりは、筆頭株主としてクリエイターなど内部の関係回復をしている



【実はある大騒動の経験者】一株主だった谷氏が代表に就任するまでの顛末〈No.379〉


谷社長の経歴でかなり気になることが…

PR業界の老舗・共同ピーアール社
東京オリンピックの頃に創業
創業者の大橋氏はPR業界の天皇とも呼ばれたが
トラブルもあり、のちに社長を退任

株主としてテコ入れをしたかったが……
新東通信の社長時代に、第3位の株主・ADKから株を買収
業績が悪化し、役員を送り込みたかったが通らず

創業者の息子も説得し、筆頭株主になっても……
創業者の息子も説得し、20%買い増して筆頭株主に
5億円の赤字が出ている中でも、提案は聞き入れられなかった


そして至ったのが『プロキシーファイト』

騒ぎになりがちな買収、『プロキシーファイト』
株主と経営者の間での委任状の争奪戦
大塚家具の件でも有名、なんと株主総会も同じ日だった



【貴重すぎる】プロキシーファイト当事者による経験談〈No.380〉


『プロキシーファイト』生々しい体験談

やりたくなくても、やらないわけにはいかなかった
騒ぎになり、叩かれるリスクもあるためとにかく反対されたが
やらずにつぶれるわけにも、やって負けるわけにもいかない
絶対に勝つため、命を懸けてやった

株主一人一人を訊ねる「選挙活動」がスタート
30人体制で、上位株主から一人一人に話をしようと奔走
逃げる人もいたが、多くの株主は同じ心配を抱えていた

現VAZ社長の小松氏がプロキシーファイトを支援
おそらく勝てる見込みだったが、定数不足になる可能性も
小松氏に薦められ、念のため動議を出す形をとった
小松市はなんと3度のプロキシーファイト経験者!!


株主・創業者との約束を果たすために経営している
今も、賛同してくれた株主の期待に応え
創業者とした約束を果たすために経営している

こんなに大変なこと、マネーゲームならやらない
株主側は乗っ取りの印象が強く、20%獲得するのも大変だった
役員として入ったが、よりコミットが必要と判断し、会長に


プロキシーファイトの緊張感は半端じゃない
 ※限定公開…詳細はこちら



【DX化の波】コロナによるPR業界の変化〈No.381〉



2018年の中期経営計画、コロナを受けてどう変えた?


むしろコロナでやるべきことが明確化された
デジタル化、業際化を進める必要が高まった
広告業界とPR業界の垣根をなくしていく機運が高まっている


PR業界のニーズの変化
月額制のコンサル支援のニーズは変わらないが、記者会見など人が集まるスポット案件は減少
一方、オンライン記者会見といった新しいニーズも


DX化はいろんな側面に必要
まずは既存のリアルなコミュニケーションへの活用
そしてバックオフィス、その先に事業そのもののDX化


2021年の目標はリブランディング
ロゴやブランドブックだけでなく、事業そのものの変化も必要
そのための強力なパートナーがVAZ


VAZは3つの軸で展開
①クリエイタープロダクション
②自社のメディアの充実
③企業のオウンドメディア運営支援






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