中国とか。。。
ヒマに任せてここしばらくAmazon プライムで中国のドラマを観てた。清朝の中国が舞台の商家の話。
そもそも中国にはあまりいい印象は持ってない。持ってないが、それって中国共産党に対するものなんだろうって思う。いや、観光地で傍若無人な振る舞いをする彼らにも眉をひそめるし、反日感情で日本の国旗を踏みつけられると腹が立つ。それなのに、わたしを惹きつけてならない一面も持つ国が中国なのだ。
ろくに学校の勉強もせず遊び歩いていたので、歴史には疎い。多分人並み以下の知識しか無いんだろうと思う。大人になってから仕入れた知識もきっと偏ったもので、中国は困った国だとかなんとか。。。チベット問題とかウイグル問題とかどなのよ???
にもかかわらず、彼の国の文化や文明にはやはり一目置かずにはいられない。
わたしの中の中国は、腹立たしかったり歴史で習うような国である他に、例えば蘇州の景観であり、美しい刺繍や衣装であり、お茶の文化であり、書であり、豊かな食文化であり、美しいインテリアであり、伝統の京劇であり、人々のエネルギーとたくましさである。
ま、とりあえずはシノワズリ的なインテリアは大好きだし、マオカラーのシャツはわたしによく似合う。
で、なんとなく見始めた中国ドラマ。んまー、んまー、そうか、そこでそう来るか!同じ東洋人であっても思考はこうも違うのだと改めて思い知る。
同時に、人としてそうだよね〜!と同感する部分も多々ある。
ストーリーのみならず、衣装に、小物に、背景に、いちいち感心したり納得しながら全話見終わる。なるほどね〜。。。。
人って遠くのことには寛大であるが、隣のことはいちいち気に触る。日々の暮らしもそう、国際関係もそう。ましてや見た目があまり変わらないのに行動や思考が己と違うと反感を抱く。金髪碧眼なら諦めるのにさ、外人だもん、しょうがないって。。。
ここ最近、中国から謎の小包が届いているそうである。中身は謎の種で、意図は不明、決して開けるな、蒔くな、捨てるな、燃やすな、危険だから送り返せとネット界隈では喧しい。何かの意図でわざわざ送料を掛けて送りつけてくる、数撃ちゃ当たる的な感じで送りつけてくる。いつか誰か一人ぐらいは植えるかもしれない、そうやって送ってくる。すごいな。。。そういう発想は日本人には無いだろう。
誰もがせせら笑っていた南沙諸島の埋め立てだって、いつに間にか立派な基地ができている。辛抱強いんだ、彼らは。
腹立たしいことも多々あるが、なるほど感心することも多々ある。
だからどうってことじゃない。ただ、そういうことなんだってこと。
すぐにカッときて喧嘩っ早くて、そしてすぐ忘れる江戸っ子とは訳が違うってことよ。義理と人情のお涙頂戴の日本人とは訳が違うってことよ。良いも悪いもない。ただ違うのだ。
さて、世界はコロナ騒ぎを皮切りにグルングルンと動いてる。もう今までの当たり前が通用しない世界になるんだろう。どうなるのかな。
それでもわたしは猫らに餌をやり、子の介護をし、飯を炊き、ビールを飲む。そして、つぎはなんの映画を観ようかと、Amazonプライム・ビデオの中を徘徊しているのだ。
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