エコキュート壊れた!銭湯に通う毎日4カ月目

なんと今の住まいに越してきて、ちょっとした時事ネタである、給湯器の品薄問題に見事に巻き込まれてしまった。

我が家のエコキュートが壊れて、かれこれ4ヶ月以上お湯が出ない状態で暮らしている。毎日銭湯通いである。本日時点、入荷の目処が立っていない。幸い時間の余裕だけはあるからよかったけれど、正直コスト的にはまあまあ痛い。早く入荷しないかなあ。


ということで、住宅設備の話、それも、壊れる前に買い換えた方がいいかもよ・・・という話です。



【Xデーはわりと突然来る】

今私が住んでいる家は、生前の父の家だ。実質実家に住んでいるような状態で、大変ありがたいことだ。ただし、賃貸住宅ではないので、当然だが住宅設備に何かトラブルが生じたら、自分達で対処する必要がある。

この家、父が亡くなってから去年の夏に私が使わせてもらうようになるまでの1年弱の間、実質空き家状態であった。家は住む人がいないと荒れてしまうというけれど、もしかしたら若干はそういう影響もあったのか、私が入居した当初から、お湯の出が悪いなとは思っていた。


そんな11月のある日、風呂に入ろうとしたら、待っても待ってもお湯が出ない。

えぇ・・・と困り果てて、急遽近場の銭湯を調べたら、あった。

こんな湾岸の街にもあったよ、昔ながらの地元に根付いた銭湯が。

とりあえずその日は銭湯に駆け込み、事なきを得た。




【原因調査】

翌日以降、コストを負担し合う家族と早速相談しつつ、原因調査と復旧方法について検討を開始。


まずは管理会社指定の出入り業者さん、すなわちメーカーの人に来てもらって原因の確認。

そうしたら、どうやら指定の温度になるようにお湯と水を混ぜ合わせるための制御弁、つまり部品の劣化が原因らしい。

本来であれば部品一つの故障なので、その部分だけ交換できれば修理完了となるところ、あいにく約15年前の機種なので、部品含め製造終了してしまっているそうだ。遅かれ早かれ、全体の買い換えが不可避とのこと。

なんでも、最近このマンションでの給湯器の故障が頻発しているらしい。築15年を前に、住宅設備の寿命かもしれない。





【どうやって修理する?】

で、次に、じゃあどうしたらいいのかとのこと。提示された選択肢は二つ。


1、このままメーカーでの修理を依頼する。メリットは、入荷を待つ間に他の世帯で交換要となった筐体が出たら、そこから我が家で故障しているパーツを調達して応急処置をするという柔軟な対応が可能であること。デメリットは、高い。


2、普通の家電量販店で新品を発注する。メリットは、安い。デメリットは、11月時点ですでに給湯器の品薄が深刻であったので、おそらく3ヶ月以上は待つことになるであろう、とのこと。メーカーのような柔軟な応急処置は不可。


ふむふむと話を聞き、検討の時間をもらい、家族と報連相の上で、早速家電量販店へリサーチに。

メリデメどちらもあるけれど、検討の結果、後者の家電量販店発注とした。その心、まずはメーカー交換とのコスト差額が20万円近くあったこと。数ヶ月銭湯通いをするとしても、その分の費用の方が安いと踏んだ。(回数券利用の場合の入湯料とドライヤーの使用料で1日480円、月のうち25日銭湯利用、あとの5日が銭湯使えず他の手段を取ったとしても、計算的にはペイするはず。)それから、部品調達はあくまでちょうど都合のつく筐体が調達できれば、という条件付きなので、確定ではない。


本日時点で入荷の目処が立たぬこと、銭湯以外の手段を取るときに案外金がかかるという問題から、若干雲行きが怪しくなってきているものの・・・一応そういう合理的な算段をしたつもりで、有楽町ビックカメラにて、ご発注。




【築15年過ぎてるなら、エコキュート買い換えておいた方がいいかも!】

もしご自宅がオール電化であり、築15年近く経っているのであれば、お湯の出と流通情勢を見つつ、先手を打っての交換を検討された方がよいかもしれない。別に回し者じゃなくて、ほんと、この品薄で一回壊れるとまあまあ大変だ。たまたまプー太郎だから銭湯通いもそれなりに楽しんでいるけれど、正直毎日仕事帰りに銭湯に行く生活を想像すると、ちょっとハードだ。




【余談、銭湯は好き】
余談だがなんだか私は地元の銭湯というものが好きで、住む先勤める先のエリアで渋い銭湯を探しては時々通うことをしていた。なので、突然お湯が出なくなった時の対処が比較的スマートであったろうと自負している(どんな自負だ)。ささやかな趣味に救われた。しかし生活インフラとして銭湯に通うのは初めて。毎日のことなので月極ロッカーも借りて、地元のおばちゃま方に紛れてほとんど毎日入浴しに行っている。本来であれば3月末でロッカーは解約するはずだったのに、入荷が遅れてまた更新してしまった。シャンプーも何本目だ。


銭湯の中で沢山の裸を見ていると、進撃の巨人を思い出す。滑らないように注意してゆっくり洗い場を行き来するおばちゃま方が巨人に見える。私も巨人の一人。


昼間の時間帯に行くと、私が心密かに「ボス」と呼んでいるおばちゃまが入浴しに来る。このおばちゃま、大変によく周りを見ておられるので油断できない。なかなかこう昼間の銭湯というのは野性的な独特のパワーバランスで回っていて、おばちゃま方が巨人に見えたりあるいはニホンザルに見えたり、色々だ。


当初は昼間の銭湯に結構行っていたけど、おばちゃまならまだしも、本来現役バリバリっぽい年齢の私が毎日昼間の銭湯に行くと、だんだんとちょっとわびしい気持ちになってくる。番台のお母さんにもちょっと心配される。そんなことで、最近ではなんとなく夜の時間帯に足が向くようになった。



日々の話題に事欠かないな。早く入荷しますように。

お湯が出るようになったら、猫を洗おうと思う。

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