ペダルを漕いで

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好きな人を順番に告白していくアレ、凄く凄くすげえええ嫌だ。なんで皆の前で好きな人の名前言わなくちゃいけないのなんでそういう秘密にしたほうが良さそうな事うきうきしながら言えるのなんで同じクラスのまるまる君が好きとか言えるの隣のクラスなのに休み時間わざわざ見に行く人増えるだけなのになんでなんでなんで

なんでみんな好きな人が居るの。私には居ないそんな人。居ないので適当に名前を作って「従兄弟の兄さんなんだ」って話したら誰も喰い付いて来ない寧ろ流された感じで終了した。肩透かしを喰らった感じがしたが話にリアリティが無く、殆どの子が同じクラスもしくは同じ学年もしくは同じ学校の先輩の名前を挙げていたからなんだなーと思い、皆の真摯な告白に邪魔してしまったと反省し帰り道自転車を漕ぎながらH2Oの思い出がいっぱいを歌いながら帰った。たっちゃんかっちゃん南の歌じゃないよみゆきなんだよと数年後何度も説明するとはこの後思いもしなかった。そして卒業まで二人の男子から現実に告白されるということもさらさら妄想すらせず、片手で食べられるパンはやはり棒状で中身が落ちないペースト状がベスト、コーンがのったやつだとか焼きそばパンなど論外だと勝手に買い食いベストテンを決めている有様であった。


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