見出し画像

【TOR】Alejandro Kirkの魅力について語る

トロント・ブルージェイズの正捕手であるAlejandro Kirk(アレハンドロ・カーク)。2020年9月にメジャー契約を結び、数試合に出場。2020年のプロスペクトランキング(40人)では8位にランクインしていた。2021年は60試合の出場、そして2022年シーズン、139試合の出場で打率.285、OPSは.786の成績を残した。TORのクリーンアップを担うことも多く、「打てる捕手」として初のオールスターにも出場した。オールスターファン投票(ア・リーグ)では、アーロン・ジャッジ(NYY)、マイク・トラウト(LAA)に次ぐ3位となり、捕手部門1位で出場した。

2016年にブルージェイズが彼と契約できたのは偶然だった。前年、ウラジーミル・ゲレロ・ジュニア(TOR)の契約に390万ドルも使ってしまったことで、MLB機構からペナルティを受け2016年は国際選手の獲得に30万ドルまでしか使えなかった。
スカウトは、アメリカの国境に近いメキシコのティファナのチームを視察。そこでお目当ての選手とは別に背の低いずんぐりした捕手を見つけた。金額は3万ドルで、2万2500ドルがティファナの所属チームに行き、本人が受け取った契約金はわずか7500ドル(約102万円)だった。

そこから4年。2020年にメジャー昇格を果たし、2022年にはオールスター出場という夢を叶えた。メジャーリーガーとしては珍しい体型。しかしそれも魅力の一つでありファンから愛される理由だろう。今季16勝をあげた、アレク・マノーア(TOR)とのバッテリーも抜群であった。因みに、MLB中継解説員の小早川毅彦氏もこのカークに注目していると発言していた。WBC、そして来シーズンは、改めて注目していきたいと思う。

写真:https://www.bluebirdbanter.com/platform/amp/2022/7/4/23194314/blue-jays-mid-term-report-card-alejandro-kirkより

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?