まば星日記_2024/03/20 春分(宇宙○旦ですね)

お星様を読み始めて、占星術の中高生向き記事。

春分(宇宙○旦)について

Wikipedia「春分」項

私の説明より詳しくてよくない?と思ってよくWikipediaを貼りますが、春分を自分の言葉で言うなら「(天文的に)真冬と真夏のちょうど半分」でしょうか。
他サイトを見ると意外と表現バリエーションがありました。暦生活さんでは「昼の長さと夜の長さが同じになる日」と書いてあります。天文学サイトでは多くが「天の赤道が黄道より北に通過する日」とありますね。全部同じ日の同じ瞬間のことを言っているのに、違う話のように聞こえるマジック。
よく考えたら、ちょっとわかりづらいかも?

地球にとっての真冬と真夏は冬至夏至ですが、実際に人が地表で真夏真冬と感じるには時差があります。
この(宇宙とずれていて)人肌に合わせた季節ピークの方が、エンジェルズゲート、ブルズゲート、ライオンズゲート、イーグルスゲートの不動15度のゲート話
対して、体感的な季節ピーク話ではなくて「宇宙での天体同士の位置関係」の方が、冬至、春分、夏至、秋分で、活動宮0度入りの話。
天文の話なので「宇宙○旦」なのでしょうね。

西洋ではよく牡羊0度を基点とします。元々占星術は天文学と一体だったので、天文学的な位置指標と占星術的な位置指標が完全同期で、そのため一年の起算は何かと牡羊0度が基点になります。
そしてこの牡羊0度通過の瞬間は、今や地上で生活する私たちの時間や季節を測定する世界時間の基準となっていて、その担う意味が大きいものです。それが現代の春分です。

少し気に留める情報は…
日本のニュースで流れる「春分の日」は、国立天文台で決めて発表している点。
国外基準は世界協定時(UTC)←海外渡航への飛行機やホロスコープ作成アプリでも出てきますね!の話になります。グリニッジ標準時の後継時刻システムです。「ここより9時間早く時刻が進んでいる国」という数え方が、日本時間の「+9h」の意味。
当然、特定の瞬間に着目したイベントなら日本時間で日付が違うこともあるわけで、そうした微調整を日本では結局どうする?と決めて発表するのが国立天文台になっています。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

春分の話からちょっと逸れて、脱線話。時間の話。

なお、各国の時間について資料に改めて目を通すと興味深かったです。当然、ざっくり見るとだいたい日照時間とその国の時間には関連性が高く生活がそこ基準に回りますが…、細かいところをちゃんと見るとその国の太陽の日照時間とその国の時間システムが必ず日本人の思う時刻感覚で連動しているわけでもない点。
わかりやすいのはオーストラリア。日本の東北はメルボルンとほぼ同タイミングの日照時間になりますが、地域が採択している生活時間で数えると1時間差になります。さらに今はサマータイム時間なので、日本と2時間も生活時差ができています。(10〜4月まで)
ほぼ仙台付近と同タイミングで日が昇って沈む日照時間の日に。
これは実際、陸続き地域でも同言語文化圏でもないから気にしてないけれど、天文的にどうか?と思うと、とても不思議なこと。

実用面から見て、たまたま日本は南北に長い陸地で国土も大きくなく、実際の日照時間も東西端で2時間ほどしか違いがない上にほぼ単一言語なので奇跡的に時間の採択に悩まなくていい国。ただし他国はそこまで条件は揃っていません。ではどうなっているか?と確認すると…興味深い話も。
○ 中国はあんなに東西に広いのに、国の時間を1つしか設置していない。
 ○ 一方でロシアは東西10地域別に、国内時差を設置している。

What…?君たち?と思いました。
バレエ団やオーケストラ所属して西洋文化圏からロシア中国に行き来する生活の方ならいやでも気になりますね?
なお中国は東西の経度差は60度近くあります。60度…(・Д・)だいたい2サイン分くらいとすると4時間ほど実際の日照時間にズレがある。この点は以下の記事が出てきて大変参考になりました。

最後まで読むと、結局、以前は時差がありました。やはり不便じゃ…という点が気にならずにはいられないお話。
中国で60度=約4時間分はある地球上の日照時間のズレを実際どう生活で対策しているのでしょう。現地の方の声を聞いてみたい。都会が地方に生活を合わせるより田舎が合わせる方が大変だと思うので。(新疆ウイグル自治区のあたり。西端)
ーーーーーーーーーーーーーーーー

そして再び、春分の話に戻ります。

春分の日がちょっとずつ変わるのは一年=地球の自転の調整ですが、その半端な時間は結局どう処理されているの?という点をこちらの国立天文台の質問コーナーが平易に回答をしていました。( https://www.nao.ac.jp/faq/a0302.html
このへんを、改めて深追いしてみたいと思います。

以下、上記サイトの内容を引用。
「地球が太陽のまわりを回る(公転)のにかかる日数は365日ちょうどではなく、平均すると約365.24219日です。これは時間に直すと365日と6時間足らずの端数があることを意味します。言い換えれば、地球は太陽のまわりを365日と約6時間かけてちょうど1回転し、元の位置に戻ってくるということです。(春分点を通過してから次に春分点を通過するまでにかかる時間の平均が365.24219日です。厳密に言うと、春分点は星空の中を移動していますので、星空に対して地球が太陽を1周する時間を考えると365.25636日となり、春分点から春分点までの時間とは違います。しかし、季節と一致するように1年の長さを決めるときには春分点を基準にしますので、普通に「1年の長さ」と言ったときには、365.24219日のほうを指しています。)」

子ども向けに専門用語使わず語るとむしろ解りづらい。そこで位置と定義を確認しました。占星術を嗜む大人向け明快さを追求するなら。

1、季節の1年(太陽年) → 約365.24219日
  主に考慮されるもの:地球の公転  ー  春分点移動(歳差)
  ・これが、私たちの毎年祝う、通称:宇宙○旦のほう
太陽年が何日かと覚えるより、理屈上での理解としては、「実は公転一周してない」ことが衝撃ですね。チャートを思い出すとああそうかと思いつつ。

2、恒星の1年(恒星年) → 約365.25636日(20分くらい長い)
  主に考慮されるもの:地球が公転軌道を一周して、同ポジション
  ・星空ウォッチングする人には、超大事!
  ・同じ恒星を、同じ季節に、同じ時間で、同じ位置に見られる周期。

キミは今、同じ季節の同じ太陽を感じたいのか?→1太陽年
それとも、同じ季節の同じ星座の星を見たいのか?→1恒星年

人の感覚としてはさほど変わらないけれども。

歳差の項目にあるこの一文が、春分から春分までの定義にも関係してきますね。(以下)

抜粋「歳差の周期は約25,800年(正確には25,772年)である。このため、太陽年(回帰年)は恒星年より約20分24秒短い。」

25772年。360度で割って1度あたりの経過年数を出したら?と思って電卓。71.5888889年になりますね。私たち星読み一般教養としては72度が定説ですけど結構違います。この72年は?
天文学情報でも意外と数字が大まかで今でも26000年のところは多いです。精度を増すたびに短くなっていますが、徐々に計算精度が上がるのでこの書き方になったのかもしれないですね。
常に生き物たる天体の動きですから、現時点からの推測計算にはブレがあります。
さて、私たちは、数と科学を手にして、宇宙と時間をどこまで知った気になっているのかという部分。いまだに世界規模の洪水伝説が何時、何を理由に起きたのかもわからない地球人。まだ神秘のままです。万年以上の情報への信頼性は不確定要素が強いでしょうね。

これは、春分の日ということで春分について改めて確認をとったものです。
春分そのものは春に着眼点を置いていますが、一太陽年ということで言えば考慮することは他にもあるので、こちらに再び「太陽年」のWikipediaリンクを置いておきますね。


ー春分図を読むー

最後に。2024年、春の春分図。
やはりメインテーマは経済に思います。ただ従来と違いひたすら悪化ではなく、風向きが違っていて、インフレ対策の方がメイン。国内経済は現在数値の上では経済下降方向まま話を聞きますが、一方でインフレ方向へと向かうように商品価格の修正も細かな部分に散見されます。食や生活必要にコスト出て娯楽に低迷傾向あるので、自分の生活や社会活動にはそこへと手を打ったもの勝ち。
春のうちはドメスティック環境を抜けきらずに組織固め、足場固めの香りが強いですが、突破口を外の世界に求め人の助けや異文化にヒントを探すことは大きな出口への一歩になります。外界へのコミュニケーション力、伝播力は常に問われるテーマ。語学は生きる武器。
また、今の時代にマッチしている行動として、音楽など芸術も武器。天王星がいくら効いていても、その技術に何の絵を描くのか、何の音を奏でるのか、文字を綴るのか。形なきものが確かな人生を構築する時期。

発信内容には常に多数のチェックが入ります。ここは厳しく監視されているというより大衆のざわつき。マンツーマンの人的交流と違って一方通行の浅め交流が大前提なので、印象の良さ、デリカシーあったり、多く支持されていたり、包容力、刺激やショックを与えず大衆評価を得られる方が有利。
万事、公的存在感も強く、一般が押され気味ではありますけど、とはいえクッション機能はついてるので、開拓が絡むテーマがあっても1人だけがガツンと打撃を被ることはなく、関わった全員が傷みわけしたり柔らかな形には納まっていきやすいです。人の目線は多少鬱陶しい感じもあるものの、そこには役立つ情報もそうでないものも情報が多くあるので、上手に選んで活かしましょう。

ご商売などは「はいちょっとごめんなさいね〜!戦法」がよく効きそう。予め腰を低めにして、にこにこと、あーいやすみませんどうもどうも!と声に出しながらしたいことしてるスタンス。
欲や主張につながる天体が端から浄化されてる印象もあって、今までの善行貯金が高ければ高いほどバックが大きい春になりそう。特に土星強いチャートは今までの積み重ねに対してのチャンスタイムありますね。
人よりずれたタイミングで幸を受け取りやすい土星癖ですが、今回は愛情や金星などの項目でダイレクトに金星の成果が出そう。
恐れることもなく、期待しすぎることもなく、あなたがこれまでどのように金星を人と交換してきたかが表に出てくる時期。
この金星のコンディションが著しく高く、土星に向かっていくチャートは注目ポイント。
ただ、土星やリリスやジュノーなども絡みまくっていて、出どころが変わったお金の話も多いです。今まで理不尽な理由で受け取れなかった人にとっては起死回生で取り戻すチャンスもあるでしょう。ただし何となく生活していて取り返すわけではなくて、何かが起きてそこから変わった形で巻き返しとなる方もいそう。

この金星、各々にとってどう出るかは異なりますが、労働とは?お金とは?お給料とは?家庭とは?仲間とは?愛とは?…みたいなところを何度も問いかけてくるでしょう。今年一年を通じて、自分にとっての仲間も家族もお金の価値も変わってくる方もいそうです。

さて、あなたの大切なものを、再び、見渡してみてくださいね!



記事参考、リンク集。

シチズン 世界の時間
https://citizen.jp/support-jp/manual/terms/deeper_05c.html#:~:text=%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E6%99%82%E5%B7%AE%E3%81%AE%E5%9F%BA%E6%BA%96%E3%81%AF%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%B3&text=%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%B3%E3%81%8B%E3%82%899%E6%99%82%E9%96%93%E9%80%B2%E3%82%93,UTC%2B9%E6%99%82%E9%96%93%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%80%82


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?