耕作放棄地の、一年後。
稲を栽培しているのですか…?
と思わずにはいられないくらい
稲科の草がモリモリ茂っていたとある梅畑を
とある日から、管理させてもらうことになった。
ラブストーリーは突然に…とは聞いたことがあるけれど
梅畑は突然に。
それまでの
梅との接点といえば、
梅干しを実家からもらってお茶漬けにする時に使う くらいだった。
それが…実際に梅の木を眺めながら、わずか1年、
たどたどしくながらお世話をするうちに…愛しくなってきた。
枯れた枝を見ると、早く落としてあげないと気が痛んでしまうとか、葉っぱに元気がないと、虫がついているのかな早く木酢液をあげないと とか。
秋からはさらに、農業について学びに行こうと決めた。
さまざまな出会いで、人の人生が変化していくのを目の当たりにしてきたけれど、
まさか、梅の木に人生を変化させてもらう日が来るとは。
いつ、管理の手が離れるかもしれない梅畑。
その時にはもう、この目の前にある景色は…
だからこそ、いま、できることをできる限り。
来年はないかもしれないけれど、
いま、目の前にはちゃんとある。
梅の木から、学んだ。
もちろん、その場所を繋いでくれた方、家族、気にかけてくれる友人、ミツバチ、微生物、てんとう虫、アオダイショウ。
心から、有難い。ありがとう。
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