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【WBC】予選ラウンド展望(プールA)

みなさんこんにちは。
いよいよWBCまで3ヶ月を切ってきました。
そこで、今回からは予選ラウンド(プールA~D)についての展望を述べていきたいと思います。
まずはプールAから。

◆大会概要
日程:2023 年3月8日(水)~19(月)
会場:台中インターコンチネンタル野球場(台湾)
参加国:チャイニーズ・タイペイ、オランダ、キューバ、イタリア、パナマ

↑試合日程詳細についてはこちらから

ここからは出場国別に戦力分析をしていきます。 

①チャイニーズ・タイペイ(台湾)

◆戦力:C+
◆一次ラウンド突破(予想):30%

チャイニーズ・タイペイは台湾系アメリカ人のメジャーリーガー、コービン・キャロル(ARI)とスチュアート・フェアチャイルド(CIN)を代表へ招集していました。しかし、11/17付で台湾メディアが二人が代表招集を断ったと報じました。

今大会は国内組+NPB組を中心とした形での参戦になるのかと思われます。NPBからは、王柏融(日本ハム)、呉念庭(西武)、張奕(西武)、宋家豪(楽天)らの選出の可能性は大いにあるでしょう。

唯一のメジャーリーガー張育成(FA)は、BOSからノンテンダーFAとなっており、出場は不透明です。元メジャーリーガーの林子偉(NYM傘下)は出場を明言しています。ホームでの戦いとなりますが、地の利を活かせるか、2013年大会以来の二次ラウンド進出をまずは目指すこととなりそうです。

②オランダ

◆戦力:B+
◆一次ラウンド突破(予想):55%

長年オランダの4番を担ってきたバレンティン(FA)がこの大会を最後に現役引退の意向を示しています。

過去2大会(2013年、2017年)はベスト4進出。今大会もオランダ領キュラソー島出身の選手が中心となりそうです。今大会は初の決勝進出、そして優勝を目指すこととなりますが、戦力的には若干苦戦を強いられそうに思います。過去2大会を引っ張ってきた選手に代わる若手が思ったほど出てきていません。
今大会も中心となるのは、バレンティン(FA)、スコープ(DET)、ボガーツ(BOS)、グレゴリウス(FA)、アルビース(ATL)といったところでしょう。投手陣は国内リーグ、MLB傘下、メキシカンリーグの選手が中心となりそうです。抑えはやはりジャンセン(BOS)となりそうですが、前回大会同様アメリカラウンドからの出場という可能性もあります。
戦力的にはAとしたかったところですが、頼みの綱であった野手のライナップが前回大会とあまり変わりそうにないこと、投手陣で若干苦しみそうであったことからB+としました。

③キューバ 

◆戦力:B+~A
◆一次ラウンド突破(予想):70%

赤い稲妻の復活となるのでしょうか。ここ2大会はともに二次ラウンド敗退と苦しんでいます。これまではメジャーリーガーは亡命組ということで代表としてプレーできませんでした。しかしキューバ野球連盟が今大会メジャーリーガーの参加を承認したのです。

まだどこまでの選手が参加をするのか未確定な部分は多いですが、現時点でヨアン・モカンダ(CWS)とルイス・ロバート(CWS)らが参加の意思を表明しています。また、NPBからはモイネロ(ソフトバンク)、デスパイネ(FA)、マルティネス(日本ハム)、マルティネス(中日)、ロドリゲス(中日)らの選出が予想されます。そこにMLB組が加わるとなれば、一気に優勝候補まで上がってくるかもしれません。アルバレス(HOU)、アブレイユ(HOU)が加わるとなれば超強力打線がとなります。

④イタリア

◆戦力:A
◆一次ラウンド突破(予想):80%

イタリアはイタリア系アメリカ人の参加が可能な為、多くのメジャーリーガーが参加予定です。

投手:フェスタ (SEA)、マルシアーノ (SF)、パランテ (STL)、スタンポ (ARI)
捕手 :フリシア (PHI)、サリバン (SD)
内野手:フレッチャー (LAA)、ロペス (KC)、パスクアンティーノ (KC)
外野手 :デルジオ (STL)、フレッチャー (ARI)
ユーティリティー :ハガーティ (SEA)、マストロブオニ(TB)

マイク・ピアザ監督は上記13人の参加が確実と発表しています。加えて、マンシーニ(HOU)、ロマノ(TOR)、スタッシー(LAA)は参加表明しており、恐らくスターターに入るでしょう。ニモ(NYM)、リゾ(NYY)は過去WBCにも出場経験があることから、今大会の出場も可能性は高いと考えます。
2013年大会以来の二次ラウンド進出、そしてベスト4以上を目指すことになります。個人的には、キューバ、オランダを差し置いて1位で通過しても全くおかしくないと思います。LADで活躍した野茂氏と現役時代にバッテリーを組んでいた、マイク・ピアザ監督率いるイタリア代表。今大会の台風の目になりそうな予感です。

⑤パナマ

◆戦力:B
◆一次ラウンド突破(予想):45% 

9月に行われたWBC予選では、ブラジルを4-0で下し、2009年大会以来の本戦出場を決めました。

今大会は複数のメジャーリーガーも参戦予定となっています。今季PHIで活躍したソーサが同国での出場を希望。既に、バリア(LAA)、ローレンス(COL)、ベタンコート(TB)、カマルゴ(前PHI)が出場内定となっています。予選を勝ち上がった勢いで激戦のA組を勝ち抜くことができるのでしょうか。

◆順位予想

1.イタリア
2.キューバ
3.オランダ
4.パナマ
5.チャイニーズ・タイペイ

写真:https://www.wbc2023.jp/schedule/ より引用




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